おどろおどろしい猟奇的殺人に関する表象

画像1 NHK日曜美術館の司会者小野正嗣さんの「9年前の祈り」を読み終わった。とてつもなく優秀な経歴なのに、軽妙洒脱なお話をされる方の小説がどのようなものなのか、を知りたいと思った。脳腫瘍などのいくつものキーワードが色んな小説で繰り返し、強迫観念のように出現する。方言などの地方性、土着性が濃厚で、描写は詳細を極める。「キャストの方々の過去」が詳細に想定されている。しかし、知り合いに身の上話を聞いているような気もする。イメージはあくまでも詩のようだ。全く素晴らしい読書を頂いた。今後もご活躍をお祈りします。
画像2 丸くなって眠る

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