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「正しい言葉は信じられるか」

こんにちは、千琴です。


先日お客様と

トムとジェリーの話になり
(どっちがトム?という話をしました笑)

ふと思い出したことがあって

久々に大学の恩師の本を読みました。


宇都宮大学教育学部の

国語教育の教授だった香西先生は

大学時代の担任の先生でした。

私が在学中に亡くなってしまいましたが

沢山の論文や研究を遺し

中学校の国語の教科書にも載っている

偉大な先生です。


レトリック(修辞学)が専門で

早い話しが

言葉を使って人を丸め込む技術(詭弁)に

長けすぎている先生です。笑

ディベートの授業などで

絶対に勝てない相手です。

(私は授業中とんちんかんな事を言って
大体『アホか。』と
有難いツッコミを頂いておりました。)




トム と ジェリー

映像で観る分には

2人に優劣はありません。

しかし音や文字にした場合

たとえ2人が同等であっても

どちらか一方を先に持ってこないと

表現できません。

(トムとジェリーを同時に発音することはできませんよね)


そうなってくると

トム with   ジェリー

というようなニュアンスになり

あたかもトムが

主人公のような雰囲気になります。

(実際そうだったらごめんなさい笑)


ジェリー と トム

だったら

また雰囲気が変わってきますよね。


言葉は用い方1つで

正しいことでも

印象操作される

という内容でした。



例えばこのレトリックを応用すると


①「このトリートメントはとても高いですが、効果が物凄いです」


②「このトリートメントは効果がもの凄いですが、とても高いです」



②のほうがネガティブな印象を受けます。

売りたいなら①を使うべきです 笑


めちゃくちゃ簡単に言うと

こんな感じで

レトリックは日常の中に溢れています。


レトリックを極めれば

人に良い印象も

悪い印象も与えることができ

騙すこともできます。




そんな勉強をしたはずなのですが

あまり生活に生きていないです。

ごめんなさい香西先生、、、笑



でも

美容師も

お客様に不快な気持ちを与えず

正しく技術や商品の説明をすることが

出来なければならないので

知らず知らずのうちに

身についているかもしれないですね。



そんなことを思った1日でした。

長くなりました。

また明日!





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