タイのＢＬドラマ『Cupid's Last Wish』を見ました。毎度タイのＢＬドラマの話ですみません。でも聞いてください。

Cupid's Last Wish めちゃ良かったです。なんで誰も教えてくれなかったの、、、？ねえ、、、なんで、、、？？？誰かおすすめしてくれてもよかったじゃん。。。

皆だいすきあすみく作品です。別に私あすみく好きとかでなく、むしろ、千星物語あんまりハマらなくて魅力がわからなかったんですよね。アースとミックスはかっこいいと思っていて、ビジュは2人とも大好きなのですが、なんかハマらなくて、あすみくを推す感じになれなかった。
u-nextでとりあえず気になってた作品見終わってしまい、世界がモノクロになっていってしまったため、とりあえず有名なあすみくの作品だということで見てみた、というのがきっかけです。いや良すぎ。なんでタイのおすすめＢＬドラマランキングのサイトとかに出てこないわけ、、、、？？？いやいや、人の萌えは人の萎えとは言いますけど。。。けど！！！！！！
というわけで、私の世界に彩りを与えてくれた作品です。
以下であらすじをおおまかに説明したあと、私的ポイントを大出血サービス、おすすめ回情報付きで教えます！！！！！普段そんな面倒なことしません！！！！！！

あらすじについて

シリアス展開大好きな私にぶっささりました。とりあえず、見どころとストーリーについて、u-next公式から引用させてください。

ウィン役がミックスでコン役がアースです。まあこの後を言ってしまうと、ウィンの妹リンが酪農場で経営するベーカリーについて、パティシエのコンの連絡を取っていることを知ったウィンが激怒して、妹を連れて直接コンに話を漬けに行こうと車ででかけたところ、事故にあい、2人は入れ替わってしまいます。先に目覚めたウィンは鏡を見て自分がリンの体に入ってしまったことを知り、母には隠しますが、コンと医者（幼なじみ）には伝えます。どうしようか、と悩んでいるところ、僧侶の伯父さんがやってきて、解決するには4つの聖水が必要だから、コンと集めてきなさい。と言います。なんやかんやあって反発しながらも、ウィン（体はリン）とコンの2人の旅が始まる、という始まりです。

ウィンの切なすぎる片想い、第1話

あらすじを見ていると、ウィンは短気で怒りっぽいように思いますよね。実際そうなんですが、繊細な部分もあるんです。親友のウィンがずっと好きで片想いしていたのですが、父のお葬式のとき、リンに優しく寄り添うコンの姿をみて、コンはリンが好きなんだと思い悲しい表情を見せます。その他にもリンを気遣うコンを見ては心を痛めて自分の気持ちを押し隠します。このときのウィンの表情と言ったらもう、、、、、泣
泣きたくないけど、泣きそう、でも泣きたくない。寄り添う2人の様子を見ていたくない。コンに想ってもらえるリンが羨ましい。あそこに僕は行けない、という気持ちが伝わってきます。ウィンの気持ちについて直接言及されていませんが、この表情だけでね、もうね、痛いほど伝わってきます。泣かないで～～～～～。

もうね、、、私こういうの大好きなの！！！！！！！タイＢＬによくある、王道ゲロ甘展開も大好きだけど、私がＢＬに本当に求めてるものはこれなの！！！！胸をわし掴まれるようなあの感覚が味わえる作品大好き！！！これが1話！！！もう初っ端からぶっささりすぎて最高です。個人的には、コンのことが好きだったことも、コンの遺産相続についての大激怒の一因だったと思うんです。好きな人が自分に優しくしてたのがお金目当てだったと思ったらそりゃショックよ。

泣かずにはいられない、第6話

中盤の盛り上がりポイントです。この回は2カ所の涙ほろりポイントがあります。
1カ所目は旅の途中、酪農場の牛が病気にかかったとの連絡をうけ、一旦酪農場に戻ってきたときです。そのときウィンはもう1人の幼なじみ（医者）に会い、仲直りするよう言われます。以下ニュアンスだけ合わせてます。ご了承ください。
医者「コンがしてくれたことを考えろ。僕にはきみたちが愛し合ってるように見える。」
ウィン「いや、僕の片想いだ。」（目線を下にして）

