いい人のモテ方

「ほんとやさしくて面白いのにね」
「なんでモテないんだろな」
「やっぱり、いい人ほどモテないよね〜」
女なら1度はしたことがあるであろうこの会話。笑

絶対私も友達もわかっている。
あんな精神不安定なクズ男よりも、いつも優しくて笑ってくれる優男のほうが、私を幸せにしてくれることを。

それなのになぜ、わかりきっていることなのに、あえて違う道を選んでしまうのか。


私だって分からなかった。
本能だからとか運命だからとか?笑

だけど何となく、女子の中での人間関係にも当てはまるような気がするのだ。

それはどういうことかと言うと、野心があれば学校の上位カーストのグループに食込みたくなる。
男探しでもこれは同じことが言えて、自分の身の丈に合う様な男よりも自分に構ってくれない男が認めてくれる方が私の価値は上がったと思えるのだ。
しかし段々と理解し出す。段々と、というのは手放してからという意味である。

好き好きと言ってくれていた人がパッタリ言わなくなったり、好意を失ったりしているのに気づく時だ。
そこでようやく"いい人"にチャンスが巡ってくる。
いい人は、モテる要素があるにも関わらずそれ故にモテない謎の特徴を持つ人のことだ。
男にも女にもいる。

自分の異性ウケを気にすることなく変顔をして周りを盛り上げたり、嫌な役を引き受けたり、皆に平等に接したり、何かと大変なポジションである。
本来ならそういう人間が恋愛にもきちんと評価されるべきだと歯がゆくなるが、まず割り切った方がいい。

恋愛とは、少しの影を持っていた方が有利なものである。その不完全さがいいのだろう。

しかし私は見てきている。そういういい人が割かし寂しさを隠しながら生きているということを。 

そんな人が恋愛において幸せになるためにはどうしたらいいか?

私はそんな人こそモテる異性にモテる気がしてならない。モテる女・男っていうのは腐るほどいるかもしれないけど、いい人って言うのは案外いない。モテる女・男は、自分のスペックだけを見る奴らにもうあきあきしていることも考えられる。そこでいい人が友達から入って好きな人に変わっていくというのはよくあるパターンだと思う。

要するに、いい人というのは、モテる人と一緒にいた方がいい。それは、モテる同性の友達でもそうだし、異性の友達もだ。

自分を簡単に特別に見せる方法として一番手っ取り早いのは、
希少性をアピールすることだ。






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