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ニューヨークオプションの読み方

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夏時間(23時)/冬時間(24時)
ニューヨークオプションは、大口の金融機関や企業による米国ニューヨーク市場での通貨オプションの権利行使の期限時刻です。
予め定められた期日に、定められた価格で買う権利、または売る権利を売買する取引の事。
NYオプションをチェックする事で、約定の目安になります。

トレーダーズ
無料でも利用出来ますが一部制限があります。
その制限とは、ドル円とユーロドル以外は見れません。
毎朝1回のみの更新となります。
制限解除には、月間2200円支払う必要があります。
制限解除すると、朝の6時・14時・18時・21時の計4回、更新されます。
私は、登録しないで利用しています。

DMMFX
口座開設する事で無料で利用出来ます。
こちらの場合はリアルタイムに更新されます。

DMMFXバーチャルアプリを入れれば、デモトレードとして登録出来ますので、この場合は個人情報を入力する必要もありません。
デモトレードとしてみる事が出来るようになります。
下記の画像のように表示されてます。
「マーケット」から入る事で見る事が出来ます。

DMMFXより
DMMFXより
図1トレーダーズウェブ

図1を例に説明いたします。

青色背景は売り(Sell)、赤色背景は買い(Buy)となります。
左側が価格帯、右側は内容になります。

価格の説明
「141.00円」表記の場合は、その価格帯に権利行使されます。
「138.70-80円」表記の場合は、138.70-80の間で権利行使されます。
「断続的な~」が使われる事があります。

右側の説明
日付の入っていないものは、当日限り権利行使となります。
日付入りは、日付まで権利行使となります。
〇〇日NYカットという表記になります。
この場合のカットとは単純に権利行使の締め日と思えばよいでしょう。
図1にはありませんが、OP24OP26のように同一価格帯に複数権利行使日が入っている事がありますが、この場合は強力の価格帯である事が多いです。

「やや小さめ」「小さめ」「大きめ」「厚め」「非常に大きめ」「極めて大きめ」の文面が使われますが、言葉の通り強力になっていきます。
「大きめ」以上の場合は注意した方が良いでしょう。
「OP日の重なり」と「大きめ」が重なったり、テクニカル「水平等」と重なる場合は、ほぼ抜ける事は難しくなります。

「ストップロス」
そこを越えると、損切りを巻き込んで上昇や下落をします。
守るべき重要なラインと言えるでしょう。
買いの場合は「割り込むと」が使われます。
売りの場合は「超えると」が使われます。
つまり、分かりやすくいえば「損切」の事です。

オプションにおける「ストップロス」は、投資家が保有しているオプションの価値がある一定の価格を下回った場合に、損失を最小限に抑えるための注文方法です。
ストップロスは、主にリスク管理の目的で使用されます。
具体的には、ストップロス注文を設定すると、オプションの価値が指定した価格(ストップロス価格)に達した時点で、自動的にオプションの売却(クローズ)注文が出される仕組みです。
価格が想定外の方向に動いた際に損失を最小化することができます。

図2 トレーダーズウェブ

図2に例えて説明していきます。
現在の価格が138.00円だとします。
この場合、138.10円にNYオプションに近づく特性があります。
一旦は138.10円付近に向かい、25日期日まで売りが入ります。
売りによって、138.00円を抜けた場合、今度は137.70円が意識され、137.70円に向かって動き出します。
基本的に期日付のオプションが強力な傾向です。
この場合、137.50円まで売らやすいです。

NYオプションは強力なので、それだけでの取引もありですが、ファンダメンタルズやテクニカルを併用して見るのがオススメです。

少し専門的な内容

1か月後にドル円を100円で100万ドル買う権利を買ったとします。
1か月後のドル円が103円になれば、権利を行使します。
100円で買ったものが、103円で売れば3円が儲かる事になりますね。

ですが、1か月後のドル円が97円になると、あなたは権利を放棄します。
為替市場では97円で買えるのに、100円で買う意味はありません。
さっきとは違い損をしています。

では価格が執行日で100円に近い時どうなるでしょうか?
100円より上でドル円を積極的に買いたいですよね。
逆に売った側はそうならないよう、積極的に売ってきます。
その為、NYオプションカット付近では、売買が張り合い、レンジ相場になりやすいです。
売り(青)付近であれば、買い(赤)が必死に買い入れをし、抜かそうとします。
買い(赤)付近であれば、売り(青)が必死に売り入れをし、抜かそうとします。

NYオプションは、価格帯に近づく傾向があります。
NYオプションは、価格帯付近ではレンジ相場です。

NYオプションカットを通過すると、高値を更新したり、安値を更新するなど、大きく動く傾向です。
抜けた場合は、オプションの影響が無くなる為、その価格帯で持っておく必要がないからです。

権利行使日(東京時間夏23時、冬24時)を超えると、今までになかった大きな動きが現れやすいので、トレンドが変わる事があります。

NYオプションは誰が決めるの?
ニューヨーク証券取引所やNYSEアメリカの取引所で取引されるオプション。
オプションの価格は、オプションの買い手と売り手の間で市場の供需に基づいて決まります。
取引所には、市場メーカーやブローカーが存在し、彼らがオプションの買い手と売り手を仲介して取引を成立させる役割を果たします。

市場メーカーは主に下記の大手銀行が参加しています。
ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)
JPモルガン・チェース(JPMorgan Chase)
モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)
バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)
シティグループ(Citigroup)
バークレイズ(Barclays)
ディーラウェア銀行(Deutsche Bank)
ウォルトン・グリーン(Wolverine Trading)
タワー・リサーチ・キャピタル(Tower Research Capital)

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