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私のnote史上、一番泣かされた小説:Raccoon of the north sea(北海のアライグマ)さん【光男】

頭から離れません。昨日、何気なく読み始めた小説に涙を絞り出しました。
Raccoon of the north sea(北海のアライグマ)さんの【光男】という小説です。

この小説の主人公・光男と、【知られざるアーティストの記憶】の彼が「似ている気がする」と言い出すと、「バカか!」って言われそうですが。

そう、生き方も性格も違うのですが、「現世で人と関わって生きられなかった」ことと、その妖精のような純粋性に共通性を感じずにはいられません。

光男のような、誰からも見向きもされない人の美しさをこそ、私は書いていきたいのだったと思い起こさせてもくれました。

光男を一人の人間として見つめ、付き合い、その死をもって彼の美しさを感受することができたたった一人の山本という目線があったことに感動します。この目線があることで初めて物語は生まれるのですね。
光男の最後の生きざまは、たった一人の山本へ向けたメッセージだった気がしてなりません。


Raccoonさん、あまりに感動しちゃって、お断りなくご紹介してしまいました。不都合がありましたらお知らせください。
素敵な小説をありがとうございました。*

※ヘッダー画像にはさんの写真を使わせていただきました。


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