FXトレードに必要な「思考・心理・哲学」

はじめに

「トレードに必要なことは何か?」と聞かれたらあなたは何と答えるだろうか。

手法や技術はもちろん大切なことだが、特に大切な要素は「思考・心理・哲学」がトレードを行っていく上で必要になってくる。

つまり心技体の「心」の部分がとても重要だ。心がなければ手法や技術はパーフェクトに発揮できない。

トレードで勝ち続けていくには「心を磨く」必要があるという訳だ。

ブログで「思考・心理・哲学」について思ったことを文章に綴っていたら、いつのまにか一冊の本が出来上がってしまったので、せっかくだと思い、見やすい書籍としてまとめてみました。

「トレードに必要な心を磨くヒント」を本書では重点的に記載しているので、少しでも本書がヒントになれば幸いです。

本書に記載された内容は、あくまで著者の個人的な見解です。

実際に投資・投機の結果については、個々の自己責任になりますので、予めご了承ください。

1.トレードの世界におけるお金は二の次の意味

為替や株の投資投機の世界ではよく「お金は二の次」となどと言う言葉を耳にしませんか?

「いやいや、儲けがなかったらトレードする意味ないがない」という声が飛んできそうですがこれは紛れもない「真実」です。

トレードにも上達したいという強い気持ちが必要

例えば「お金持ちになりたいからプロ野球選手になろう」という人は恐らくいないか、プロの選手になんてなれないでしょう。

大前提として好きだからプロ野球選手になっているはずです。

お金儲けを根元に置くと

・お金儲けのために野球をする
・とりあえずお金のためと割り切り努力はする
・そこそこ上達
・が周りの更に努力している人に抜かれ心が折れそうになり挫折しそうになる
・お金は儲からないし楽しくもいのでやっぱり才能もないからやめようと思う
・脱線

プロ野球選手の世界の方たちは

・野球が大好きだからプレイする
・とにかく楽しい
・誰よりも上手くなりたい
・大好きだから猛練習し努力できる
・コツコツと上達する
・が周りの更に努力している人に抜かれ心が折れそうになり挫折しそうになる
・だが野球が大好きなので頑張れる
・更に上達する
・トップレベルに達する
・その結果たまたまお金が手に入る

 と言うように根底にお金儲けがあると、どうしても気持ちが入りきらなかったり、好きな人に抜かれたり楽しみながらプレイができなかったり劣等感を感じたりで挫折をします。根底に好きだから上達したいという人は強いです。


元プロ野球選手元監督の長嶋茂雄さんの好きな名言があるのでご紹介したいと思います。

「努力は人の見えないところでするもんだ。努力は積み重ねると人に見えるほどの結果が出る。」

野球を愛していないとこのセリフは出ないし、好きでないと努力などできないし、その結果上達のために人知れぬ努力ができるのでしょう。

トレードに置き換えるとどうか?

難しいですが「簡単にお金を儲けたいから投資をしよう」と言う方がほとんどだと思います。

ですが後付けだっていいんです。トレードをしていく過程で好きになり、時間を惜しまず努力をして「トレードが上手くなりたい」「トレードをしていると楽しい」そう思えたならすでにトレードを愛しています。

「儲けは二の次でトレードが上手くなりたい!」そんな風に思えるようになってからがスタートラインです。

「お金は二の次」とはこういった意味なのです。まずはトレードを好きになろう!

2.プロゲーマーとトレーダー

まずプロゲーマーとはゲームコンテストで、優勝を争い賞金を稼ぐといったゲームを職業にしている者たちです。

なんと優勝賞金は「1億円」といった大会も海外ではあるとか。

そして日本ではプロゲーマー専門学校も開講したようで、夢のあるなかなか注目されてるジャンルのようです。

トレードとゲームは近いものがある

実はトレードとゲームは近いものがあります。そして皆様もゲームをしたことがあると思います。格闘ゲームを例に出してみましょう。

念のため格闘ゲームとはどのようなものなのかを説明しましょう。

基本的概念は「攻撃して相手の体力をなくした方の勝利」と説明するまでもないルールです。

恐らく始めたばかりのゲームだと全然勝てません。闇雲に攻撃しても体力を削られるばかり。負けて悔しく強くなろうと練習します。

どうやったら強くなれるかを考え、ひたすら闘い、闘い方を学びます。

そこからさらに高みを目指し

・「相手は次どんな攻撃を仕掛けてくるか?」
・「様子を見て出方を見よう」
・「もしこう来たらこう攻めよう」
・「予想と違ったからガードで振り切ろう」
・「ここで大きく必殺技を浴びせよう」

など数分の間にいろんな思考が巡るようなレベルの高い闘い方をするまでになります。

これってまるでトレードのようではありませんか?

始めたばかりのときは全然勝てず悔しい思いをし闇雲にトレードし、命である資金を削られ勝ちたくて毎日ひたすら売り買いをし相場の感覚を身につけ手法や理論を学びます。

・「次のローソク足はどうなるか様子を見る」
・「ここをブレイクしたらこう攻めよう」
・「想定とは違ったから損切りしよう」
・「ここは強気に攻めよう」

と様々な思考が巡ります。まさにトレーダーはチャートと闘っているのです!

