【シャドバ/アンリミ】守護ビショップのすすめ【EAA/構築記事】
こんにちは、牡蠣食えば(@Cw3Vn)です。
今回はアンリミの守護ビショップの構築について紹介する記事となります。
一口に【守護ビショップ】と言っても《ルビーファルコン》で《星界の艇人・ノア》を走らせる【連携守護ビショップ】や《グランドナイト・ウィルバート》のリーダー付与効果を活かす【純守護ビショップ】などありますが、今回紹介するのは《ホーリーセイバー》をフィニッシャーに据えた【進化守護ビショップ】です。
アンリミであっても道中で進化を5回稼ぎ、8pp貯まったら《ホーリーセイバー》から《聖女の号令》拾って蓋をするという、ついこの間までいたローテーション時代と戦略自体は大きく変わらないのですが、歴代の強力な守護フォロワーを寄せ集めたオールスターデッキを組めるのがこの構築の大きな魅力です。
なお、《ホーリーセイバー》がローテ落ちした後のEAAには期待していたのですが、八獄ビショップの方々は全然守護ビショ関連じゃなかった上、アディショナルカードについても重すぎるダメカ守護とよくわからんAOEスペルは共に【守護進化ビショップ】の採用には至らないかなという印象です。
2023年2月20日の禁止カード指定やカード能力変更により今までのアンリミ環境の中心にいた【秘術ウィッチ】【狂乱ヴァンプ】【ホズミエルフ】【骸ネクロ】が軒並み弱体化をくらうので新しいデッキを模索している人はぜひ今回の記事を参考にして【守護進化ビショップ】を使ってみてください!
⒈構築紹介
①コンセプト
今回の構築のコンセプトは「歴代の強力な守護フォロワーを集めて最強の守護ビショを作る」です。
元々は《グランドナイト・ウィルバート》や《闇穿つ煌めき・サリッサ》等を入れた由緒正しき守護ビショで遊んでいたのですが、いかんせんフィニッシュ力が足りなかったので守護ビショ界最強のフィニッシャーである《ホーリーセイバー》に寄せた構築になりました。
②採用カード紹介
《神威のユニコーン》
1コス守護枠。
後述する採用候補カード紹介の項目で他の1コス守護について触れますが、《神威のユニコーン》は癖の少ないカードである上、条件付きであるものの毎ターンドローできる進化時効果を持っている点で評価が高いです。
体力が2なので《バイオレントスクリーム》1枚で沈まないのが旨テイストです。
《ラミエル》
ppブースト枠。
一刻も早く8ppに到達してエンハ8で《ホーリーセイバー》を投げたいのでppブーストは重要です。
能力ダメージを受けない2/2守護という基礎スペックがすでに守護ビショ目線で非常に高水準で、《エクステンドマジック》で壊されないのが嬉しいです。
《メタトロン》
ppブースト札part2。
基本的な役割は《ラミエル》と同じなのですが、ケツがでかいので後攻4ターン目に進化して相手フォロワーを上踏みしながらppブーストできる点はこのカードの強みです。
ファンファーレの1回復で体力を調整して《神威のユニコーン》のリーダー付与効果をうまく引き出すことができる点も見逃せないです。
《干絶の飢餓・ギルネリーゼ》
回復枠兼ロングゲームのフィニッシャー。
守護ビショは受け身なデッキの割に体力回復を苦手としている一方、デッキにピタリとハマるような相性の良い回復カードがないのでどのカードを回復枠に置くかでデッキの個性が出ると思っています。
今回は2コスという軽いコストで守護の横並べに必要なppを残しながら6点ドレインで即時に十分な回復量をもたらしてくれる《干絶の飢餓・ギルネリーゼ》を採用しました。このカードは単に回復するだけでなく直接召喚効果により対コントロールデッキにおいてロングゲームになった際のフィニッシャーになれる点でもこのデッキに必要な要素を補ってくれるため個人的には一番気に入っています。ただし、自身が守護を持っておらず守護破壊カウント稼ぎに貢献してくれない点がネックとなるため3枚採用は過剰であると感じています(3枚目を採用する枠も無いですが)。
その他の回復枠に入りうるカードについては1-③の採用候補カード紹介の項目にて述べるので参考にしてみてください。
《ミラクルラフター・カルミア》
1枚3役(ドロー+進化稼ぎ+盤面バフ)のスーパーカード。
アンリミ環境は基本的に序盤はあまり面処理をしてこないためこちらがテンポよく守護を並べていると大体4ターン目には面が埋まってきます。そのため面ロックしてこちらのテンポロスを狙おうとしている相手への切り返しとしてこのカードが非常に有効に働きます。うまくppブーストが進んでいないドラゴンなどには《ミラクルラフター・カルミア》のバフで作った盤面の押し付けだけで勝ててしまうことさえあります。
また、単に進化稼ぎ札として5枚目に出して自動進化させるだけでなく、3・4枚目に出してドローを貰うという役割もこなせるため非常に腐る場面が少ないのも嬉しいです。
《神殿の癒し手》
ドロソ枠。
序盤はキャントリ持ちの守護として手札消費を気にせず並べることができ、中盤以降はドロー枚数が2枚になるため《ホーリーセイバー》を探したり後続を呼び込んだりすることができます。
他のドロソと比較して、《セイクリッドシスター・ティナ》と違い即時にドローできる点や《ホーリーエンチャンター》より1コス軽いために他のカードとのくっつきが良い点がこのカード強みとなります。
《ブライトパラディン・ウィルバート》
顔が良すぎる枠。
ごちゃごちゃしたファンファーレ能力を整理すると以下のようになります。
・守護破壊カウント5以上:3/5本体+1/2守護+1面確定除去
・守護破壊カウント10以上:ターン終了時に盤面の守護の数だけ相手顔にバーン
守護破壊カウント5以上で働く確定除去効果がこのカードで一番強い。2コスで守護2面展開して守護破壊カウント10以上に繋げられるのも嬉しいです。
守護破壊カウント10以上でのバーン効果は十分強力ではあるもののフィニッシャーとして《ホーリーセイバー》を据えているため破壊カウント10になるまで無理に温存する必要はありません。
《セイクリッドシスター・ティナ》
進化稼ぎ+ドロソ枠。
ドローまでラグがある点が少し弱いですがゆるい条件で自動進化してくれるという強みを考えればトントンです。
2コス3/5突進として面処理もできるのも無難に強いです。
《背理盾・ゼノン》
とても便利なカード。
このカードは2コスで守護を2面展開できるという点で守護破壊カウント稼ぎとして優秀なだけでなく、2コスで2面埋めてくれるため《ミラクルラフター・カルミア》の自動進化条件達成に貢献できたりします。また、アンリミ環境だと選択不可の守護2面展開の処理に手こずるデッキが意外といるのでたまにめちゃくちゃ活躍したりします。
《ホーリーエンチャンター》
最強のドロソ札。
横並べしないと話にならないのにドロソが貧弱ですぐにリソースが枯渇するというローテ時代の守護ビショの悩みを圧倒的なドロー力で解決してくれます。他にいうことは特にないです。
はやくナーフ解除して2コストに戻してください。
《ホーリーセイバー》
《聖女の号令》
構築の軸でありフィニッシャー。
アンリミ環境での8pp到達は困難でありますが、【秘術ウィッチ】をはじめとして多面守護突破に手間取るデッキもそこそこあり想像よりはエンハ8で投げる機会があります。《聖女の号令》のカードパワーはアンリミ環境でも通用するため8pp貯まるまで凌げればかなりいい勝負ができます。特に勝ちをバーンに依存している【ディスカドラゴン】や【回復ビショップ】は《聖女の号令》を打てる状況になれば完封できます(打てる状況になれば)。
ちなみに、進化5回未達成時に《ホーリーセイバー》単騎で棒立ちさせるのはあんまり強くないのでちゃんと進化回数稼いでpp回復が働くようにした方がいいです。
スキン化には期待しています。
《ルナールの聖騎士》
最強の進化稼ぎ枠。
守護破壊カウントが5を超えると4コストで進化回数を2回も稼いでくれる破格のスペックになります。10を超えると疾走打点としても使えるため進化5回達成の《ホーリーセイバー》の横に添える打点にもなります。
4コストで守護2面展開ができるので最悪序盤に投げても守護破壊カウント稼ぎに貢献できるため3投も肯定されると感じています。相変わらず守護がついていない1/1本体は邪魔ですが。
《箱庭の追憶・オリヴィエ&シルヴィア》
EP回復+AoE枠。
この構築では盤面処理や《干絶の飢餓・ギルネリーゼ》で回復するためだけでなく単に進化回数を稼ぐためにもEPを使いたいので、採用するだけで実質EP無限になるこのカードの評価は高いです。
