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『Tour Of Turkiye St4』

こんばんは、だいゆーですよ。UDでもあります。

今日で折り返しのステージです!!
一日一日が濃密なので、まだ4ステージ目なのが信じられないです笑
体感だともっと走ってる感じがします~

作戦

スタート直後からなかなかパンチのある登りがある。
そして前日の天気予報だと、なかなか風が強そう。
それに加えて前半の30km程は追い風。そこを過ぎてからは横風。
※普通は人の後ろにいると、風の影響を受けにくくなり楽になりますが、追い風だとトップスピードが上がるのと、後ろにいることの恩恵が向かい風の時よりかなり少なくなります。横風は、後ろに着いても前の人を風よけに使えず、後ろではなく横に行く方が楽になるのですが 、道幅には限りがあり後ろの人が楽をしようと人の横について行った結果道の端に寄せられ道の際に一列になりやすいです。

前日のミーティングでの議題は、この横風をどう乗り切るか。
しかもこの横風区間はかなり道幅が狭そう。
当日の天候にも寄るが凄く荒れたレースになる予感。

一番大事なのは、トマさんとドリューの総合。
本日のミッションは先ず彼らが後ろに取り残されるような状況にしないことだ。

レース

距離 137.9km
天気 晴れ
出走メンバー トマ、レイモンド、元喜、ドリュー、孫崎、UD

スタート地点、爆風が吹いている。
これはヤバそうだぞ……

スタート直後に登りがある今日に限ってニュートラル区間が短い。
いつもは5km前後なのに、今日は1kmとちょっと。体が慣れる間もなくそのまま登りに突入!!
めっっちゃキツイ。
昨日の疲労が抜けきっておらず、苦しむ。
何とか堪えながら集団に着いている中、チラッと後方を確認すると、UD最後尾!!笑
これ以上遅れられないと、集団最後尾でヒラヒラして粘って何とか登りを越えた。

ふぅ。危なかった。

その下りで回復させて、次に備える。
今回は逃げにのって行くよりも、トマさん、ドリューの位置取りの主張の方が大事だったので動きはせずに来るべき時を待つ。
本当にスタート地点に感じた風のまま海岸線へ出たら凄い事になると思われる。
そのままアタック合戦が続き、しばらくして6名程の抜け出しがあり集団は蓋をされて、そこから無理やり追走が2人。またアタック合戦再開か?!と思ったがそれの追走まで見逃され、逃げは8名で落ち着いた。

そして海岸線へ突入。
その前にドリューに声をかけて集団の前方を目指す。その途中でレイモンドにも声をかけて2人を回収して、できるだけ前方に位置しておく。

かなり警戒していた海岸線だが、蓋を開けると風をほぼ感じない、
思ったよりも木が生い茂っているからだろうか。
原因は分からないが、良かった。
、、、、とはならず、予想以上にコースプロフィールが過酷だった。
道はガタガタで、くねくね。道の両サイドは砂利。
そして気が遠くなるほどの無限アップダウン。。。

各チーム良い位置を取ろうと位置取り合戦でずーと気を張っている。
気を抜いたら突然来るコーナーやら砂利やらで落車のリスクもあり、体の消耗も激しい上に頭とメンタルが疲弊していく。

そんな中でできる事というと、トマさんとドリューをできる限り良い位置にいさせてあげるように立ち回る事で、UDは主にレイモンドと連携をして入れ替わり立ち代わりで位置を主張する。
ちなみに、一番良い位置はワールドチームがトレインを組んで取っていて、その後ろはプロチーム。その狭間の一番のボリュームゾーンをコンチチームが取り合っている形だ。

登りへ向けて頑張って位置取りして、登りに入りながら被され位置を下げる。余裕がどんどん減っていくので、位置を下げた後になかなか前に上がれない。
で、何とか上がったらまた消耗しながら走るというのを繰り返す。

めっちゃキツイ。
そんな余裕の無さから、ボトル運びができなくなってしまっていた。
今日の反省点。とりに行かなければ、、、と思いつつもなかなか行けない。
ここはもっと身を粉にして動く場面でもあったなと反省。

そして今日最後のKOM。カテゴリー2の山岳。
この峠に突入した瞬間、登れる面子以外は爆散。
そんなに加速しているわけではなかったが、仕事をしていた面々とアシスト勢が一斉にストップ。自分もかなり消耗していたが、周りもしっかり消耗していたようだ。
UDはまだ若干踏める余力自体は残っていたので、集団について行こうとするが、止まった選手に阻まれたのと、やはり余裕が一気になくなった選手の落車に阻まれ上がり切れない。この時UDもギリギリだった事もあり、ライン選びに失敗したせいというのもある。

中切れ中切れで集団は離れ、何とか追いつこうと踏むが、追いつけず、何なら頂上に向けて離されて、ドロップ。

そのままグルペットでのゴールとなった。

感想

今日は余裕の無さから、やらなければいけないことができなかったり、選択ミスをしなければギリギリ着けたかもしれない部分で失敗をしてしまったので反省の多いレースとなりました。

思い返すとしばらくこのようなレースは走っていなかったので、その時の「めちゃめちゃきつくてヤバいけど、ボトルを取りに行かなきゃ」という感覚を思い出しました。
その時の感覚をしっかり引っ張りだしてきて、しっかり仕事しようと思います!

ではではまた。

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