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ポルターガイスト②

あれはポルターガイストというより
テレパシーかなー?って思った出来事。

小学生の頃父と兄と私の3人暮らしだったんだけど
(お手伝いさんが家事などをやってくれた)
その日、父が出て行くとき
「普段精神科の施設に入ってる人が
一時帰宅してるらしいから、しっかり戸締りすること」
…と、念を押されちょっと緊張していた。

夕方、リビングで音楽聴きながら
やはり作詞したり🤣絵を描いたり踊ったりして遊んでいた。

突然

ドーン‼️
…って衝撃音と共に家が揺れた

実際に踊ってた私がヨロけるぐらいの衝撃。

私は、まさか精神科の人がうちの壁に
体当たりしてきてるんじゃないかと恐れた。
(なんというアホな発想)
しかし、この家は私が守らねば…と
なんとキッチンから包丁を持ち出し🤣

家中を見回った(この時の家は平屋)
私の部屋、異常なし。
続いて兄の部屋、包丁持ってるからビビってて
(そりゃそーだ)

しかし

今、凄い音して家揺れなかった?
って聞くと、何もないという。

不思議だなーと思いながら、
トイレ、浴室をチェック。
最後は父の部屋。凄くドキドキした。
電気点けて「やー‼️」って筋肉くんみたいに
雄叫びながら入ってみたけど誰もいない。
まじウケる🤣

しかし、不可解な現象を確認。
父の枕の上に「絵」が置かれてたのだ。
それは枕から離れた場所に飾られてたもの
だったから不思議だったけど
父がそうしたのだろうとそのままに
父の部屋を後にし、包丁を戻してひと段落。

すると間もなく父が慌てて帰ってきた。
私は「くぁwせdrftgyふじこlp」と
先程の現象を説明しようとしたけど
「それどころじゃない‼️」
…と、一喝されて父は部屋に入っていった。

そして

わー‼️

…と、父の叫び声。
は‼️まさかアイツが
クローゼットに隠れてたのか⁉️
(子供の発想力よwww)

お父さーん‼️

私は父を救出すべく部屋へダッシュした。
すると、父は絵を持ち立ち尽くしいた。
ゆっくり私の方を振り向くと
「これやったの、お前か?」

ここでやっと父は私の話しを聞いてくれた。
衝撃音と共に家が揺れたこと。
包丁を持って家を見回ったこと。
最後、お父さんの部屋に入ったら
「絵」は既にお父さんの枕の上に置かれていたこと。

父も予知夢見たり、おばけ(神様?)を
見た事あるような人で、私の話しを信じてくれた。

「ひろみちゃんが事故にあった」

ひろみちゃんというのは父の会社の
専務のお嬢さんで、私立小学校に通う
芦田愛菜みたいな感じのとても良い子だった。
ひろみちゃんはひとりっ子だったけど私が大好きで
「お姉ちゃん」と呼ばれていた。
彼女が幼稚園の頃、ある早朝起きたら
両親がいなくて「パパとママが居ない」と
うちに泣きながら電話してくるような子だった。
※一般人の携帯ない時代
※よく、ひろみちゃんママから
「ゼブちゃんとお話ししたいんだってー」
って電話掛けて来てくれたりしてが、
幼稚園生なのにうちの番号暗記してて
電話掛けられるのが既に凄いw

私は程遠くない彼女の家までい駆け付け
家に入れてもらって泣きじゃくる彼女をあやし
歯磨きや、着替えをさせたりした。
靴下を履かせてる時にパパとママが
帰ってきて私がいるからびっくり🤣
事情を説明したら「ごめんねー💦」って。
※多分、今思うと子が寝てる間にラブホ
  でも行ってたんじゃないかと思われる🤣

彼女も大きくなりそんな風に
甘えなくなったけど、そんな
妹みたいな子が事故に遭ったというのだ。

しかも家から出たところをバイクに跳ねられ
数メートル飛んで「頭」を強打、救急搬送されたらしい。

枕って「頭」じゃん。
そしてその衝撃音と衝撃って彼女が
体験したものなんじゃないか?
時間も正確には分からないけど
「夕方」って言ってて同じくらいの時間。

私は改めて絵をみて「大丈夫」とひと言。
その絵は「鶴と亀」の描かれた縁起物だったのだ。

父が駆け付けた時は彼女は集中治療室で
手術を受けるような状態だったけど
実際、彼女は後遺症なく順調に回復したらしい✨️
きっと鶴・亀効果ですな🐢♥
👆🏻父は堅気ですが、昔で言う任侠筋
みたいな人で部下の子の危機でも
わざわざ駆け付けるような人だった😅

彼女の賢い頭が護られて本当に良かったと思う。
きっと今頃社会の役に立ってるだろうな。

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