「母乳で育ててるの?」



産後聞かれて嫌だったことベスト3に入る質問。
日曜9時半からやっている某番組でもMCがアナウンサーに母乳で育てているのか
と聞いたことが少し話題になっていましたね。

わたしは産前のバースプランでは、深く考えることなく経済的な点からも
完母を希望していました。

現実をみる

産後入院中、母乳量をはかってみると“7g”
「ななぐらむ………?」
まあまだ産後1日2日だし、と思っていましたが、
スケールの横に置いてある共用の記録用ノートには、
隣の部屋のお母さんは70gの文字が…
(丸見えだったので見えちゃいました)

母乳量が増えないまま退院。
体重を確認するため、退院から一週間後にまた産院で診てもらえることに。
指導を受けてその後も頻回授乳を頑張りましたが、
なかなか母乳量が増えませんでした。

助産師さんに相談と後悔

地域の産後ケアの制度を利用し、助産師さんに相談してみることに。
マッサージや、水分をたくさんとること、栄養のとり方(まごわやさしい)、
そして舌小帯の切除について教えてもらいました。
できることは全て行いましたが、依然として母乳量は増えませんでした
(助産師さんには親身に相談に乗っていただき感謝しています)。

その後は
「深くくわえさせられていなかったのかな?」
「舌小帯をもっとはやく切っていればよかった?」
「姿勢が悪かったのかな?」
「軌道に乗らなさそうとわかった時点で母乳外来に行けばよかったかな?」
「産前のマッサージが足りなかった?」
「水分量が少なかった?」
等々、後悔が頭の中をぐるぐるする日々。

子どものことを一番に考えて

ある日子どもをお風呂に入れていたところ、ここ最近では聞かない大きな声で泣き出してしまいました。
あとから振り返ると、おしりかぶれが痛かったのも
要因の一つだったと思いますが、自分の中で“プツン”と何かが切れました。
「完母で頑張りたい」「母乳で育てなきゃダメだ」という
しがらみ・こだわり・エゴから解き放たれたのだと思います。
「完母で頑張りたい」と思うのももちろん子どものことを思ってのこと。
ミルク缶には“母乳は赤ちゃんにとって最良の栄養です”、
ネットをみると、SIDSを防ぐにはできるだけ母乳で育てるのが良いとの記載。
しかし一番大切なのは子どもの成長。
6ヶ月で完ミで育てていくことに決めました。
今子どもは身長も体重も成長曲線のど真ん中。
離乳食もはじまりよく食べ、よく寝て、そしてよく笑う子に育っています。

頻回を頑張ったこと、
完ミに切り替えたこと、
すべてにおいて後悔はありません。
正解のない育児に、これからも検索魔となり、悩みながら
子どもと一緒に成長していく新米母なのでした。

#混合育児
#完ミ
#完母

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