錆色ノ月/木村夏樹の覚え書き/2024.01

2024年1月の木村夏樹に関わる主だった新たな動きといえば、『LIVE Carnival』のぷちエールに登場した事と、新規グッズでデフォルメながら新規描き下ろしが登場した事。

つまりは、活躍がなくはないが、かといって大きな動きというほどもない。

だもんで、弱った書くことがない。というのが正直な気持ちだ。

この木村夏樹に関する覚え書きを始めて4年目になるが、これほど書くことに困ったのは初めてだ。この4年の間に木村夏樹に関する公式で大きな動きがなかった月もあったが、その月にはデレマス全体ないし、アイマスシリーズ全体の動きで思うことを書いてみたが、今月に至っては思うことも特にない。

デレマス全体で見れば、今月も何もなかったわけではない。

今月開催予定だった石川公演は震災に見舞われて延期となった。

デレステの開発・運用体制の変更に伴い、新規SRが実装される唯一のイベントとなった『ススメシンデレラロード』が初めて開催された。

これらに思うことがないわけではない。デレマス初のユニットツアーとして、石川公演はトップランナーを務めるはずだったが、まさかの震災で延期を余儀なくされたのは、ただでさえ先行き不透明なデレマスをさらに暗くするようでもある。

新規SRが実装される唯一のイベントとなった『ススメシンデレラロード』は、矢口美羽と西川保奈美が初めてイベント報酬になった、これによりデレマスの全アイドルがイベント報酬を経験したことになる。ここからデレマスのアイドル全員に活躍を場を与えるという運営の意志を感じさせるようでもあり、わずかながらに希望も感じる。

ここ最近のデレマスが石川公演に併せて石川出身アイドルと手取フィッシュランドとタイアップしたり、さっぽろ雪まつりに北海道出身アイドルを採用したり、ボイスの有無に関わらず個性に合わせて広くアイドルに活躍の場を与えていることを思えばなおさらだ。

デレマス全体の行く先が、暗いようでもあり、希望もないわけではない。

少し前の自分ならば思うこともあり、迷いも葛藤も抱えていただろう。だが今は不思議と落ち着いている。デレマスというコンテンツに対する自分の向き合い方が分かってきたということだろうか、期待することもなく、かといって絶望することもなく、自分自身もプロデューサーでもない、何者でもない自身の立ち位置も分かってきた。いつでも死ねるし、いつでも殺せるし、いつでも殺されてもいい。

ここ数年の木村夏樹を振り返ると、活躍に恵まれていた。あまりも恵まれ過ぎていたとも言える。デレステの運営方針が変わったことからも、これからの木村夏樹に関して、公式の供給もない大きな動きのない無風の時期が続くかもしれない。だがそれでもデレマス全体の動きの中で、デレマスに迷いも葛藤もなく自身の立ち位置を分かっている。いつでも死ねるし、いつでも殺せるし、いつでも殺されてもいい。

今月はこうして自身の立ち位置を改めて考えて記録するだけでも覚え書きする意味はあった、と思いたい。

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