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僕は、線の上に、点を置いた

こんちゃ!
友達以外なら何でも作れる系クリエイターのヌマジリです!(そんな挨拶は存在しない)

7月は2つ、台本書きのお仕事をやらせていただいております。

ひとつは、7月4日(土)(これ公開する時点で当日…)に放送される「V立 REALITY学園」の企画内の台本。

もうひとつは2018年にリアル謎解きゲーム公演として開催した「スレイヤーズなぞとき」のオンライン版、「スレイヤーズなぞとき あっとほぉむ」。

ふたつのとても面白いエンタメに関わらせていただいたので、その魅力を紹介したいと思います。


「V立 REALITY学園」とは

スマホ1台でバーチャルライブ配信が可能な配信アプリ「REALITY」内のイベント企画で選ばれた4名の配信者が、リア学ならではの方法で個性豊かな夢を叶える公式生放送番組です。
2020年7月4日(土)の19時から放送されます。
放送の公式サイト、出演者情報などはこちら
REALITYのアプリでは、上半身と表情のトラッキングと、拍手などいくつかの動作で手を動かせるエモート機能でバーチャルアバターを動かしながらトーク配信などを行うのですが、リア学の公式放送はスタジオからの放送で、フルボディトラッキング(全身をキャプチャーしてアバターを動かす技術)で自由に動けるのが大きな違いです。
スマホ1台で配信を頑張っていた若者たちがイベントを勝ち抜き、フルボディトラッキングで自由に動いて夢を叶える。なんて素敵な企画なのでしょうか。

おじさん当日泣いてしまいそうです。

だってヌマジリは今、このお仕事をいただいた時点では想像もしてなかったほど沼にハマってしまっているから…

お仕事をいただいた経緯

元々バーチャルの世界が大好きで、ただのVtuberヲタクでしかないヌマジリですが、V好きが高じて2月に「ナゾトキバレンタイン」という謎解きゲーム企画をプロデュースさせていただきました。
そのことをTwitterのプロフに書いていたので、V方面に詳しく謎解き、推理のような台本を作れる制作者としてREALITYの方に見つけて頂いたのがご縁です。
2度目のV方面の仕事ということで、やる気まんまんで打ち合わせをさせていただき、では台本のネタ集めにアーカイブを見ようかー、と思っていたところ、、、

REALITYはアーカイブ機能が無い

REALITYは配信のアーカイブが残らない動画配信サービスです。
このことが、沼への第一歩でした。
元々はVtuberが出演する公式生放送を見るためにREALITYをインストールはしていたのですが、一般配信者の方々は見ていなかったので、アプリの機能自体をよく把握していませんでした。
いつもIP作品や地域作品などを作る場合、台本の元ネタになる部分をめちゃくちゃ読み込んだり調べたりするヌマジリの制作スタイルに、配信のアーカイブ機能が無いのはとても痛手です。。。
しかし知らずに台本を書くことはできないので、まず4人の配信者をフォローして配信を見つつ、自分でも配信をやってみたりしてREALITYアプリを知るところから始めました。
本来であれば4月末の放送ですぐに台本を制作して納品する予定だったのが、コロナの影響で放送自体が延期になり多少制作期間に余裕ができてしまい、沼へ踏み込む大きなきっかけを作ってしまいました。
じっくりとアプリで遊ぶ時間ができてしまったのです……。

好きになって台本を書く

IP作品でも地域を周遊させる作品でも、ヌマジリは台本を書くときにはその対象を好きになって台本を書いています。
小説やアニメが原作ならしっかり読み込んでメディアミックス全般までハマって歌いだすし、地域を周遊させる作品ならいつも「このまちに住みたい」とまで言い出す。。。
要するにチョロいんです。ヌマジリはチョロい。
REALITYのアプリではすぐに今回の出演者の4名以外の配信も見るようになり、自分でも配信しながらゲームに没頭。投げ飛ばしたUFOが跳ねていくだけのゲームをゲラゲラ笑いながら4時間くらいやってたこともあります。(あれマジで最高のゲームだった)
REALITYとても楽しい。

そんなチョロい男が、出演者の配信を3か月も追いかけていたらどうなると思います?

そうです、推しができます。

ぽたらされたはなし

三ッ星 瑠菜(みつぼし るんな)、ぽた縁友 にら(えんゆう にら)、花月 葉(かげつ よう)の4名がリア学2期生として今回の生放送に参加するのですが、4人の放送ずっと追いかけてるうちに、一人の女の子の配信が待ち遠しくなっていることに気付きました……

ぽた。

破裂音2文字だけの可愛い名前、そして可愛い声の持ち主であり、その声で発せられる自分の名前もまた、かわいい。
最初は、可愛い声の配信者だなぁ、これは人気あるよなぁ、くらいの軽い気持ちで見ていたのですが、いつの間にかどっぷりとハマっていました。
「国民的妹」とも評されるその甘々な魅力は男女問わずリスナーの語彙力を奪い、コメント欄が「かわいい」で埋まることもしばしば。
とても安易に「かわいい」と言えるその配信の雰囲気に、配信者本人だけじゃなくてリスナーたちの事も好きになってしまい、気付いたらぽたらされていました。これは完全に想定外の出来事。
Instagramで子猫の画像をひたすら見ている時のような、電車の中で赤ちゃんが笑顔でいる時のような、「なんでこんなに可愛いのかよ」と大泉逸郎が歌った理由が分かるかのような、そんな雰囲気の素敵な配信。かわいい。
完全にぽたらされてます。人たらしなんです、あの子。でも頑張り屋さんでまっすぐで、とてもやさしい子。かわいい。
ぜひみなさんも、ぽたちゃの配信に、「かわいい」ってコメントしに行きましょう。