勝つために努力を惜しまない

プロゲーマーは生きるためにゲームで勝たないといけません。勝つために毎日練習に練習を重ねどうやったら勝てるか研究して戦略を練っているのです。

トレードも同じです。勝つために検証に検証を重ねどうやったら勝てるか研究の日々。戦略を練らずして勝つことはできないのです。

闇雲に闘っても勝てないのはゲーマーとトレーダーは知っています。

様々なトレードに関する本にもトレードとゲームを結びつけて書かれていることが多いです。

ゲームもトレードも体力を失ったら終わりですから近いモノを感じますね。

3.トレードは何年経っても勝てないのは当たり前?職人に学ぶ精神力

トレードで何年経っても勝てない方はいると思います。

「自分にはセンスがないのかもしれない」などネガティヴになったり、投げ出したくなったりすることもあると思います。

職人のようにこの期間を修業と捉えてみるとどうか?

鍛冶職人ってご存知ですか?

材料である鋼を高温で熱し、ハンマーで叩いて刃物を作り上げる職人のことを言います。

簡単に説明しましたが、弟子入りして一人前になるまでに修業が5年以上必要と言われており、修業中は収入は一切なく、昼間の修業を終えたあと夜バイトをして生活費を稼ぐといった日々だそうです。

全く興味のない人間からすると絶対真似できない生き方です。鍛冶職人を志す人はお金などは二の次なのでしょう。

核となる「職人に絶対なってやる」という強い信念があるから目指せるのでしょう。

トレーダーも職人である

世間的にはトレードは簡単なイメージがあり、楽して儲けてると思われたりしていますが、そんな甘いものではなくトレードも職人のように何年もかかるものです。

ありがたいことにトレーダーはデモトレードで修業することもできます。収入にはなりませんが資金が減ることもありません。

悔しいけど勝てないときはデモトレードに戻って修業し直すことも一つの手です。

下積み時代は避けて通れません。勝てるまで諦めないと強い信念を持って取り組めば苦しくても頑張れます。

トレーダーを志す人は自分が職人であると考え、勝てるまでは修業と捉え、前向きに自分の腕を磨いていきましょう。

故にトレーダーも職人なのかもしれません。

簡単に職人にはなれないことを念頭に置く

トレードは「上昇するか」「下落するか」の二択なので「簡単に」かつ「運でなんとかなる」と多くの人が勘違いしているのが現実です。

何度も言いますがそんな簡単に運でなんとかなる甘い世界ではありません。

トレーダーも職人ですから運でなんとか手に職をつけることは不可能でしょう。もし運良く儲かったとしてもそれは不思議と長くは続きません。

様々な難関にトライして少しずつ実力をつけていく必要があるのです。

「気づかないうちに徐々に勝てるようになっていく」それがトレードと言えるでしょう。トレードは簡単に楽して儲かると少しでも思っているのなら今すぐその考えを捨ててください。

そこからが修業の始まりです。

4.流れがないときはどうするべきか?そんなときは客観的になれ

トレードでロングポジションを損切りした途端に上昇したり、上昇するかもしれないと耐えたときに限って急落で大きな損失を出してしまう。

恐らくトレーダーならほぼ経験したことのあ「トレードあるある」ではないでしょうか?

そんなときは「客観的に自分をみる」ことがとても大切になってきます。

何をやってもうまくいかない状況をよく「流れがない」など言われます。

この目に見えない流れと言われるモノは存在すると思いますが、流れの要素を大きく左右するのが「自分の気持ち」なのです。

焦っても好転することはない

私生活で車に乗る方はわかると思いますが「今日はすごく信号に引っかかるな~」不思議と向かう道中ほとんどの信号に引っかかる現象がたまに起こります。

これも流れがないと言えます。ただ、大体こう言ったときって気持ちが焦っていませんか?

時間に余裕がないなどで信号に引っかかる度に「早く行かないとダメなのに!間に合うか?」「なんでこんな時に限って!」と考えているはずです。

気持ちの焦りにより起こる事全てがイライラに変換されます。そんな状況で更に焦って事故でも起こしてしまったら目も当てられません。

焦れば焦るほどマイナスになっていきます。つまり焦ったところでなにもいい事はないのです。

日常生活ではもちろん、トレードでも焦っていては流れは好転しません。客観的になる癖をつけましょう。

冷静になって現状を客観的に把握してみる

1度焦ってしまうとどんどんマイナスに働いてしまいます。そんなときはどうすればよいのだろうか?

「客観的に現状を把握してみる」ことで物事が好転する場合があるのです。

車の運転を例に出しましたが、この状況で着くまでにあとどれぐらいの信号機があり、全部引っかかったとしたらどれくらいかかるか冷静に考えてみると案外大丈夫かもしれません。

焦って事故を起こして遅れてしまうより、冷静に向かった方が結果的に早く着くと言ったことになります。

トレードも冷静に現状を把握してみると、いまどう言ったポジションを持っているか見えてくるかもしれません。

相場を冷静にみてみると「いまレンジ上限付近で買っていて、下がって当然だから売りに持ち替えよう!」など結果的にプラスになる可能性が見出せます。

そこから好転し「流れ」を掴むきっかけになる可能性があります。

まずは気持ちの焦りに自分で気づいて焦りを取り除き、冷静に現状を把握してみましょう。

焦ってトレードしていると感じたら冷静に現状を把握してみると流れが好転するかもしれません。

常に客観的になる癖をつけよう

客観的になれと言われても突然できることではありません。簡単なようで案外難しいアクションと言えます。

さらにはトレードで負けが続いている場合は自分を見失い熱くなっているときにはさらにそれは困難になります。

そのため常日頃から「今自分は焦っていないか」「自分を見失ってはいないか」など自分を客観視する癖をつけておくと、大事な場面でも自分を客観視することができる確率は断然高まります。

