はじめに

　オタクなカードゲーマーなら一度は考えたことがあるんじゃないだろうか。"推しのデッキ"を。かくいう私もバトスピをしていた時はデスティニーガンダムをこすりまくっていたものである、そして今マジックザギャザリングにたどり着いている。
　mtgは推しを"イメージ“したデッキを作るのに向いていると思う。30年を越えるプールはありとあらゆるカードを抱えているし、それらはあまりキャラクター性が強いものではない。<戦隊の鷹>と<きらめく鷹>を入れたデッキを「福岡ソフトバンクホークスです」といわれてもまあまあ納得できる。
　そういうことでここは一つ、mtgの懐の広さに甘えて「推しのデッキ」を作ってみます。

推しの紹介

　今回デッキにしたい推しは「博衣こより」

　私のこれまでのmtg記事を読んでくれている方は「猫又おかゆじゃないの？」と思われるかも知れない。いやもちろんおかゆも大好きなのだが、彼女は私の脳内に住んでいてデッキ構築のアドバイスをくれるので記事に登場しているだけで、本命の推しは博衣こよりなのである。

　軽く博衣こよりについて紹介しておこう。彼女はホロライブ6期生、holoXに所属するバーチャルYouTuberである。

　まず目につくのはウェーブがかかった長いピンチの髪だろう。そこの頂点にあるアホ毛とケモ耳のこのかわいさたるや。配信の時にはこの耳がピコピコ動いていてもうたまらんのです。
　そしてこの服装。研究者らしく白衣こそ着ているがその下はノースリーブかつへそだしのシャツ。なんていうかこう、防御力が高いところと低いところのメリハリがある衣装ってとてもいいですよね。あとこのゆるっと巻いたネクタイが曲者で、ちょうど先端がおへそを隠す位置に来るのでおへそが見えそうで見えないという絶妙なチラリズムなんですわ。
　彼女は去年２つ目の衣装として水着パーカーの服装もあるのですが、こっちもなかなかふわふわしたショートヘアとセクシーなボディラインがこれでもかと魅力的に表現されていてもうマジで好きです。

　モフモフのしっぽもいいですよね。本人はしっぽを触られることを非常に嫌がりますが、それがまた良くて。思うに人外少女の良さってこういう「人間とは（身体的、文化的に）違う部分がある」っていうところなんですよね。ただ耳やしっぽが生えているだけでなく、それが原因でさらに生活や文化の違いなどが表現されると「あ～、たまらん」ってなる。
　そんなこよりの一番の特徴は何といってもその配信量の多さでしょう。2023年の総配信時間は何と約1914時間。単純に365日で割ると１日５時間ほど配信していることになります。それも何か同じ内容に固まってしまっているなんてことはなく、ゲーム以外の企画系配信や朝活もあり全く飽きの来ない内容になっている。もちろん配信自体もとても面白く、可愛らしい声で喜んだり、若干センスのずれたギャグだったり、ゲームで失敗したときの叫び声だったり本当にいつまでも見てられるんですよ。
　個人的な感想ですが、この配信頻度の高さとその規則正しさ（ほとんど毎日19時~か22時~配信している）が見やすさにつながっていると思うんですよ。Vtuberを推していると起きる問題の一つに「（私生活との兼ね合いで）配信を思うように見られない、思うような推し活ができない。」というのがあると思っているのですが、こよりに関して言うと「そもそも配信を全部見るなんてまず不可能」なので自然と「見たいものを見たいときに見たいだけ見る」という習慣がついてったのだと思います。そしてこれを可能にしてくれているこよちゃんには本当に感謝しかありませんね。
　そして最後に「歌」についても少し話させてください。こよりは活動のなかで歌を頑張っていきたいというのは何度も語っていて、その通りにオリジナル曲をいくつも発表しています。そんなにめっちゃ歌がうまい！という感じではないのですが、一生懸命に思いを込めてでも楽しそうに歌っている姿をみると胸がいっぱいになります。自らも作詞に挑戦した「Tear-Gazer」はそんなこよちゃんの気持ちがまっすぐに伝わってくる素晴らしい曲です。少しでも興味を持ってくれた方は先日の誕生日ライブを見ていただけると幸いです。

デッキ構築

　そんな博衣こよりはコヨーテの女の子。コヨーテはアメリカ原産の哺乳類で狼と狐の間といった雰囲気。残念ながら日本には現在、動物園を含め１頭もいないためなかなか見ることはできないがアメリカではメジャーな動物のよう。早速コヨーテなカードを集めてみましょう。

ー終ー