ここで初めて（おそらく）ウィンがコンを好きだということが明確に言われます。いや～～～～～～～～～。そうだよね、しかもコンがリンを気遣ってるところ見ちゃってるもんね。旅では何度も、リンの体を心配する発言してたし！！！（ウィンは自分の体がリンであることを忘れ、たまにムチャをしてしまう。リンは女性の中でも特に体が弱いみたい。）このときはリンの姿で言うのですが、（リンの体という設定ではあるが、基本はミックスが演じる。）この、諦めているような表情が、、、、なんとも言えません。。。このシンプルな言葉だからこそ、彼の素直な悲しみ？切なさ？が伝え割ってくるんです。
実はこのあと、お母さん（入れ替わってることを知らない。）には「リンとコンは相思相愛ね、葬式のときから気づいてたわ。」と言われ、また悲しくなってしまいます、そんなこと僕が1番分かってる、、、、とでも言うようです。

2カ所目はもう大号泣です。牛の病気が一旦なんとかなり、旅を再開し宿に入ったときです。いつもは幽霊が怖くて一緒の部屋に泊まっていましたが、お母さんに↑のようなことを言われたウィンはコンと一緒にいるのが辛くなってしまい、このときは別の部屋に泊まります。ウィンは部屋の鏡に映ったリンの姿を見て、「君はリンだ。ウィンじゃない。」と繰り返します。脳裏によぎるのはコンとの旅の記憶。幽霊が見えないようにと目を塞いで歩いてくれたときや、寒がる自分に上着を貸してくれたとき、悪夢にうなされていた自分を力強く抱きしめてくれたとき、初めての生理痛に苦しみながら寝る自分をそっと抱きしめてくれたとき、そこにいたのはウィンではなくリンの体なのです。そして「自分は馬鹿だ」と何度も叫びます。自分の優しくされていたと思ってたけど、コンが優しくしたかったのはリンなんだ、舞い上がって馬鹿みたいだ、とでも言っているようです。

いや、切なすぎませんか？片想い中の受けが必死に相手を諦められるように、これ以上悲しまないように自分に必死に言い聞かせるところ、あるあるですがめっっっっっちゃ好きなんですよね。これ分かってくれるかたいます？？？？見てるこっちも辛くなっちゃいます。泣かないで、ウィン、、、貴方も幸せになれるよ、、、

６話は涙ポイントが多すぎる。コンに「君が心配なんだ」と言われ抱きしめられたときには（僕じゃなくてリンが心配なんだろ）と思って「離せ」と言うのが涙声になっちゃうシーンはポロリとさせられてしまいます。また、聖水をもらうとき「僧侶に怒りは何も解決しません、あなたの心に平安をもたらすのは聖水ではなく貴方自身です」的なことを言われ自分を見つめ直したウィンがコンと仲直りしようとしてコンに「また友達に戻ろう」と言われ（友達だっていいだろ）と自分を説得するシーンも大好きですし、いつも最後にある短い過去編エピソードで、ウィンがコンになんでパティシエになったか聞いたら、「君のためだよ。」と言われ嬉しくなったところに、「君もリンもデザートが好きだろ。」と付け加えられ、リンのためかい、と表情を曇らせるシーンとか。。。。ここまで一文でまじ読みづらくて申し訳ありません。

ウィンも私も大号泣、涙の９話

なんとか聖水を４つ集め元に戻ることができたウィンとリン。喜びを分かち合い抱きしめ合うリンとコンを見つめます。コンと目が合うと満足そうな顔をしてみますが、コンがリンと話し始めると途端に目を背け、唇を震わせます。でも泣かない。涙目だけど。健気すぎる。そうだよね、好きな人あ他の人と親密な様子なんて見たくないよね（（（（まって、、、、これは８話！！！でも８話のまじで最後なので９話にカウントさせてください！！！！！！