常に自分を客観視するトレーニングはトレードはもちろん様々な場面で自分をプラスにしてくれます。

5.精神論は相場には通用しない

勝負事で「気持ちの差で勝った」と言ったようなことを耳にした事があると思います。

スポーツなどで実力差はほとんどなく最終的に「気持ち=精神力」で勝敗が決まるといった場面です。

スポーツなどにおける精神論はかなり大事です。勝負する前から怖気付いていては試合前から勝敗が決まっているも同然です。

精神論を否定している訳ではなく、この精神論を相場に持ち込むと大変危険という事が言いたいのです。

相場は無情である

・エントリーポイント
・損切りポイント
・利食いポイント
・リスク管理

全てがしっかり揃っていてあとは怖気付かないでトレードすると言ったような場面では気持ちの面は大切です。

しかしただただ相場に精神論を持ち込むと「損失を抱えているが気合いで乗り切ろう!」「ここは気合い!フルポジションで大勝負!」などと言った何の根拠もない意味不明な自信によるルールを無視したトレードに繋がります。

ここから言わずと知れたように大損失の連続。さらに感情は崩れて冷静さを失い、損失が損失を呼び、最終的には退場です。そう、これはただのギャンブルです。

案外こう言った経験をしたことあるのではないでしょうか?

何をしてもポジションは逆行し、最終手段とばかりに含み損を気合いでホールドしてロスカットの連続。相場に精神論は通用しません。

まるで機械のように相場に挑む

ではどんな気持ちで相場に挑むべきか?

自分が機械になったかのように相場に挑むべきです。

そこに感情はなく、ここまで来たらエントリーすると決め、利食いポイントはここで、ここまで来てしまったら損切りをする。

手動でできないのであれば、注文をして勝手に損切りさせる。

「え?これだけ?」と思われたかもしれませんが、たったこれだけ答えはシンプルです。

ここに感情が介入すると、「ここで堪えればもしかしたらプラスになるかもしれない!」などの悪魔の囁き染みた類の感情が渦巻き、最終的には大損を繰り返しているはずです。

もし自分の弱点が精神論や感情が介入してトレードしてしまっている場合は機械的になれば利益をまるで生産してくれるような状態になるかもしれません。

スリルが欲しいのか利益が欲しいのか

案外気がつかないのがこの「スリルが欲しいのか利益が欲しいのか」とどちらを求めているのかで選択が大きく分かれてきます。

もしスリルを求めているのであれば常にフルポジション、大きな含み損になれば気合いでトレードすればよいです。どんどんスリルを突き詰めていけば良いでしょう。

しかし「利益が欲しい」のであればスリルとはかけ離れた位置に心の状態を置いておく必要があります。

トレードではスリルと利益は全く別の位置に存在しているからです。「スリルがある=大きな利益がある」これは恐らく間違ってはいません。しかし「スリルがある=致命的な損失がある」ことも忘れてはいけません。

致命傷を負えば「そこでトレードはできなくなる」のです。

もし大きく勝負をしたくなったときは思い出してください。致命傷を負えばトレードができなくなるということを。

トレードでスリルなのか利益なのか自分はどちらを求めているのか明確にしよう。

6.勝ちたいのではなく勝ち続けたいと頭に叩き込む

トレーダーに負けたいと思っているトレーダーはいないはずです。トレーダーは皆、「勝ちたい」と思ってトレードしています。

ただこの「勝ちたい」と言う気持ちが時にトレードを邪魔します。

なぜ「勝ちたい」は良くないのか?

勝ちたいと思うとどうしても一回一回のトレードに感情が介入してしまいがちになります

「このトレードは自信があるから絶対勝ちたい!」「フルポジションだから負けられない!」この気持ちで負けたらこの後どうなるかは想像がつくはずです。

自分が間違っているはずがないからと損切りせずロスカット。フルポジションの場合は負けが大きすぎるため損切りできず結局ロスカット。

最後は気合いだの根性だのルールを無視した根拠のないトレードに繋がり、最終的には神頼みのギャンブルをする羽目になります。

トータルでの勝ちを意識する

トレードは勝率100%はありえません。どんな手法だろうがどうしても負けが存在します。

なので一回一回勝ちたいではなく、トータルでプラスを目指すのが私達トレーダーの目指すべき思考です。

ルール通りトレードをしていれば「今回は負けたが次また勝てばいい」「トータル的に勝てばいい」となり、あっさり損切りしてまた新たなチャンスを焦ることなく待てます。

一回一回勝ちたいと思わなければ、次勝てばいいと気持ちの余裕にも繋がりますし、感情が崩れて、ギャンブルトレードをするようなこともなくなります。

勝ち続けるにはトータルでプラスにすることを忘れず、間違えたら損切りをして新たなトレードをすればいいのです。

もし一発逆転的なギャンブルをしたい場合は、楽しみ方は人それぞれなので問題はないと思います。それを突き詰めてください。

ただし勝ち続けるトレーダーになりたいのであれば、勝ちたいではなく「勝ち続けたい」と頭に叩き込むことにより、より健全な思考を手に入れることができるのです。

負けても良いぐらいの余裕が必要

もちろん負けないに越したことはありません。しかし負けを経験しないトレーダーは確実に存在しません。

そのため負けを想定し、負けても大したダメージにはならない、また新たにチャンスを待てばいいという余裕がトレードの質を大きく左右します。

負けるわけがないなどと考えてしまうとちょっとしたイレギュラーが起これば、焦りや動揺を誘います。

そうなってしまうと無駄なトレード、無謀なトレードへと繋がってしまい、結果致命傷を負う結果になりかねません。

負けても良いぐらいの余裕があるだけでプラスな要素を取り入れることができるのです。

7.チャートを動かしているのは人間であると言う事

チャートはまるで生き物ように、勝手に動いている、または機械的な何かに動かされていると感じたことはありませんか?

