見出し画像

ワルシャワ滞在記

今年2019年7月の半ば頃に滞在した。下記のような印象を持った。

1.治安が良い
2.物価が安い
3.ご飯が美味しい
4.街がカワイイ
5.人々が穏やか

東欧というと、なんだかアングラ感があって物騒なイメージがあった。が、全くそんなことはなかった。実際物騒な時代はあったかもしれない。しかしそれは過去のこと。時代は変わる。街も変わる。"東側"こそ、ヨーロッパで今行くべき場所である。そう思った。私の固定観念は完全に覆された。

もっとも、これはワルシャワに限った話で、東ヨーロッパ全体の話ではない。あくまで私が過ごした都市の話である。

治安が良いのは、たとえばカフェなんかでラップトップ開きっぱなしでみんなトイレに行くとか、歩いていて危ない目に会わなかったとか、街が柔らかい雰囲気だとか、そういう行かないとわからない感覚のようなものであるが、とにかく危険な目には一切あわなかった。気をつけていたから、というのはあると思うが...

治安の悪さは景気の悪さとも関係しているのかもしれない。ポーランドは5年ほど前は失業率が10%を越えたが、今年は3%台にまで下がっている。街にはそういう経済が上昇基調にある独特の明るさがあった。

画像6

また、調べたところでは、警察による取締を強化して、治安維持活動にコストをかけているらしい。

景気はよくなりつつあるが、まだまだ物価は安い。割と高級だと言われているレストランでたらふく飲み食いしても3000~4000円位で幸せになれる。

画像7

(↑空いているのは開店直後だからで、決して不人気なのではない。)

私はコーヒーが好きでカフェめぐりをしていたが、どこも安くて量が多い。割とサードウェーブ系のスペシャリティコーヒーのお店が多く、新しい風味が好きな人には楽園のような場所である。人気店は大変混雑するが、穴場のようなスポットもまだまだあり、ゆっくりじっくりカフェでのんびり作業する事ができ、とても幸せであった。

画像3


もちろん、インターネットの充実度も高い。チェコとかもそうだけど、IT系には強い地域であるから、納得行く感じがした。ラップトップを開いて作業している人が多かった。

ポーランドはウォッカの産地として知られ、料理はウォッカとの相性をベースにして考えられているようなところがある。ビールやワインと一緒に食べてもいいが、ポーランド人の味覚は、ウォッカに最適化されているようである。北欧やロシア産のウォッカも扱っているが、ぜひポーランド産のウォッカを飲んでほしい。

画像4

ガラス張りの高層ビルも立ち並ぶものの、まだまだ石造りの区画もたくさん残っている。なんというか、イタリアやスイスと比べると、だいぶ可愛げのある感じがする。一方で、共産主義時代のサツバツとした感じの区画もあったりする。

画像2

画像5

基本的に街は穏やかな雰囲気なのだけど、どこか翳りのようなものを感じる事が多かった。歴史的にドイツとロシア(旧ソ連)に挟撃されて、かなりひどい目にあっているという経緯がある。ポーランド人のロシアへの恐怖だったり、ドイツへの恨みだったりというのは、かなり根深いものがある、と感じた。

特に何かわかりやすいデモのようなものを見たとかではないんだけども。

なお、出国時にタクシーに乗ったが、運転手はロシア出身の方だった。運転中に前方を走るドライバーにキレたり(まあ煽られたような感じだったから怒りには正当性があるが)、肌の露出が多めのおねーさんの前で停車して、アレを見ろ!と言いながらずっとガン見してたり(最初はなんで停まったのか結構ビビった)、なかなかエキサイティングな人だった。

街がかなり広いので、移動が少し難儀する...が、それも昔の話。今は電動キックボードが街のあちこちにあり、それを使ってポケモンの自転車のような感じでどこでも乗れて、どこでも乗り捨てられる。
Limeは都市によって速度制限があるが、ワルシャワでは30km/h 近く出た。普通に自転車より早い。結構危ないから、ヘルメット着用をお忘れなく。
キックボードでビスワ川沿いを駆け抜けるのは爽快である。川沿いは舗装が新しく、街の潤いを感じることの出来るエリアでもある。

画像1

個人的には、住むなら東欧は検討に値すると思う。
物価安いしインターネット快適だし、ご飯も美味しいし...そうそう、クレカが使える店がほとんどなので、その点も抜かりがない。
王宮とか公園とか、観光するにもいい場所があるんじゃよ。美術館も、悪くないものが多かった。ワルシャワいいとこ、一度はおいで。今度はチェコやハンガリーにも足を運んでみよう。ではまた次回。

🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁 🎁         ookini🥰        🎁 🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁🎁