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「サイボウズ式ブックス」を、はじめます。

多様な個性を押し殺してしまうのではなく、むしろ、個性が発揮されればされるほどに相互作用が生まれ、おもしろいアイデアが飛び出すような、働く楽しさに満ちた「チームワークあふれる社会」をつくりたい──。

そんなビジョンを実現するため、これまでサイボウズは22年間、グループウェアの開発や、自分たち自身の会社の人事制度改革など、さまざまな取り組みをしてきました。

そして、そんな私たちの考え方を伝えるため、2012年にオウンドメディア「サイボウズ式」を立ち上げ、7年にわたって情報発信を続けてきました。

おかげさまで「サイボウズ式」は、たくさんの方々に読んでいただけるメディアへと成長しました。読者の方々、企業の方々、そして今は仲間となって一緒に働いているメンバーをはじめとする、さまざまな「つながり」が生まれ、ほんとうに、オウンドメディアをやってきてよかったと、心から思っています。

オウンドメディアをはじめて8年目。さらに、その先へ──インターネットという媒体で届けられる限界を超え、もっと多くの方々に、私たちが大切にする価値観を届けていくためには、どうしたらいいのだろうか。

そんなことを私たち編集部は考えるようになり、そして、深く、長く、濃く伝えていけるメディアとして思いついたのが、「本」でした。


日本の社会は今、問題にあふれています。

人口減による慢性的な人手不足。まだまだ均一化された価値観。労働者を「コマ」としてしか捉えていない経営者。

それらの根本には、いまの日本の「会社のあり方」、もっと深く捉えると「私たち一人ひとりが働き方や生き方をどう考えるか」が、関係しているのではないでしょうか。

いまの時代の枠組みの中でうまくやる方法を伝えるのではなく、新しい枠組みをつくり出すためのヒントを伝える。そのための本を、ていねいにつくっていきたい。

そんな思いから、このたびサイボウズでは、出版事業「サイボウズ式ブックス」を立ち上げることにしました。

ライツ社さんとの提携

出版事業をはじめると決めたとき、私たちが一番最初に思ったのは、「自分たちだけでは力不足だ」ということでした。

今回の取り組みの目的は、インターネットだけでは届けることができない世の中の多くの人に、あたらしい「はたらく」価値観を伝えていくこと。

なのでどうしても、全国の書店さんに流通させたい、という思いがありました。ですが編集部内には、書籍の編集経験者が一人もいない状態です。流通の仕組みも知らないし、どうすれば書店で売ってもらえるかもわからない。

出版業界のことがわからないのであれば、自分たちだけで頑張ろうとするのではなく、この取り組みへの志を共にしてくれる出版業界の「仲間」を見つけ、チームを組みたい。それが「チームワーク」を大切にする、サイボウズらしい事業のあり方だよね、という話になりました。

そう思っていたときに出会ったのが、兵庫県明石市に拠点をかまえる出版社「ライツ社」さんです。

ライツ社さんは、創業3年目の新進気鋭の出版社。ヨシダナギさんの写真集『HEROES』や最近話題のビジネス書『売り上げを、減らそう。』など、ヒット作を連発されています。

何よりも、ライツ社さんの新しいことをおもしろがってくださる姿勢、「書く力で、まっすぐに、照らす」という理念が素敵だな、と思いました。

ライツ社さんとサイボウズでチームを組み、働く人たちの未来を、明るく照らしていきたい──。そうしてお声がけしたところ、ライツ社代表の大塚さんは、「やりましょう。」と、快く首を縦に振ってくださいました。

ライツ社さんの編集力、営業力をお借りして、「サイボウズ式ブックス」は歩みを進めていきます。

第1作目は、『マネジャーの教科書を、捨てよう。(仮)』

さて、そんな「サイボウズ式ブックス」の第1作目として、11月7日に、『マネジャーの教科書を、捨てよう。(仮)』という書籍を出版します。

著者は、サイボウズの人事制度変革を統括してきた、副社長の山田理

今の世の中、マネジャーになんでもかんでも背負わせすぎではないか? 時代が変わった今、マネジメントのあり方も変わっていくべきなのでは?

現場マネジャーにはじまり、今では経営に関わるようになった山田がこれまでに感じた「マネジメント論」を、すべてまるっとまとめた一冊です。

書籍を制作するにあたっての取材を、noteにて公開しています。よければこちらもご覧ください(👇)

「サイボウズ式ブックス」はコミュニティメンバーを募集しています

そして「サイボウズ式ブックス」では、書籍制作段階から、企画や原稿、タイトルなどについてディスカッションするコミュニティをFacebookグループで運営していく予定です。

実は今回のマネジャー本も、コミュニティのみなさんと、議論を重ねていって作られたもの。コミュニティでは、原稿の読書会や著者との交流会、公開取材などを実施しています。

ご興味がある方は、ぜひ下記より参加申請リクエストをくださいませ(参加費は無料です)。

Webサイトはこちら

お問い合わせ先

「サイボウズ式ブックス」に関するお問い合わせは、こちらからどうぞ。

「サイボウズ式ブックス」を、どうぞよろしくお願いいたします!

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