もしくは自分がエントリーした途端に逆行ばかりするものだから「監視されてる!遠隔操作だ!」など訳のわからない強迫観念にかられ、怒りが湧いたことがありませんか?

チャートは決して勝手に動いている訳ではなく私達人間が動かしています。

投資家達が常に売買している

もう一度言いますが私達人間がマーケットを動かしています。常に人間が売買しているからチャートは動いているのです。たったそれだけです。

大勢が買うから上昇し、大勢が売るから下落する。

決して「~がゴールデンクロスするから上昇する」「~が買われ過ぎを示しているから下落する」ではありません。

テクニカル指標を否定している訳ではなく、テクニカル指標はあくまでも目安や補助的なもので、テクニカル指標が~だから上下する訳ではありません。

人間の心理は複雑

言い換えると人間の心理がチャートを動かしているとも言えます。

指標の結果が良いときには投資家心理は「ポジティブになり買いが殺到し上昇」「指標の結果が悪いときには投資家心理はネガティヴになり売りが殺到し下落」と言った至ってシンプルな場面がよくあります。

ですが全くの逆で「指標の結果が良いのに下落」「指標の結果が悪いのに上昇」といった場面にも遭遇したことはありませんか?

人間の心理が絡み、指標の結果以上に「ポジティブな心理」「ネガティヴな心理」による変動が起こりますので、指標の結果だけでチャートは動いていないと言えるのです。

人間の心は数式や指標結果だけでは計れない

トレードしているのは人間であって、難しい数式や指標結果が相場を動かしている訳ではないので、テクニカル指標が効いたり効かなかったりするのです。

やはり人間の心は複雑です。常に変化していきます。

「今トレーダー達の心理はどうなのか?」という事を考えるとチャートの見方、テクニカル指標の使い方がより一層進化するかもしれません。

「上がるか」「下がるか」たったこれだけなのに本当に奥が深く、おもしろい世界です。

8.あなたはいま健康ですか?トレードは自分の健康状態が影響する

「いま健康ですか?」と聞かれたら「咳、くしゃみ、鼻水など風邪の症状はないから健康だ!」「とくに病気などしてないから健康だ!」と言ったように普段なら答えるかもしれません。

身体あっての健康ですからこの考えは当たり前です。

ただトレーダーにとっては心の健康も気にするべきであるのです。

トレーダーは心の健康を気遣うべし

身体は健康だとしても心が不健康だとトレードに悪影響を与えます。

トレード以外で不安や悩みを抱えていると視野が狭くなったり、トレードに対して
少し上の空になったり、自分が身体も心も健康な状態に比べると最大限にパフォーマンスを発揮できません。

さらにモチベーションは下がっている状態でのトレードは自暴自棄になったりします。

「自分は何をやってもダメだ!」「もうどうなってもいい!フルポジションで一か八かの勝負してやる!」と投げやりになり、冷静になった頃には取り返しのつかない状況に追い込まれると言ったことになりかねません。

トレードするとき自分に問いかける

自分のことをよく知っているのはやはり自分です。

「いま不安や悩みはないか?」と自分に問いかけてみて、少しでも不安や悩みがあるなら、トレードよりも先にその不安や悩みの種を取り除くことに専念した方がよいのです。

トレードする前に「いま自分は健康か?」と問いかけたときに自信を持って「はい」と答えることができたときにトレードをすれば最大限のパフォーマンスを発揮することができるかもしれません。

不安があるなら徹底してトレードしない

何か不安や悩みを抱えていると感じたとします。

だがしかしここでトレードをしないことを選ぶことができず、無理矢理トレードをしてしまうと破滅的なトレード、ギャンブルトレードにつながってしまいかねません。

そんなときはこの思考の先を考える習慣をつけましょう。もし不安を抱えた状態でトレードした場合はトータルでは勝ちにくいといえます。

そのため「トレードをしない=負けはない」と考えてパフォーマンスを最大限に発揮できる時にだけトレードすることを考えることができれば、自ずとトータルでプラスになっていくと考える習慣を身につけましょう。

トレードではその時だけの感情で動いたり、利益を追求しすぎると結果は不思議と出ません。

つまり不安や悩みがある状態の時にトレードを徹底してしない状態をキープできるか、感情を抑えられるかが重要なのです。

9.チャートにテクニカル指標を大量に表示させているのは不安の証

チャートにテクニカル指標をいくつ表示させていますか?2つ、3つ?それとも5つや6つですか?

