沖縄県知事選挙公開討論会 佐喜眞氏の発言から見える女性差別意識


 去る9月5日、日本青年会議所・沖縄ブロック協議会主催による佐喜眞淳・玉城デニー両候補予定者の沖縄県知事選挙公開討論会が行われました。

 討論は沖縄の基地、財政等、様々な問題に討論が及びました。その中で「沖縄の女性政策」における佐喜眞氏の発言が見過ごせるものではないので、以下、その部分について文字起こしします。


(司会者):もう一点、あの、女性政策みたいなものを特徴あるものを出されたらいいなと僕は思っているんですが、次の知事にはそれをすごく期待していましてね。えー、これ、佐喜眞さんから。

佐喜眞淳氏:まあ、あの、政治家もそうですが、あ、これ1分ですか。あの、まあいわゆる女性のパワーというか、能力というのは年々上がって来ていますし、まあ我々宜野湾市でも女性の管理職が増えて参りました。まずは女性のまあ、質の向上というか、そのようなモチベーションの高くなるような環境を作って行く。そして管理職というかそういう方、モチベーションある方をどんどん登用していく。これは民間も同じだと思いますから民間との連携も含めて、まず女性の地位を上げ、女性のモチベーションが上がるような環境を作っていくことが重要だと思います。


 古巣の日本会議主催の討論会ということで、思わず気が緩んでしまったのでしょうか。「女性の能力は上がって来ている」「女性の質の向上」とミソジニー(女性蔑視)的な発言を堂々と言ってしまっています。

 女性の労働に関しては、決して女性の側に問題があるわけではなく登用する側にあります。佐喜眞さんのこの答弁では、女性の能力に問題ありと捉えられてしまうでしょう。そもそもモチベーションというのも意味不明で、女性政策はどうするのかという質問に対してあまりにも曖昧すぎます。

 最後に、玉城デニーさんの答弁部分を文字起こししておきます。

玉城デニー氏:はい、あの、私は母子家庭で育ちましたので、本当にその、女性が特に子どもを育てるということにおいては、普段はまあお父さんがいてお母さんがいてという、収入がダブルインカムであったら理想的なんですけども、どっちか一つしかないシングルインカムだという風になると、非常に財政的にも、それでも沖縄県内では厳しいと思うんですね。ですから女性が輝いていく環境はやはり、女性が仕事しやすい環境に向けていくことだと思うんです。そのために待機児童の解消ですとか、あるいは私は今回の政策の中のキーワードの一つは、「誰一人取り残していかない」ということを訴えていきたいんです。そうすることによって例えば、あの、母親が抱えている問題があってそのために児童の虐待に走ってしまうとか、あるいはネグレクト、育児放棄に走ってしまう。そういうことを私は止めるために、あらゆるセイフティネットを築いて行くことによってですね、女性の皆さんが「あ、これで安心して働けるわ」という環境を整えることが僕は行政の大きな責任だという風に思っています。

(了)

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Tad

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