ごりんばし

タラレバしない、60手前女性の会話。

喫茶店に行ったら、まだ亡くなってもいない親の相続の話を大きな声でしている50代~60代のおばさまたちの会話を聞いた。

というか、聞こえてきた。

はじめは、親がどれだけ自分たちに、例えば、お金等を与えてくれたか、
旦那さんの親はどれくらい、自分の親はどれくらい、みたいな話をしていた。
「なるほど、子供の手が離れればそういった親の話になるのね…」と
森博嗣の本を読みながら、思った。

そして、よくわからないが、いきなりドラマの話をしだした。

女優さんの名前は覚えていないのに、塩顔イケメン代表の坂口健太郎の名前を出して、

「坂口健太郎がでてるんだけど、

30代の女の子にね、いつまで女子会って言ってるん!って言うの。それで、その女の子たちは、いつまで私たち女子なんだろう…って悩むのよね。別にいつまで女子でも、女子会してもいいじゃない。

名前の呼び方だけなんだから。」


「えーーーーーーーーーー!!
ちゃうやん。呼び方の問題ちゃうやん、笑。」


と、心の中でツッコミまくった。


いつまでも自分が20代の女子と同じやと思って、
いつか何か、この現実が、キラキラしたものに変わる、
いつかは、理想の自分になって、理想の仕事をして、理想の男性に出会える…
いつか、いつか、いつか…。


そう思っていたら、30もすぎて、20代女子と同じ土俵で勝負しているつもりが、全く土俵にもあがれない、(アラ)サー。
もはや、アラサ―でもないんでないかという恐怖(それはあたしか…)。


そっか、60代手前にもなれば、もはや子供も育てきって
人生も人格も確立していて、怖いもんなんてとくにないのか。

あんな家に住みたいとか、ヨーロッパに行きたいとか、
仕事で結果だしたいとか、おいしいご飯をたらふく食べたいとか、煩悩よりも、
目先の現実。

そこまで辿り着くのにあと25年。
まだまだタラレバ言えますねぇ。

おわり。

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