もしチャート画面がテクニカル指標でローソク足が見えないほどになっているならきっとトレードが不安で仕方ない心境です。

不安は結局なくならない

「これが機能しなくなるかもしれないからこれも表示させよう。」「ついでにこれも表示させた方が良いかな?」とこの連鎖により、きりがなくなりチャート画面がテクニカル指標を大量に表示することになっているのではないでしょうか。

根底には負けたくないという気持ちがあるからだと思いますが、勝率100%はありませんから自分が表示させているテクニカルが機能しなくなったのであれば損切りするしかありません。

テクニカル指標に頼りすぎて損切りできないのであれば取り返しのつかない状況になるまでそれが繰り返されるでしょう。

チャートのテクニカル指標が多いと強くなる訳ではない

テクニカル指標を武器に例えるなら、あれもこれもと大量の武器を持って闘いに向かっても身軽さがなくなり身動きが取りにくくなり闘えない状態になることが想像できます。

トレードも同じで、テクニカル指標を大量に表示させるとどれを頼れば良いかわからなくなり、身動きが取りにくくなるばかりか頼るべきテクニカル指標に惑わされる結果になるでしょう。

またはテクニカル指標を大量に表示させることで自信過剰になりすぎてしまい、無駄なトレード、許容範囲を超えたトレードにも繋がってしまいかねないのです。

チャートには得意なテクニカル指標だけを表示する

まるでテクニカル指標を否定しているように書いていますが、テクニカル指標を否定している訳ではありません。

大量に武器を持っていても自分にとっては、使えない武器を持っていても荷物になるだけで意味がありません。

自分が扱いやすい得意な武器だけを使って闘うべきです。

テクニカル指標の組み合わせに正解はありませんので、自分の性格やトレードスタイルに合った、扱いやすい得意なテクニカル指標を見つけ、表示させるべきです。

すぐにどれが自分に合っているのかわかるものではないので、地道に検証して見つけていくしかありません。

もしチャート画面がテクニカル指標で埋め尽くされているのであれば、自分の得意な武器だけを残し、持ち物の整理をするようにチャート画面を整理してみるとチャートの見方が変わってくるかもしれません。

10.流行に敏感になり相場の流行を追え!

いま世間でなにが流行っているかあなたは気になりますでしょうか。

・今年のファッションは~色が流行っている
・食べ物は~が流行っている
・音楽は~が流行っている
・テレビや映画は~が流行っている

などなどたくさんあります。追っていくときりがありません。

この流行りにもトレードのヒントが隠れています。

相場の流行を追え!

よく相場は

・「ある指標が良い結果だったから明らかな強気相場へ!」
・「要人によるポジティブな発言で強気相場へ!」
・「買うしかない状況に」

こういう場面に出くわすと流れに乗っていくのがベストであり、簡単な方法です。

そしてしばらく強気な相場だったが

・「ある指標が悪い結果、要人発言により相場が急変し弱気相場に!」
・「明らかに売るしかない状況に」

と言った一連の流れがあるとします。


これが流行に全くついて行こうとしなかったらどうなるか?流行りが嫌いなトレーダーを例にトレードをみてみましょう。

最初に説明したように明らかに強気相場に変わりました。それなのに流れついていこうとせず「要人発言?そんなことは関係ない!自分は売りたいから売る!」と言った自分のエゴを相場に押し付ける。

そして大損を連発したあとに我に帰り「自分はなにをやっているんだ。明らかに買うしかない。いまからでも遅くはない!」と思った頃に相場は流れは変わり弱気相場になったが「この前ポジティブ発言で強気だったから買いだ!これは一時的な下落だ!」と流れを無視したトレードをし続け、気づいた頃には取り返しのつかない状況へ。

とかなり極端に説明しましたが案外こう言った状況は全否定できない部分があるのではないでしょうか。

自分の感情を相場に押し付けたところで相場はそれに答えてくれることはありません。


もし流れを無視するトレードをよくしてしまうことの多い方は「いま相場は何に注目しているか」「発言や結果に相場はどんな反応をしているか」相場の流行を追ってみると流れに乗れる質の高いトレードができるかもしれません。

自分の感情は抑えるべし

上記のトレーダーのように自分の感情を相場に押し付けてしまうとなぜか結果は出ません。自分の感情ではなく、相場の流れをしっかり読み取りトレードを行うべきなのです。

自分の感情が抑えられない場合はその原因を究明することに専念すべきです。なぜならトレードでマイナスになる原因のほとんどは自分の感情を相場に押し付けたり、感情的になっていることがほとんどだと言えます。

不安や悩みはないか、許容範囲を超えたトレードを行っていないか、そして常に自分を客観視する習慣をつけて感情的にならないようにトレーニングをしてみよう。

11.トレードを会社経営のように考えると自分のトレードが見えてくる

会社経営をしたことありますでしょうか。いた(いる)としてもかなり少数派だと思います。

なぜなら会社経営をするにはかなりハードルが高いからです。しかしトレードは口座を開設して、すぐに始められます。

何が言いたいかというと会社経営とトレードは同じぐらい利益を上げ続けるのが難しいのです。

会社経営は難しいと考えるがトレードは簡単と考えてしまいがち

会社経営をはじめるのはリスクがあります。そして「明日から起業しよう!」と言えるような気軽なものでもありません。

はじめ方もちょっとネットで調べてできるようなものでもありません。

しかしトレードの場合はどうか?

トレードはリスクがありますが少額からはじめられるためリスクを軽く見てしまいがちです。

また「上か下の50%で勝負できるからそう簡単に負けるはずない」「運でなんとかなる」と思ってしまいがちです。

「明日からトレードをはじめよう!」ととりあえずはじめられます。はじめ方、やり方もネットで調べて簡単にはじめられます。

経営を継続できている確率は?

起業家は1年以内に倒産する確率が50%と言われています。投資家は1年以内に退場する確率がなんと90%で、たった1割しか残らないのです。

この確率からわかるように投資は上か下かのたった50%の確率、運でなんとかなる甘い世界ではないのです。

なぜ投資家はすぐに退場するのか?

仮に自分がバーを経営するのが夢だとします。その場合ノウハウや技術を手にいれるため実際にバーで働くはずです。

いきなり「思い切って明日テナント契約しよう!」とはなりません。

ある程度の能力が身について夢である自分のお店をオープンし独立しようとしたときになんの経営戦略もなしではいけないので、様々な経営戦略を練るはずです。

・立地がいいところにしよう
・店の外装内装は近所には無いような雰囲気にしよう
・宣伝方法は地元情報誌やネットに載せよう
・材料などの仕入れはなるべく安くできるような取引先を探そう

などなど利益を上げるためや他者と差をつけるべく経営方針を作り上げるはずです。

しかしトレードはどうか?

「とりあえずやってみて技術を磨けばいいか」と軽い気持ちではじめ、ノウハウも無ければ技術もなく、手法はもちろんないので勝てる訳がありません。

負けた額を取り返そうと熱くなりそしてあっさり退場に追い込まれます。

起業するときにノウハウ、技術、経営方針が無ければ起業は踏み止まりますが投資は経営方針(トレードプラン)がなくてもとりあえず簡単にはじめられてしまうのですぐ退場してしまうのです。

トレードのリスクを軽く見てしまいがちなので、一体どれほどのリスクを晒してトレードしているのか自覚する必要があります。

トレードは厳しい世界と自覚しよう

トレードはたった二択の選択肢を選んで、運でなんとかなる甘い世界ではないのです。

そのため投資は会社経営をするぐらい、またはそれ以上に厳しい世界であると認識し、自分が社長になったつもりで

・今一度経営方針(トレードプラン)はあるか
・またはその方針は間違ってはいないか

見直してみると見えてくるモノがあるかもしれません。

12.トレードで勝つためにはプラシーボ効果を利用しろ

まずプラシーボ効果とは偽の薬を効果がある薬と偽って服用させた場合でも病状症状が良くなる効果を示しています。

極端に例えるならラムネ菓子を薬と偽って服用させ風邪が治ると言ったもので、暗示のひとつと考えられます。

この暗示をトレードに応用することで勝つことにつながるのです。

プラシーボ効果をトレードに応用するには

落ち込んでいたり不安や悩みがある場合はパフォーマンスを最大限に発揮できません。

実力のある心の状態以外は同じ条件の二人のトレーダーを例に出して比べてみます。事前に避けられないと想定していたように現在連敗している状況だとします。

・トレーダーA「もしこのまま連敗し続けたらどうしよう。取り返すために大きく勝負するべきか?」
・トレーダーB「事前に想定していた通りだから問題ない。このまま自分のトレードを続けよう!」

このあと巻き返してプラスに転じたのはどちらのトレーダーか?明らかに後者のトレーダーBではないでしょうか。

トレーダーAはこのあと精神は崩れ、自暴自棄になり根拠のないギャンブルトレードをする羽目になるのが想像できます。

負けを想定していたとしても恐怖や不安に押し潰されてしまい、自分をコントロール出来ず、実力はあるのに自分らしいトレードができなくなります。

トレードで勝つには暗示をかけて自分をコントロールする

トレーダーBのように恐怖や不安に負けず、偽の薬である「前向きな姿勢」で心の病である恐怖や不安を払拭して治療することは非常に効果があると言えます。

セリフや姿勢だけではなく、トレード書籍やそれ以外の本を読んだり自分が好きな映画、テレビ、ドラマ、音楽などをみたり聴いたりして気持ちを落ち着かせたり前向きになると言うのもトレードには必要なのです。

ただしプラシーボ効果(自己暗示)と気合いや根性などと言った精神論との違いを見極めないと話は変わってきますので注意が必要です。

プラシーボ効果、自己暗示には科学的根拠はないようですが、自分の心をコントロールすると言う意味では非常に効果的なことだと思います。

トップアスリートや勝負の世界で活躍している勝負師達も行っています。

トレードで勝つには自分をコントロールする力が重要

トレードは優れた手法や優れたテクニカル指標を見つけ出すことがトレードで勝つために必要と思われがちですが実はこの自分をコントロールするという点が実は最も重要です。

そのためトレードで最大限に実力を発揮したい場合は

・心の状態
・自分をコントロールする能力

が問われます。

手法などに捉われるよりも恐怖や不安を払拭する方法を極める方がトレードに役立つと言っても過言ではありません。

13.利確と損切りをするとき意識すべきこと

利確と損切りをするとき何を目安としているでしょうか。

チャート分析をして自分なりに利確、損切りするポイントを見つけていると思います。これは大切なことです。

ただ個人的な理由による利確、損切りは勝ち続けていく上では致命的な失敗に繋がりかねません。

恐怖や不安で利確損切りはしてはいけない

ポジションを取った後それなりに利が乗ってきたとき、まだ利確するポイントまできていないとします。

そんなとき襲われるのが「もしかしたら反転して利益を全て失うかもしれない」という感情。その感情に襲われたときに全てを利確してしまってはその瞬間は利益を得ることができますが、トレードを続けていくには良いことではありません。

