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詩「立浪草」


一目、貴女を見た瞬間ときから
隙のない乾いた心に紫色の花が咲き誇った

その花は、凛とした貴女の立ち姿に似ていた
こんな事を言ったら
貴女は、怒るかもしれないね
余計なお世話だと一蹴するかもしれないけれど
貴女をただ守りたいと初めて思った
心の底から

(例え、今日が最後の日になろうとも、僕は必ず先手を打つ…。)

立浪草は、風に揺られてざわめき立つ
己の完璧な思考も
圧倒的な黒の前では
無に等しいのかもしれない
だけど
姿を変えても
言葉でも
貴女を守るよ
この命の全てを懸けて

(例え、一人身を焦がしただけだったとしても…貴女に疎まれた時の瞳ですら、愛おしく…。)

その為に生まれてきたのだと信じているから

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