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2019年は本当の意味でサブスク時代の到来を予感。

つい先日、"こんまりさんが Netflix で大ブレイクした。" というヤフトピを拝見した。Twitterのタイムライン上で気付いたのだけれども、いきなり世界へ打って出た経緯を深掘りすると、単なるYoutuberに留まらず正解だったことが垣間見えてきた。

国内の人口は、1.3億人から徐々に減少傾向にある中、Youtubeの利用者数は国内6200万人。対する Netflixのユーザー数は、世界規模でみると日本の人口とほぼ同じだが、国内の利用者は150万程度と Huluよりも多少劣る。

これらの状況から普通に鑑みた場合、国内市場でYoutuberとして視聴回数を稼げば問題ないように見えてくる。ただ、ここに大きな盲点があった。Netflixは、Youtubeと違い 国内で伸び悩む有料コンテンツではあるものの、世界規模で見渡せば 日本の人口と同等の利用者、もしくはそれ以上に沢山の人へ動画を届けられるということ。アメリカ国内、世界中の人に片付け法を届けたい こんまりさん の願いを叶えるためには、願ったり叶ったりのサービスだったという訳だ。

1月9日に詳細な発表があった Adobe CCの値上げも、ヘビーユーザーの悲痛な叫びが Twitterのタイムライン上をザワつかせた。2月から 700円加算され、4980円から5680円に改定される。年間で見ると 8400円の支出だ。以下は、Twitter上での悲痛な叫びを togetter にまとめてみた。やはり、常日頃 業務として使ってはいるものの… 心中穏やかではないことは誰しも同じようである。

Netflix、Adobe CC、Google G Suite と、世界規模の有名な Saasが 軒並み立て続けに値上げを行っていく中、WordPressのテーマテンプレート界隈においても、サブスクリプションの波が押し寄せている。

前者は キタジマタカシさん(@inc2734)提供の「Snow Monkey」、後者は 株式会社AnimaGate(@s56bouya)提供の「Nisiki Pro」の2種類をピックアップしてご紹介するが、どちらも有償で取り扱っている知る人ぞ知る著名なテーマテンプレートである。

「Snow Monkey」は、年額16200円支払うことで、オンラインコミュニティや、サポートフォーラム、アドオン等の恩恵を受けることが出来る。また、「Nisiki Pro」は17800円の売切りだが、月額1080円支払うことで、ユーザーコミュニティや、オンラインサポートを受けることが可能となる。

このように、有償化により テーマを利用しているユーザーとの接点を作ることは、互いに win-win の関係値を作るうえで非常に重要になってきており、 製品に対するフィードバックを受け付ける環境を用意し、その後のブラッシュアップに繋げている様子が伺える。

WordPressにとっても、2018年12月は大きな転換期でもあった。5.0 にメジャーアップデートされ、大幅に管理画面のエディタを刷新した。これは、WordPressを運用しているユーザーは元より、依頼を請けてサイトを構築するプロダクションや、ベンダーからしても、今まで培っていたナレッジを 一旦リセットしゼロから学び直す必要がある。そういう意味では、有償テーマの存在は大変心強い。

まとめ

如何だっただろうか。モノを売った分だけ利益を得る需要と供給の時代から、ユーザーに資源を提供した分の手間賃を頂くサブスクリプション(課金型)へとシフトしていることが分かって頂けたかと思う。

そんな私も つい最近、Netflix のユーザー登録をしてしまった。1か月のお試し体験中に「バードボックス」と、「KONMARI」を見ようと思っている。

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