損切りポイントを決めた上でポジションを取った後すぐ逆行して、このままだと損失が出てしまうと言った恐怖に襲われたとき、その感情に任せて損切りをする事も同じく良いことではありません。

また損切りポイントまで来たのに「もしかしたら損切りしたあと反転するかもしれないから幅を広げよう」と損切りポイントを変更してしまうことは致命的損失につながります。

なぜ恐怖や不安で利確損切りはしてはいけないのか

恐怖、不安による利確損切りはとどのつまり自分を信じられていないということになります。

中途半端に利確、損切りを繰り返していてはただただ勿体無いと言えますし、自分の描いていたシナリオ通りになったときに「やっぱり思っていた通りじゃないか!急いでポジションを取り直さないと!」と恐らくこれを繰り返していては、いずれ感情に任せたトレードに陥ることになります。

そして損切りポイントを変更してしまうのは何の根拠もなくその時自分を正当化しているだけで、それを繰り返せば損失は膨れ上がり、退場するまで自力では損切りできなくなるまでになる致命的なものになります。

トレードの司令塔は他の誰でもなく「自分」であるので自分の信じたトレードができないのであれば世に溢れている情報(テクニカル指標やニュース)に惑わされ、勝ち続けることができません。

トレードをしているのは結局自分であり、何かに従ってトレードをする訳ではないと自覚しなければいけません。

恐怖や不安で利確損切りをしないようにする対策方法

恐怖や不安による利確損切りをしてしまう場合は取ったポジションを半分利確損切りすることをはじめてみてください。

そしてもう半分のポジションを自分の最初に設定した通りにすれば少しずつ癖がついてルールに従うことの大事さに気づくきっかけになると思います。

・どうしても恐怖や不安を感じた場合は半分利確損切りを行う
・もう半分を最初のプラン通りに利確損切りする

また恐怖や不安を払拭するために自分の気持ちをコントロールすることも大切です。

自分なりに感情を安定させる方法を探すほうが手法に捉われるよりもトレードに役立つと考えます。

利確損切りを行うときに意識すべきこと

利確損切りポイントを明確に決められないのであれば、買いのポジションを持っていたとすると利確損切りはそこで

・「売りたいか」
・「逆のポジションを取りたいか」

と思える場所に設定すれば納得のいく利確損切りができる可能性が高まります。

欲や損失に踊らされていては勝ち続けることはできません。

勝率100%は絶対に存在しませんので自分が納得のいく利確損切りを続けていくことが利益を積み上げる方法と言えるでしょう。

14.分析が時に逆効果となる

分析にどれほど重きを置いているでしょうか。市場が動かない日などは1日中分析に没頭している方もいるかもしれません。分析はとても大切ですし、自分のトレードプランを立てる際に必要不可欠です。

ただし分析の捉え方を間違えると逆効果になってしまう場合があります。

分析が逆効果になる理由

分析はやはり必要不可欠です。いくら短期的なトレードだとしても

・エントリーポイント
・利確ポイント
・損切りポイント

が必要になってくるので、ただ何となくトレードする訳にはいきません。やはり分析は必要になってきます。


ではどんな時にFXのチャート分析が逆効果、つまり害になるのか?

何時間もかけて分析をしたとします。

・テクニカル指標が~を示しているから買い(売り)
・難しい計算式で叩き出したレート
・~の指標結果が~だった場合は上昇(下落)

などなど自分なりに考え、分析し方向が定まりました。

そしてエントリーして、途中まで分析通りの展開になりましが、急に相場が反転し損切りポイントまで来てしまったとします。

そこで

・「自分が何時間もかけ頑張って分析したのだから間違っているはずがない!」
・「間違っているのは相場だ!反転は一時的なものでまた分析通りになるはずだ!」

と自分の考えを相場に押し付けてしまい感情的になり、損切りをせずギャンブルトレードに発展してしまうのです。

相場はテクニカル指標やニュースだけで動いている訳ではありませんので自分のエゴを押し付けたところで相場は言う事を聞いてくれる訳もなく何の意味もありません。

自分の分析を押し付けて利益になったとしても、それは間違った勝ち方でそのような姿勢では勝ち続けていくことは極めて困難です。

分析した時点ではその分析は間違っていないかもしれませんが、相場は常に変化しているので途中で分析が間違いに変化していく可能性もあるのです。

視野が狭まる

もうひとつ注意しなければいけないのが、分析したが故に自分の描いたストーリーしか見えなくなってしまう危険性もあります。

自分の分析に固執してしまい、周りが見えなくなり、普段なら見逃さないようなポイントなどを見逃してしまい、気づいた頃には同じく感情的なトレードへと発展してしまう可能性がありますので注意しなければいけません。

分析よりも必要なこと

何度も言いますが分析は大切であり必要なことです。その分析よりもさらに大事なことが「分析が間違っていた時の対応」がさらに大切になってきます。

自分の分析が間違っていた(間違いに変わった)場合のルールが明確でないとエゴを押し付けたり感情的トレードに繋がってしまいます。

よって分析が間違っていた場合のルールを明確に決めておく必要があります。

分析が間違っていた場合の対策

対策の例
1.目線の変更
単純に優位性が真逆になったと判断して、一旦損切りをし、買っていこうと決めていたのなら売っていこうと変更すると言ったシンプルなものです。

2.様子見
分析通りにならず、わからなくなったと判断して一旦損切りをし、わかるまで様子を見るか、リセットして分析仕直しです。
自分を客観的にみるという意味でも有効です。

