「自分の幸せについて考えてみるPart.11

気温も下がり、すっかり寒くなってしまった。この時期、「雪が積もるまではストーブはつけない」というマイルールがある。この時期にストーブをつけてしまったら、本格的にもっと寒くなった時に体が対応できなくなるような気がするからだ。だけどこたつは解禁しているから、実際のところはストーブをつけても同じである。だけど、ストーブをつけたら負けた気分になる。実際はすでに負けている。

都合の悪いことは見ないことにしてる奴の11月の振り返りへ。


●「出た杭は打たれる」だけど…

「急で悪いんだけど、1週間後にオンラインイベントあるから出てくれ。親会社から指名されてるから。」支店長は仕事を温めるのが好きだ。いつも期限がない中で仕事をしなければならない。自分が勤めている会社は数多くある子会社の中の1つ。親会社と関わりなんてほとんどない。そのはずなのに、親会社から指名されるなんて。名前がそこまで行くなんて、コンプライアンス違反でもしないと今の自分にはありえない。心当たりはない。「てめぇは俺が何かしてやることはあってもその逆はねぇ」って意図的に仕事断ってる人がいるのがまずいのか?心の中までは見えないだろう。

イベントの内容はグループ会社の若手社員が挑戦している仕事やCEOとの会話で刺激を受けようというイベント。参加者はグループ会社に所属する入社10年以内の比較的若手の社員。なるほど。それはそうか。ただ、普段から何かと積極的に取り組んでいるのに、これ以上何をチャレンジするというのか。

そして迎えた当日。ウェブ会議にしようしるソフトを立ち上げて、会議の部屋に入る。開始直前から盛り上がっている。毎年行われているらしく、ほとんどが顔馴染みらしい。何か懐かしくも嫌な感じを思い出した。大学入学前にある親睦会のようなイベントに出ないで、授業初日に大学に行ったらグループがほとんどできていて居心地がかなり悪かった時だ。この後に及んで思い出してしまうのか。親睦会に出たところで馴染めたとは思えないし、どうしようもなかった。

少し話が逸れてしまった。親会社だったり、他のグループ会社の若手の仕事の話を聞いた。この世にまだ存在しないものを実現させようとしたり、世界規模で物事を考えて実現に向けている人。いかに自分が普段何もしていないか。どれだけ小さい世界に閉じこもって物事を考えていたか。この会議にいるのがすごく恥ずかしくなって、すぐにでも会議から逃げたかった。しかも、息を吐くように休みの日も仕事の事を考えているじゃないか。誰かに強制されているわけでもなく。有志で集まって仕事をより良いものにしようと考えるだけではなく、実行に移している。「桁外れ」という表現では収まりきらない。表現のしようがないスケールの違い。これには驚いた。

自分がいる会社の社長でさえ雲の上の存在だと思っていたのに、親会社の社長なんて眩しすぎて誰も見たことがなくて記録に残ってないぐらい幻に近い存在だと感じる。「偉いから偉そうにしてる自分の嫌いなタイプなんだろうな」と勝手に想像していた。実際は親戚のおじさんと話すほうが緊張するぐらいだった。とても話やすかった。その中で1番心に刺さったのは、「出た杭は打たれるんだけど、出過ぎると打たれない。誰も打とうと思わなくなる。だからやる時は思いっきり張り切って挑戦してほしい。」という内容だ。この発想は自分の中にはなかった。確かにこの会議に出ている人たちは、どんなにスケールの大きなことを言ってもバカにする人は1人もいなかっただろう。

社内にいる自分は少し躊躇している部分があった。「俺はもう歳だから」とか「自分にはできない」となネガティブなことばかり耳にしてしまう。社会人になるそれより以前から熱量の違いで悲しい思いを何度もしてきた。それと同じぐらい相手も傷つけてしまったかもしれない。出しゃばりすぎたらまた同じことが起きてしまうという懸念が自分の行動に制限をかけてしまう。出る杭は打たれる。けどここ最近は違う。出過ぎてみようと思いはじめてからは気が楽になった。会社のトップがやれって言ったから何も怖いものはない。自分の熱量に制限をかけないで行動できることほど面白いことはない。

「自分が思う10年後よりも若手のみんなが考える10年後のほうが大事。自分よりもまだ先がある。少しでも会社が良くなると思うならどんどんやったほうがいい。」この会社の社長がこの人で良かった。面白い会社にいることに気づけてよかった。



●誕生日

今月で26歳になる。軽く1年の総括もしていきたい。年末には自分の幸せについて考えた総括も書かなければいけないし、書くことも他にあるだろうから、書けるものは書いておきたい。

仕事面は2年目で少しずつ慣れてきて、自分のペースで仕事ができるようにもなってきた。まさか自分が社内で1番デカい仕事を担当することになるとは思わなかったけど。成果はまだ出てないけど、種は確実に蒔いてある。来年ぐらいに自分のところに返ってきたら嬉しい。もっと残業時間を減らしてプライベートの時間を増やしていきたい。「若いうちに苦労しておこう」となんでもやる癖がある。

プライベート面では、人からの誘われた時は極力断らないようにした。「ファーストプレイス(職場)」と「セカンドプレイス(自宅)」がシームレスな自分にとっては「サードプレイス(その他)」でしか仕事以外のことを思いっきりするしかない。そこで遊びのお誘いというのは非常に大事になってくる。誘う側はなんとも思っていないだろうけど、その誘いに救われたということが何度もあった。周りに恵まれていると実感している。本当にありがとうございます。

誘いを断らないと言っても、どうしても行けないことが続いて結局一度も行けてないということもあった。それは本当に申し訳ないです。根気よく誘っていただけると幸いです。もしなんらかの理由で誘いにくいと思っている人がいたら、思わぬところで人助けができるので何も考えずに声をかけていただけたらと思います。

26歳の目標は、「嫌いなもの以外が好き」という考え方をやめること。世の中のものを好き・嫌い・どうでもいいの3つに分けるとする。嫌いなことだけをはっきりしておけば、どうでもいいことも含めて他のことは好きということになる。不本意に敵を作ることもなく楽なことではあった。だけど、どうでもいいことをはっきりさせなくなる。というより、どうでもいいことへの興味がなくなる。そんな気がした。好きなものを好きというようにすることで、「これももしかしたら好きかもしれない」とどうでもいいことへの興味が少しでも湧くことを期待している。今年はこれまで避けてきたことや流行のものを知ってみようと調べたり見たりしてみた。結果はどうあれ、その過程を楽しむことができた。それを増やしていきたい。

それに加えて、「自分の好きな女性のタイプをはっきりさせたい」という裏の目標もある。なんとなく、「嫌いなもの以外が好き」という考え方がはっきりできない原因のような気がしてならない。今年の前半にドキっとした瞬間や出来事をメモにまとめて、その共通している部分からタイプをはっきりさせようとしていた。メモもしていたし、noteにもおこそうとしたが、「それはギャップにやられてるだけかもしれない」ということを言われて何も返せなかったことで、いつしか忘れてしまっていた。「好きになった人が好き」という考え方を否定するわけじゃない。仮に好きな人ができて、その人の好きなところを聞かれた時に答えられないのは失礼ではないかと思う。好きなものを好きということで、表現の幅も広げたい。

振り返りと目標については終わりとして、誕生日当日の話。今年は誕生日が土曜日だったこともあって勝手に「誕生日2DAYS」とした。試験も終わって久々に何もない日曜日だった。とは言ってもやろうと思ったことは、食べたいものを食べるだけ。

当日は仕事だったが、「あんまり土曜日休めてないなら、後は大丈夫だから帰ったら?」と午前中で帰らせてもらった(誕生日だとは言っていないし、気づいてもいない)。帰宅後は、特に何もせず夕方になってしまった。勉強しなくて良くなったら時間ができて、久々に何もしない時間を満喫した。夕方からはどうぶつの森のゲームをした。誕生日限定の特別なイベントがあった。日曜日もほとんどを寝て過ごし、食べたいものを食べ、どうぶつの森をやったり、以前に買ったCDの特典DVDを見れていなかったからそれらを見ていた。(THE KEBABS・Base Ball Bear・THE PREDETARS)

一見寂しい誕生日にも見えるかもしれない。自分なりにはそれなりに満喫している。あえて自分が誕生日であることを周りに言わないようにしているのもある。周りに祝ってもらった時に、祝われるのに慣れてないせいかすごくそっけなくなってしまう。本当に嬉しいのに、期待に沿ったリアクションができていないような気がしまって申し訳なくなってしまう。途端に表現の引き出しが中身だけではなく、引き出しごと無くなってしまう。意図してそっけなくしているわけではない。本当に嬉しいのに上手く表現できていない気がする。「誕生日だと言わない = リアクションが下手」というのはなんとなくおかしいような気がするが、なんとなく躊躇ってしまう。だけど祝って欲しくないわけではない。自分でもよくわからないし、面倒くさい人間だと思う。こんなんですけど、これからもよろしくお願いします。


「バカー!」と全員で叫ぶパートがあって、スッキリする部分があるこの曲。バースデーソングでもなんでもないけど、この曲を聴くと必ずと言っていいほど思い出すことがある。大学生の時のサークルの飲み会だ。突然「誕生日おめでとう」と言われ、目の前にあるお酒を飲む。誕生日でも何でもない日に。まさに「クレイジーバースデー」だ。まぁ、周りが盛り上がればそれで良しぐらいに思っていた。この曲も「no more happy birthday」と言っておきながら結局は「I like happy birthday」、「We like happy birthday」と歌っている。きついにはきついが、周りがよければそれで良し。実際に誕生日おめでとうと言われ、お酒を飲んでいる時の脳内BGMはこれだった。お酒がないと言えないこともなければ、忘れたいこともない。人に飲ませて楽しいという感覚もない。あの時誕生日おめでとうと言っていたあの人たちは元気だろうか。誕生日おめでとうと言うべきは今月じゃなかろうか。


今月は誕生日の話題が多くなった。誕生日祝ってもらったから友達、祝われなかったから友達じゃないということは全くない。そこに基準はない。プラスはあってもマイナスはない。

来月にはいよいよ完結。一年が本当にはやく感じる。どういう結論に至って、目標は達成できたのか。

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