また進化時のAoEも守護ビショが苦手とする小型の横展開を咎められるためこの点でもデッキとの相性がとても良いです。
低コスト守護をどんどん並べて守護破壊カウントを稼がなければならないこのデッキにおいて5コスト守護が序盤にダブるのは致命的なので採用枚数は2枚としています。なお、守護ビショ自体が3枚目の《箱庭の追憶・オリヴィエ&シルヴィア》が必要になるレンジで戦うには向いていません。
《双砲の神罰・アンヴェルト》
守護ビショップの元祖。
結晶は体感3〜4ターンで開きます。1ターン目に置ければかなり圧力をかけていけるはずなのですが【狂乱ヴァンプ】の3フラ煉獄にの返しに間に合わなかったりして若干カウントダウン10の遅さを感じます。
また、選択可能な2コス以下のアミュレットなのでウィッチから飛んでくる《虹の輝き》で定期的に破産することには注意が必要です。
ゲーム後半は7コスト払って本体を出すには重く、一方で1コストで結晶置きしても開く前にゲームが終わってしまうという点で腐りがちな点には注意する必要がありますが、実質1コストで盤面4点AoE、顔2点の5/6守護が立つのは破格の性能なので採用に値すると感じています。
③採用候補カード紹介
ここでは上記の構築で不採用になっているものの十分に採用を検討できるカードたちを紹介します。なお、以下ではそれぞれのカード効果の紹介は省略しますがご了承ください。
〇1コス守護枠
《聖石の使徒》
アミュレットがあれば1コスト2/2守護になれる点は非常に強力であり、《双砲の神罰・アンヴェルト》との相性も抜群です。
エンハンス5で《バロン》を出せる点も守護複数展開という点で強力であるものの、エンハンス自体が邪魔になる場面も多いのが欠点です。
《ホーリーセイバー》をフィニッシャーに据えたデッキだと進化回数稼ぎも重要となるためこのカードの採用優先度は下がりますが、純粋な守護ビショップであれば採用は十分にあり得ると感じています。
《堅牢なる天使》
エンハ4で使いずらい上、エンハの効果も弱いので論外です。
1コス守護は基本的にカードパワーが低いので入れれば入れるほど良いというわけではなく、ましては手札が枯渇しやすい守護ビショにおいてはなおさら注意すべきです。
《ジェムストーン・ウィンギー》
一応ファンファーレで守護を持つから実質1コス守護枠としてカウントできます。
〇回復枠
《招来の大天使》
進化権切ったら上限上げつつ5回復してくれるので悪くないですが、5コストがあまりにも重たすぎて使いにくいです。今回のデッキの本筋である守護の多面展開との相性が悪くて採用を見送りました。
《マスターコック》
上限を上げながら回復ができる小型守護でありますが、回復量が少ないので回復枠としての役割をうまく果たせません。
《記憶の軌跡》
1コスで2〜4回復してくれる上、大体2コスフォロワーが固まっている守護ビショにおいて奇数ppのターンのpp余りを誤魔化してくれるため相性は悪くないのですがいかんせんこのカード単体では何もできないのが苦しいです。
《淀みの神父》
〇進化稼ぎ枠
《ユルルング》
手札は減るし単体のカードパワーが低いこのカードに頼らずともアンリミのカードプールであれば進化5回は達成できるので採用しませんでした。
《ペガサスナイト》
4コスで進化2回稼げる点では《ルナールの聖騎士》と同様でありますが、4コス払って守護を1面しか展開できない点で《ルナールの聖騎士》に劣ると感じています。
また、ローテであれば後攻4ターン目の守護裏に置く7/5の《ペガサス》がそれなりの圧力を持ちましたが、アンリミではそれほど強くないので注意しましょう。
〇優秀な他の守護フォロワー
《グランスエンジェル》
直接召喚を防げます。ただし、3フラ煉獄を止めたとしても【狂乱ヴァンプ】にはそのまま押し切られて負けます。【ハンドレスヴァンプ】対面なら非常に有効なので環境に応じて採用を検討しましょう。
《導く鐘・ベルエンジェル》
強力なドロソとなる守護でありますが、今回は枠の都合で採用できませんでした。
《熟達の翼戦士》
アンリミ基準では全くついていけないカードパワーです。
《アブディエル》
《箱庭の追憶・オリヴィエ&シルヴィア》の登場によりエンハ6でこのカードを投げるという大きな隙を晒す必要なくEPが使い放題になったためお役御免となりました。
《救済の聖女・ジャンヌ》
手札を減らさず回復と面処理を行うことができる点は非常に優秀です。ただし、AoEは《双砲の神罰・アンヴェルト》と《箱庭の追憶・オリヴィエ&シルヴィア》で間に合っていること、6pp払って4点しか回復できないコスパの悪さ、EPを使わない進化が《箱庭の追憶・オリヴィエ&シルヴィア》とアンチシナジーであることなどを総合的に考慮すると採用の優先度はやや下がるように感じています。器用貧乏なカード。
《ユピテル》
6pp時点で進化5回を達成できれば採用圏内に入りますが、このカードを条件未達成状態で投げている隙は今のアンリミにありません。
《グランドナイト・ウィルバート》
馬鹿正直に守護に殴りかかってくるデッキが今のアンリミ環境にほとんどないため決死の思いで6pp払って本体を出してもリターンが得られません。
また、2点バーンではいつまで経っても相手を倒すことができず、結局他のフィニッシャーをさらに用意することになるのでこのカードをわざわざ採用する必要性もあまりまりません。
〇その他の相性の良いカード
《彷徨の詩人・エルタ》
私はこのカードが嫌いです。
《闇穿つ煌めき・サリッサ》
序盤に守護裏に置いてモリモリ育てていくのも、エンハ6で投げて《双砲の神罰・アンヴェルト》をリアニメイトするのも弱くはないですがこのカードをフィニッシャーに据えるのは現在では少々無理があるように感じました。
《ホーリーセイバー》なんかに頼らず伝統的な守護ビショを使いたいのであればおすすめです。
《聖なる守り手・ユカリ》
軽い回復をこなしながら《ホーリーセイバー》のエンハンス8よりも速いターンに効果ダメージ無効を自陣に付与してくれるのは非常に強力です。ただし3コストを払ってまで守護でないフォロワーをプレイする余裕が今の環境にあるかを採用する際にはよく検討すべきです。
《インペリアルセイント》
実質的な回復を行い、ラストワードで進化と守護破壊カウントを稼いでくれるため相性は悪くないように見えますが、このカードを4pp払って出す行為が意味不明なくらい弱いので覚悟してください。
《アルティメットバハムート》
体力を削り切る手段のないコントロールデッキのお手軽フィニッシャーですが、今回のデッキの場合序盤に面ロックをされてppを思うように消費できないことが多いのであまり相性が良くないです。また、守護ビショはそもそもガンガン攻めていくデッキであるため、このカードをフィニッシャーに据えるなら回復札をモリモリにしてロングレンジを戦えるコントロールチックな構築に抜本的に転換する必要があります。
なお、アンリミ環境で《アルティメットバハムート》を出してくる【コントロールドラゴン】には直接召喚に至る速度で全く勝てません。
⒉プレイング
①マリガン
マリガンはドローができるカードを優先しつつ、なるべく早期に置きたい《双砲の神罰・アンヴェルト》や《背理盾・ゼノン》、1コスで置ける《神威のユニコーン》をキープします。その他の2コス守護は他のカードと相談しながら返したり返さなかったりします。
後攻の場合、《ラミエル》・《メタトロン》でppブーストしないと勝負にならないので注意しましょう。
②対面別の相性、注意点
※環境が固まり次第追記していく予定です。
〇対超越ウィッチ:不利
〇秘術ウィッチ:有利
〇ディスカドラゴン:不利
〇骸ネクロ:5分
〇ハンドレスヴァンプ:不利
〇回復ビショ:5分
〇AFネメシス:不利
⒊おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございました。
なんだかんだ色々と書いていたら1万字近い記事になってしまいました。
アンリミのテーマデッキは環境トップとなる一部のデッキ以外は中々情報を集めにくい状況になっているため、この記事では基盤となる構築や採用候補となるカードについてかなり網羅的に解説できるように工夫したつもりです。
この記事が少しでもアンリミ守護ビショの研究に役立つこととなれば幸いです。
また、今後もアンリミの環境外のデッキについての構築記事を書いていこうと思っておりますのでよろしくお願いします。
今回の記事に何かご意見等がありましたらコメント欄か私のTwitterアカウントまでお寄せください。
ではまた。
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