突発性拡張型心筋症とうつ病を併発した時に死を受容した事を思い出した

画像1 僕は12年前、突発性拡張型心筋症という難病指定の病気に罹患していた。突発性とは原因不明、拡張型心筋症とは心臓の筋肉が徐々に薄くなり心臓が止まる、進行性の病気だ。悪化するだけで治癒しない。昨日は定期健診で病院に行ったが、何の問題もない、と言われる。治らないと言われたときは慌てて死に関する本を読みまくった。学習することで死を受容しようとしたのだ。歎異抄は面白いロジックでとても良いんだけど、阿弥陀仏が信じきれない自分が居る。イエール大学の死の講義は論理的で良い。早く読みたかったな。
画像2 循環器内科のお医者さんは、突発性拡張型心筋症という死ぬ病を僕に告げる前に、その時、僕はうつ病を患っていて精神病院にも通っていたので、お手紙で「病名を告げても良いか」と精神科医に聞いてくれた。精神科医が内容を僕にすぐに伝えたので、僕は「病名を告げて欲しい」と返答し、今度は精神科医が返事を書いてくれた。とても優しい医師達に恵まれたと感謝している。今は死は救いである、とも思っている。

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