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スレイヤーズなぞとき

11月30日から「スレイヤーズなぞとき」の全国水族館ツアーがスタートしました。
2018年3月から始まった「横浜駅SF謎」が好評をいただいておりまして、その流れからKADOKAWAさん内のいくつかの部署から連絡をいただき、ファンタジア文庫編集部さんからファンタジア文庫30周年の企画でリアル謎解きゲームを、と相談されたのが6月。
実はその会議の場では、「スレイヤーズ」ともうひとつ、2つの作品を提示されていて、どちらかをリアルゲーム化したいと相談を受けていたのです。

しかしヌマジリの心は、その会議の場で「スレイヤーズ」の謎解きを実現する方向で即決していました。笑

子供時代のヌマジリ少年が「小説」というものに触れるキッカケは『フォーチュンクエスト』だったと記憶してます。とても健全な入門。
そこから、スレイヤーズ、オーフェン、MAZE☆、ゴクドーくんにハマって行き、、、
ドラグスレイブを詠唱し、「オネニーサマ!」でニマニマしてるごくごく健全な中学生でした。
(読書感想文を中学のクラスの全員の前で発表する会で「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ 」を紹介したりするとても健全な中学生でした。)
その中でも、神坂一先生の「スレイヤーズ」は、夜な夜なファンタジー小説を書き始めちゃうくらい人生に多大な影響を与えていただいた作品。
ワープロで小説を書いていた中学生時代。ワープロ知ってるか?今の若者たちよ、、、
いま思い返せば、最近流行りの異世界小説も、最初に読んだ作品は神坂一先生の「日帰りクエスト」だったな……。
そんな、神坂一先生の作品で謎解きゲームが作れる機会があるなんて、人生でこんな日が来るのかというほどの幸運だったんです。
なので、もう一方の作品も魅力的でしたが、即決でした。

今回の「スレイヤーズなぞとき」では企画の立ち上げとゲーム全体の設計、シナリオ、謎制作、アートディレクションと、映像も一部(どうしても自分で作りたいシーンがあったので)も作ってたりします。
作品愛があふれているシナリオ、と評価をいただけていてとてもうれしいのですが……実は今回のシナリオはとても自然体で書けたんです。
前述の通り、中学生時代に健全な小説をたくさん読むことで「物語」を学んで来たヌマジリにとっては、特に「すぺしゃる」がベースとなっている今回の作品は自然体で書くことができてとても楽しかった執筆期間でした。
スレイヤーズの担当編集さんも終わり方はギャグで行きましょうと言ってくださったので、普段の「ちょっといい感じ」に終わらせる謎解きと比べて素で書くことができたんです。
(もちろんいつものシナリオも全身全霊でステキな物語を書いていますが)
ヌマジリの謎解きの初期作品「ミルキィホームズ~消えた『し』の謎~」や「イヴの探偵物語」なんかを知っている方は、ヌマジリの「素」というものを良く理解してもらえると思います(笑)

そんな「スレイヤーズなぞとき」は11月30日の初日を皮切りに、3月末まで全国4か所で公演スケジュールが決まっています。
全国の各公演、みなさんのお越しをお待ちしております。

・東京公演: しながわ水族館
 [開場:17:40 開演:18:00]
 11月30日(金)
 12月8日(土),9日(日),15日(土),16日(日)
 2019年
 1月19日(土),20日(日)
 2月2日(土),3日(日)

・兵庫公演: 神戸市立須磨海浜水族園
 [開場:18:00 開演:18:30]
 2019年
 1月12日(土),13日(日)
 2月16日(土),17日(日)

・福岡公演: マリンワールド海の中道
 [開場:18:30 開演:19:00]
 2019年
 3月23日(土),24日(日)

・愛知公演:南知多ビーチランド
 [開場:17:30 開演:18:00]
 2019年
 2月23日(土),24日(日)

KADOKAWAさんとのコラボ2作品目となった「スレイヤーズなぞとき」ですが、次の作品へ進むために、ヌマジリの熱意だけでどうにもならない部分があります。
やはり企業同士のコラボ作品として展開している以上、KADOKAWAさんから新しい話をいただくにしても、次回作品の決裁について自社を説得するにも、『数字』が必要となるわけです。
例えば今回の企画でKADOKAWAさんにご出資いただいてる資金が回収できれば「じゃぁ次も作ってみようか」って思っていただけるかもしれないし、弊社も制作・運営にかけたリソース分が十分に回収できれば「次も頑張ってみよう」となるし……。
つまり、この作品をみなさんが仲の良いお友達やお友達でもないごく普通の他人の方々にもオススメしていただき、たくさんの方に公演に遊びに来ていただければ、みなさんの好きなKADOKAWA作品が今後リアル謎解きゲーム化されるかも!?というコトを言いたいワケです(笑)
ぜひぜひ、よろしくお願いいたします。

KADOKAWA作品好きの皆さんのご協力を得て次回作を実現できた際には、みんなで謎解きの専門家(スペシャリスト)を目指したいですね!

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