本題の９話。目を覚ましたウィン（ウィンの体は今まで眠ってた。）にお母さんは、リンとコンを結婚させようと思っていると話します。お母さんはリンとコンが相思相愛だと思っているので。というよりは、お母さんはリンがコンを好きだと思っていて、コンのことも信用できるし、結婚させたい、ウィンはコンはリンを好きだと思っているので、まあそうなるよな。と思ってしまう、という感じ？まあとにかく、このときのウィンの表情が、、、、瞳が揺れて、口元を一瞬キュッとさせます。２人に婚約してほしくない、でも婚約すれば２人もお母さんも幸せになる、という葛藤が伝わってきます。好きな人には幸せになってほしいもんね、、、
でも問題はこの後。（まだ終わりません。すみませんね。）
無事退院し家に戻ったウィン。部屋で１人、旅の途中、寒いと震えた自分（体はリン）にコンが貸してくれた上着を見つめながら、母の言っていたことを思い出します。最初は見ているだけでしたが、どんどん顔が近くなり、顔を上着にうずめると、上着を握る手にちからがこもります。小さく震える肩。最後には上着をそのままベッドに横になり体を丸め声もなく体を震わせます。体全体で必死に息をしていて、泣いているのが分かります。

もうここで私は大号泣ですよ。。。好きな人の上着に顔をうずめて声もださず泣く受けがいますか、、、、？？？ここにいます。涙を見せてるわけでもないのに、何を言っているわけでもないのに、こんなにウィンがコンを想ってるって分かるんですね。役者さんってすごいな。この展開を考えた人もすごい。ウィンのコンへの愛と、強気な性格がマッチしているシーンだと思います。
こっからは怒濤のお涙ちょうだい展開です。なんてったって、お母さんが暴走してリンとコンの婚約を進めていくからです。ウィンの前で！！！もうね、ウィンはコンを見つめることしかできません。そのあとにはコンに友達として好きだ、君が妹の婚約者なら安心だ、と伝えます。心にも思ってないことを！！！！でもね、それが兄としての役目なんだもんね、大切なひとたちに幸せになってほしいもんね。コンにはとくに。
※この記事ではコンの本当の気持ちやそれが分かる描写をあえてはぶいています！！！！！！
問題はこの後。（問題多すぎ）
ウィンが例の上着をたたんで箱にしまいます。そのときのウィンの目と鼻が真っ赤で、、、、お前また泣いたんか、、、。ひとりで、、、。好きな人が別の人と婚約するのはつらいよね。その相手が妹といえどね。ずっと好きだったんだもんね。。。上着を返さずに大事にしまって箱にしまうのは、せめてコンに優しくしてもらった２人の思い出だけでもとどめておきたいからなんですか、、、、？きっとそんな切ない気持ちが彼にはあるにちがいありません。涙がでてきますね。
そのあともウエディングボードを切なげに見つめるウィン、悲しそうな背中。それでも妹や母の前では笑顔を見せます。ふとした瞬間に見せる表情やしぐさが毎度毎度泣かせにきます。もう私に涙袋はありません。

見直していて思ったことは、ミックスのキリッとした眉とか意志の強い目がシリアス展開にあいすぎる、ということです。ミックスはボトム役の可愛さもある男の子でありながら、ときおり男らしい表情も見せます。そういう子の切ない表情にぐっとくるんですね。こういう強気な子がこんな表情を見せてこんなことを言ってしまうまでの強い愛情を持っているという事実と、そういう性格の子が相手を想えるという事実が私的萌えポイントなんです。（つたわれ、、、、よい表現思いつき次第編集させてください、、、、修行不足です。）だから、ミックスのあの瞳が揺れるところとか、震える口元とかが一層切なげに見えるのではないでしょうか。あと単純にミックス演技めっちゃうまいんだと思う。表現力すごい。あの上着のシーンとか。手にこもる力とか、震える肩とかが本物のそれでした。
もちろんアースもかっこいいです。ちょっと私の語りたいこと的にアースの魅力にはあんまり触れられないけど、とりあえずアースの大人の余裕のある美しさ、私は大好物です。だからこそ、ミックス（ウィン）に振り回されることができるんですねーーーー。

時間にも追われてきたので、ここら辺で１回止めます。また編集するかもとにかくCupid's Last Wishはいいぞ。という話でした。みなさんも泣きたい夜に見てください。

深夜0:28。おやすみなさい、はタイ語でファンディーナ。