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ytv漫才新人賞 ROUND2


はじめに

関西の読売テレビで行われるytv漫才新人賞決定戦のファイナリストを決めるための選考ROUND2回目が、11月5日にオンエアされる。9月に行われたROUND1では、芸歴5年以下のぐろうとハイツ友の会が決定戦進出を決めるという波乱の幕明けで始まった今大会。そして今回のnoteにも、ROUND2で筆者が個人的に注目しているコンビを挙げていこうと思う。

1.常連3組(ドーナツ・ピーナツ、たくろう、天才ピアニスト)

前回のROUND1にて上位通過本命と多く予想が挙がっていた常連組。前回大会準優勝のドーナツ・ピーナツ、ROUND1 3位のたくろう、THE W女王の天才ピアニストの3組。ドーナツ・ピーナツとたくろうはラストイヤーとして有終の美を飾りたいところであり、天才ピアニストは前回大会直前棄権の雪辱を果たしたいところだろう。残り2回ある選考ROUNDで決定戦進出を決めることができるのか注目である。

2.チェリー大作戦(前回大会敗者復活枠)

前回大会では選考ROUNDで敗退するも、その会から始まった敗者復活制度にて復活を果たし、決定戦進出を決めたチェリー大作戦。チェリー大作戦はボケのねんど(旧芸名 鎌田キテレツ)(NSC大阪37期)とツッコミの宗安(NSC大阪36期)から成る先輩後輩コンビで、宗安が個人で芸歴10年目を迎えることから今大会がラストイヤーである。最近ではネタ以外でも、キテレツが‘‘ねんど’’に改名したり、M-1で話題になった女子小学生コンビ『ラブリースマイリーベイビー』の初コラボ相手になったりと何かと話題のチェリー大作戦。ラストイヤーの今大会はストレートで決定戦進出を決めるのかが注目である。

3.ROUND1通過2組の同期たち(タイムキーパー、マーメイド、空前メテオ)

選考ROUND1では、ぐろう(芸歴4年/NSC大阪42期)が1位、ハイツ友の会(芸歴5年/NSC大阪41期)が2位で決定戦進出を果たした。この結果を受けてさらに火が着いたのがこの2組の同期たちだろう。
まずはハイツ友の会と同期であるタイムキーパー(まついあきら・ひでき)。タイムキーパーはNSC大阪41期コンビで初めてM-1グランプリ準決勝に進出を果たすなど、大阪41期の代表格とも呼べる存在でもある。筆者は直近で2回タイムキーパーのネタを劇場で拝見したが、どちらもネタもかなり仕上がってた。仕上がってる分今後の選考ROUNDの結果が楽しみである。
そして、1位通過のぐろうと同期の2組。
ROUND1では決定戦進出を逃すも、上位入りを果たしたマーメイド(田村境佑・テクニック。)。年の差コンビではあるものの、お互いNSC入学前からお笑いに励んでおり、既にいぶし銀の風貌が観て取れる。その風貌と勢いでぐろうの2人に続くことが出来るのか。
もう1組は今大会ROUND2のダークホース的立ち位置にいるであろう空前メテオ(茶屋・大門正尚)である。NSC在学中にM-1グランプリ3回戦まで進出(1回戦はナイスアマチュア賞を受賞)。以降も2020年を除いて2021、2022、そして現在行わてれる2023でも3回戦まで進出している。茶屋が繰り広げる独創性かつ哲学的なネタ展開が持ち味であるコンビ。そのスタイルで下剋上を起こすことが出来るのか要注目である。
ちなみに、初見の人は‘‘くうぜんメテオ’’と読んでしまうかもしれないが、正しくは‘‘くうまえメテオ’’である。筆者も知った頃は前者のくうぜん読みだと思っていた。

終わりに

今回の投稿でも、12組中特に注目のコンビに焦点を当ててまとめてみた。先々月のROUND1にてぐろうとハイツ友の会が決定戦進出を果たすという大波乱が起きたということは今後の選考ROUND、ならびに来年以降のytv漫才新人賞でもそのようなことが起こり得ると考える。そうなるとますますお笑い界は新時代に突入していると言えるだろう。5日のオンエアが非常に楽しみである(筆者は東京在住なのでTVer視聴)。

ROUND1の記事はコチラ↓
https://note.com/cute_coyote94/n/n3b02a31ecd49?sub_rt=share_b

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