推しが公式配信で夢を叶える

今回の4名はREALITYアプリの中でも古参の配信者で、古くから配信を見続けているリスナーも多くいるそうです。
長く見てきたリスナーさん達がとても羨ましい。
「人」が商品の主体となるエンタメビジネスは、創り手と受け手が共に作った「思い出」が、対価になると思っています。
リスナーがあまり集まらない、喋りが不慣れでたどたどしいような頃から知っているリスナーは、「推し」が公式配信で夢を叶える瞬間、それは素晴らしい対価を受け取れる時間になるでしょう。
もちろん、最近新しくリスナーになった方、今回をきっかけに興味を持った方も、「夢を叶えた瞬間」という思い出を受け取って、これからさらに追いかけ続けて思い出を一緒に作っていくことができます。
まだ3か月しか見て来ていないヌマジリも、4人の夢が叶う瞬間がとても楽しみで仕方がありません。

4人がどんな夢を叶えるのか。それは7月4日(土)の夜19時から、「V立 REALITY学園」を是非ともご覧ください。

きっと、7月4日の放送で関わりが終わりになるわけじゃないんだろな。
頂いたお仕事をきっかけに、素敵な配信者と、楽しいリスナーたちに出会えてとても嬉しい。

スレイヤーズなぞとき とは

2018年に全国の水族館で開催されたリアル謎解きゲーム公演で、人気小説「スレイヤーズ」を元にオリジナルキャラクターも登場する独自シナリオを書かせていただきました。
当時書いたnoteがこちら。

スレイヤーズは物書きをしている自分の人生でも、原点と言えるような、原典とも言えるような、そんな作品。
中学生の頃から大好きだった作品で、それでもしばらくは離れていた作品なのですが、再び読み返して熱が復活し、原作ファンの皆様に喜んでいただけるような作品を作れたんじゃないかと思っています。
しかもこの作品は原作小説からの企画ということで、ゲーム上のシナリオも小説風にして仕上げました。
今回新たに発売した「あっとほぉむ」でも、小説風シナリオを原作小説ファンの方がハッピーになるような作りで仕上げたので、喜んでいただけたらうれしいです。

自宅で謎解きゲーム

「スレイヤーズなぞとき あっとほぉむ」は自宅で遊べる謎解きゲームです。
通販、または販売書店でゲームキットを購入していただき、自宅のPCやスマホで開くゲーム画面と手元のゲームキットを見比べながら謎解きを行うゲームです。
普段のイベント型であれば、大勢のスタッフが各チェックポイントで解答チェックを行い、次のゲームの用紙を渡して…という形式なのですが、自宅で遊んでいただくためにわかりやすく整理する必要がありました。
ブラウザゲーム画面も担当して制作したのですが……その話はまた今度。
当時の公演に行けなかった方や、一度参加したけどまたゆっくり参加したい、という声をたくさんいただいていたので、このタイミングで自宅用に再発売できたのはとても良かったと思います。
ファンの方に喜んでいただく。それがとても大事な事なので。

誰に喜んでもらいたいか

番組台本やリアルイベントの制作で一番大事にしている部分は、「誰に喜んでもらいたいか」をスタート地点にすることです。
「自分の全力を出す」とか「面白いものを作る」みたいなことをスタート地点にしてしまうと、迷子になりそうなとき、きっと冷静になれないんです。
でも、「誰に喜んでもらいたいか」をスタート地点にしておくと、迷子になりそうな時はそこに戻ることで、どこに進めばいいのか気付くことができます。
喜んでもらいたい人たちの事を考えられたら、あとはひたすら頑張るだけです。笑

線の上に点を置く

配信者も小説も、初めて世の中に出て来てから「今」まで、一本の線を引くように思い出を、物語を、エンタメを創り続けています。
外部のクリエイターとして、自分は単発でそこに関わらせていただいたわけですが、自分が創っているのは配信者の方や作家の方が創り続けている「線」とは違って、横からそっと「点」を置かせていただく仕事です。
その「点」をできる限り「線」に近い位置、できれば「線」の上に置かせていただくことで、ファンのみなさんの中で楽しい思い出として、残っていけるのではないかと思っています。
線の上に点を置くために、同じ目線で好きになって、線を共に歩んで、その先を楽しみにしていきながら、ひとつの点を置かせてもらう創り方。
とてもコストの悪いやり方なのは分かっているけど、自分はこのスタイルで生んだ作品たちが好きだな、といつも創り終えたときに実感します。

エンタメって最高だよね。

宣伝させて!w

そんなわけでリア学の放送は7月4日の夜19時から放送!
詳しくはこちらから。
この記事を読んだ時には放送がもう終わっているやんけ!……という方のために、放送後に公開されるアーカイブのURLは後日埋め込みます。

そして、「スレイヤーズなぞとき あっとほぉむ」は好評発売中!
詳しくはこちらから。
オンラインショップ、またはいくつかの書店で購入可能です。
ご自宅でブラウザとゲームキットを使用しながら謎を解いていくゲームとなっています。

どちらもよろしくお願いします。

また、台本作成のお仕事は謎解き・推理の有無に関わらずいつでもお待ちしております!
好きになる時間(チョロいからすぐ好きになる)をいただければ、何でも書きます。

以上、長文でしたが最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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