春の中のうた

未来への光を音楽に
孤独なきもちはやさしさに
言葉で理想を語るのは
いつだって容易いこと
でも頭の中で出来ても
現実では難しいこともあるよね
生きていたら 暮らしていたら

私達はロボットじゃないから
私達は機械じゃないから
私達は… 私達は…
歌いはじめた
春の夜のセレナーデ
この一部屋だけに
響いて消えた

あの娘の仕草はとてもキュートで
君にも見せたいくらい
かわいいんだ
おろしたてのスニーカーは
あの日見たにじいろよりも
あざやかな色をしているよ
けやきの老樹からもれた
こもれびこの頬を
包み込むよ

なんとなく愛しくなって
どことなく好きな口癖
咲きました 咲きました
蓮華の花が野原に
洋々と咲きました

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