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カフェ開業から30年&自己実現のためのハーフリタイア生活を獲得するノウハウ:24

賃貸 vs 持ち家はどちらが良いか?よく論争になるが、飲食店・カフェの箱を持つ時は当たり前のように賃貸になり、家賃を払い続ける賃貸vs家賃無しの自社物件のどちらが良いか?について全く話題にも上がらない


おはようございます。ある時は料理人&ある時はハウスビルダー&ある時はカホン作家のマスターです

コロナ禍に行われたゼロゼロ融資について
日本には約55万軒の飲食店があり、半分の飲食店が、この融資(借金)を受けた。実際何に使われたのか?
ほとんどの店が家賃の支払いに使われたとのこと
飲食店経営のウイークポイントは、毎月の家賃の支払いということがはっきりしました
(当社はこの融資は一切受けていません)

飲食店の中で、カフェ開業は人気上位であると同時に、潰れやすい業態の上位になります。
潰れにくいカフェを作るために、毎月の高い固定費を減らす(無くす)ことで解決できます。高い固定費の代表が家賃(テナント契約)これを見直さない限り、相変わらずカフェの廃業率は高止まりです

当店のカフェは、三十年前に1号店を開業した後、二十年前に2号店(名古屋市覚王山にて)を出した。その時に当社の通販事業で扱う商材のアンテナショップ(イートインがあるカフェ)を3年間期間限定で出していたことがあります
普通のテナントで、普通の家賃の支払いを3年間続けていました
実際、この2号店も店内の内装工事は全て、セルフビルド、店舗内装業者を入れずオープンしました(家賃あり、借入返済無し)(カフェ1号店、3号店は家賃無し、借入返済無し)

あの頃は未だ現在のように、経済不安や物価高や人材不足、パンデミックなど無かった時代で、飲食店をやりたい人と話すと「飲食店やるなら固定費・家賃の支払いを極力抑えて」
という半端な言い方をしていました

しかし昨今、物価高、人材不足、自然災害、パンデミック、お客さんの来店マインドの変化など、年々マイナス条件が重なり、飲食店の廃業・閉店リスクはどんどん高まっている

もうここまでくると、当店のカフェに来るお客さんやマスターの知人と「飲食店をやりたい」という会話になったら、その相手に再現性があるのか無いのか、すっ飛ばして「飲食店・特にカフェやるなら、家賃を払ったらダメ、借金したらアウト、店はすぐ潰れるよ」と躊躇無く言ってます

現実、飲食店の廃業率 開業より3年で50% 5年で70% 10年で 95%
ものすごい数の店がオープンし、潰れている
今後もっとこの廃業率は高くなるでしょう

では、限りなく店が潰れない方法(家賃無し借入返済無し)はあるのか? あります(ただしそう簡単では無いです)
(当店のカフェの無借金で家賃無しの店舗付き住宅を持つノウハウ:別記事にて)

誰でもよく聞いたり見たりしたことがあるかと思う
昔ながらの喫茶店が、お客さんがいつもいないのに潰れない、何故か?
原因は1つではなく細かい理由は幾つもあり
その幾つもは、ネットの中に尋ねてもらえばすぐ分かるので省きます
個人店が潰れない理由は、大きく2つ
①店の固定費・家賃や借入返済が無い
②店主が元々資産家で(豊富な資金があり)道楽や趣味でやっている
この2つのうちどちらか、またはその両方の場合もあります

当店カフェは、①の家賃無し、借入返済無しの店です

店が潰れる原因は単純です。
店が潰れる第1原因は、キャッシュアウト、現金枯渇です
売上減少から、大きな固定費、家賃や借入返済の支払いができなくなって、廃業閉店をする
当たり前ですが、豊富なキャッシュがあれば、家賃があろうとなかろうと、お客さんが来ても来なくても、店は潰れません

FLRコストのうち、来店されるお客さんの数に応じて、コントロールできるものは、F食材費やL人件費、光熱費など売上が下がれば減らしていけるもの
減らせない支払い、毎月の支払額が開業時から決まっている費用、固定されていてコントロールできない費用は、家賃、借金返済です

飲食店の開業のための教科書通りだとすると、家賃は売上の10〜15%まで  借入返済も、10〜15%まで
家賃と借入返済と合わせて30%とします 

ケースA:家賃と借入返済と合わせて30%とします
カフェの席数30席で、毎月の売上が 100万円とします
毎月の家賃と借入返済の支払額は 3 0万円です
食材費 30万円支払い
人件費アルバイトさん 15万円支払い
光熱費、広告費  5万円の支払い
残りの20万円が店主の給料となります

昔はこのスタイルが普通に成り立っていたが、年々この算段が成り立たなくなっている
もしこのスタイルが長く続けば、楽しくストレス無くカフェができるが(儲けるとかは無理)店が潰れるリスクは絶えずあり

ケースB:家賃と借入返済両方無しとします
カフェの席数30席で、毎月の売上が 70万円とします
毎月の家賃と借入返済の支払額は 0万円です
食材費 20万円、
人件費アルバイトさん 10万円
光熱費、広告費  5万円の支払い
残りの35万円が店主の給料となります
(売上が100万円あれば半分は店主の給料となります)

このスタイルが長く続けば、楽しくストレス無くカフェができ、同時に儲けることができる
店が潰れるリスクはかなり小さい

ケースC:家賃と借入返済両方無しとします
世界的なパンデミックが起きて 月の半分しか営業できないとします
カフェの席数30席で、毎月の売上が 40万円とします
毎月の家賃と借入返済の支払額は、0万円です
食材費12万円、人件費アルバイトさん5万円
光熱費、広告費  3万円の支払い
残りの 20万円が店主の給料となります

このスタイルで楽しくストレス無くカフェはできなくとも
(儲けるとかは無理)店が潰れるリスクは小さい

ケースD:家賃と借入返済両方無しとします
店主が大きな病気になり、3ヶ月休業、営業できないとします
カフェの席数30席で、毎月の売上が 0万円とします
毎月の家賃と借入返済の支払額は 0万円です
食材費 0万円
人件費アルバイトさん 0万円
光熱費、広告費 0万円
店主の給料は無し (赤字は無し)

店主に・・万円〜の蓄えがあって、3ヶ月の生活費として持ちこたえれさえすれば、全くカフェはできなくとも、その間、他人に迷惑をかけること無く(アルバイトさん、お客さんには迷惑をかけます)病気をきちんと直してから復帰してまた頑張れます。
想定外の事が起きても店が潰れるリスクは小さい

独立開業のやり方は、千差万別、人それぞれ、個々で自由に選択できます、が、
まず第1に長く続けられるやり方を選択してほしい
店の開業を夢に見ることは尊い、が、店のオープンが終わりではなく始まりで、3年経っても5年経っても、未だ夢の途中です
店は10年続いてやっとその形が見えてきます
その先にあるもっと大きな夢を叶えてほしいと思います

クラフトカフェビックフォレスト・3号店・since2018 Instagram
https://www.instagram.com/craftcafe.bigforest/

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