第2章さち29歳、婚約中。
第2章さち、29歳、婚約中
第6話「どうしても譲れないお金のポイントはなにか」
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ちゃこちゃんとくまさんのお金の研究所には、さまざまなお金に関する悩みを持った人」々がやってくる。くまの出番はまだない。
ちゃこ(以下ち)「では、3つ目のポイントを確認しましょう」
どうしても譲れないお金のポイントはなにか
さち(以下さ)「どうしても譲れないポイント…」
ち「そうです。さちさんがどうしても譲れないポイントですね。
例えば、年に1回は旅行に行きたいとか。
お料理が好きだから、材料にはこだわりたいとか。
さちさんのお金の使い方のこだわりポイントです。」
さ「んーー。今まであまり考えてお金使ったことはないかもしれません。
一応、積立預金をして残りをなんとなく使っていました。」
ち「そうですね。そんな方も多いです。
ただ、これからじっくりお金の使い方を意識してみてください。
意識することで、自分はここにお金をかけているんだとか、
これが好きだからこれにお金をつかっているんだとか、
そういうことがわかるようになります。
そうすることで、
お金をつかうことに対する漠然とした不安感も薄れますよ。」
さ「たしかに、なんとなくつかって、なんとなく貯まらないと、
自分ってこれで大丈夫かな~とか思っちゃうんですよね。」
ち「どんなお金の使い方の癖があるかを知ることで、
それが浪費なのか、投資なのかを考えることができます。
投資にあてはまるなら、罪悪感なんて持たずに使えばいいんです。
で、ここがポイントなんですがそれをご主人様とも確認してください。」
さ「…」
ち「さちさんは、ご主人様とは違う会社だっておっしゃってましたよね?」
さ「はい、そうです。」
ち「例えば、ご主人様にとっての会社の飲み会。
これは浪費だと思いますか?
投資だと思いますか?」
さ「会社の飲み会…。
あたしはあんまり行かない派なので、浪費だと思います。」
ち「そうですよね。面倒な時もありますよね。
だけど、ご主人様にとってはそれが上司や、
仲間部下と意思疎通をする大事な投資の場になっているかもしれません。
さちさんのご主人様の場合ではなく、
そう考える人も中にはいるってことです。
例えば、会社の飲み会をそのようなコミュニケーションの場だと考えているご主人様がいて、奥様の方は無駄な飲み会だと思っている。すると、やっぱりそこに考え方の溝ができるんですよね。なんで、そんな飲み会に行くの?お金の無駄じゃない!?って。
新婚さんのうちはなんとか、気にしないふりをしていても、年月がたつとそういうささいなことも気になったりしだすかも。会社の飲み会月2万円使ってて、年間24万円。それが例えば10年だとすると、240万円使ってる!!いやーーーー無駄遣い!!とならないように、今のうちから意思疎通することは大切です。
わかりやすく、会社の飲み会にしましたが、ジーパンとか、ま~色々ありますよ。」
さ「たしかに、今は許せても自分が働かなくなったときとか、お金に万が一余裕がなくなったときとかには、イライラしそう。」
ち「はじめから、それがご主人にとっての投資だとわかっていたら、問題ないですよね。なくはないかもしれなけれど、軽いやけどですむかもしれないです。投資だから、何倍にもして返してもらいたいですけど、笑」
さ「そっか。逆にあたしがきれいでいるために化粧品を買うことも、彼にとっては投資じゃなくって無駄使いに見えるかもしれないってことですね。」
ち「はじめから話しておいたらいいんです。
あたしはこれが投資でこれくらいのお金をつかうからよろしく!!って。
その変わりといってはなんですが、ご主人様の投資に関してもあまり口を挟まない方がいいですよ。あまりに無駄ならあれですが、まーそこはお互いが話をして決めるのがいいですよね。」
さ「そっか。今まで別々に生活してきたんだから、知っているようで知らないこともありますよね。特にお金の話とかはしたことがないし…。彼の趣味とか、今後の話とか聞いてみようかな…」
ち「そですね。結婚前って決めることも多くて楽しいことが多いこともありますが、
わからないことも多いのでストレスになっちゃうこともありますよね。だけど、今お互いを分かり合っておけば、こんなはずじゃなかった…って思うことも少なくなると思います。」
さ「あの~、生活費というか、
おこずかいってみなさんどうされているんですか??」
ち「そうですね。
確認ポイントも3つ確認したので、生活費のこともお話していきましょう。」
今日のポイント
お互いの投資と浪費を知る。
次回は、「おこづかいどうする?」です。
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