3.目線の変更はせず一時様子見
実は分析通りで一時的な反転といった可能性もありますので、一旦損切りをし、方向感が出るまで一時様子見。

トレードは三通りしか選択肢がない

・買うか
・売るか
・様子見か

トレードにはこの三通りしかありません。

分析を押し付けてトレードと言った選択肢が増えることはおかしいことで、冷静さを失っているか頭の中が混乱していて複雑に考えすぎと考えられます。

この三通りしかないことを思い出し、現状を把握すれば冷静さを取り戻せるかもしれません。

感情的にならず柔軟に対応しよう!チャート分析にこだわりすぎるな

勝率と同様に分析も100%正解はありえませんので分析をする際には

・間違えたらしっかり間違いを認識し相場に押し付けない
・間違えた場合の対策を同時に練っておく
・自分の分析に固執し視野が狭まらないよう柔軟に対応する

と言う事を心がけて分析することにより効果的な分析になると考えられます。

15.築き上げたトレードスタイルを全て破壊してみる

自分のトレードスタイル、手法や分析方法に違和感を感じていないか一度問いかけてみてください。

どうでしょうか?もし少しでも不安になってしまったなら見直す必要性があるかもしれません。

愛着や執着心が邪魔をする

何かを手作りで何時間もかけて作り上げたとします。ただし少し満足していません。

この時どのような感情になりますか?「やっとできた!でもこれは1からやり直すのは勿体無いな」と言ったような感情になるのが恐らく多数派だと思います。

これがトレードスタイルや手法だとしたらさらに強い感情になるのではないでしょうか。

何ヶ月、長い場合は何年もかけて試行錯誤を繰り返し築き上げたトレードスタイルを崩すとなるとそう簡単ではありません。

もしそれが間違っていると朧げながら気付いているとしても何ヶ月、何年もの時間を全て否定することになる訳ですからやはりすぐ崩せません。

プライドは損しか齎さない

時間をかければかけるほどその作品(手法など)に愛着や執着心が湧きます。

もし今の手法などに行き詰まっていると少しでも感じ、言い訳をしながらトレードしていないか確認が必要です。

・「たまたま運がないだけでいずれ成果が出る!」
・「何年もかけて試行錯誤し勉強したから今までの時間が無駄になってしまう!」

このような気持ちに少しでもなっているなら自分のトレードを見直す必要があるかもしれません。

もちろんすぐに成果が出ない場合もありますが、違和感を感じながらトレードし続けている時点で何かが足りないか間違っている部分がある可能性が高いと言えます。

そのまま成果が出るか曖昧で同じ方法を使い続けていては今の自分で完成だと思っている可能性もあり新しい知識や新しい方法を吸収できない思考回路になっていたり、ただただ損失が積もっていきトレードが苦しくなっていきます。

見切りをつけないと進化はない

・ポジションの場合は「もしかしたら反転するかもしれない」
・手法などの場合は「いつか成果が出るかもしれない」

といった何の根拠もない愛着や執着心によって身動きがとれない状態なら見切りをつけないとポジション、手法ともに大損を招きます。

なぜ見切りをつけられないのか今一度確認してみてください。

全て破壊してみる

いままで築き上げてきたものをリセットして1からやり直してみることはとても勇気が必要です。

もしかしたら成果が出る、かけた時間が無駄になるといった具合にブレーキがかかります。

含み損のポジションを抱えていて、もしかしたら反転するかもしれないという心境だとします。
そこで勇気を出して損切りをしてしばらくした時に

・「なぜこんなポジションを抱えていたのだろう?」
・「見切りをつけてよかった!」

と言った場面に遭遇したことはないでしょうか?

リセットして冷静に客観的に周りを見たときに感情的になっているときとは見えてくるものが変わってきます。

手法なども同じで全てを破壊して冷静に客観的に周りを見たときに見えてくるものが変わってきて新たなものが見えてくるかもしれません。

今までの時間は無駄ではない

全てをリセットするのは「いままでの時間が無駄になる!」と言うのが恐れる要素かと思います。

ただ全く無駄ではないと言えます。

何ヶ月、何年もの経験の中にリセットしても必要なものは絶対に残ります。

トレードの流れ、相場観、トレードの緊張感、単純に注文方法などなど全て無駄にならないですし、自分にとって不必要なもの、さらには足りない要素が見えてくるとも言えるので、必要なもの不必要なものを分別するように築き上げてきたものを全て破壊することは壁にぶつかったときに実は有効だったりするのです。

行き詰まりを感じている、または進化したいといったようなときは「全て破壊する」ことを勇気を出して行えば良い部品と悪い部品が見えてきたり、足りない部品が見えてくることにより新しいスタイルにめぐり合える可能性を見出せるのではないかと思います。

16.自分の性格を知ることでトレードが変わる

トレードスタイルはどのように定めている、定めたでしょうか。

・「すぐに儲けが出るからスキャルピング」
・「一気に儲けたいからスイング」

といったシンプルな理由で決めるのもありですが、それだけで決めてしまうのは勿体無いです。

自分の性格を知ることでトレードが変わります。

自分の性格を知る

少し短気であったり、待つのが得意であったり、細かいことが気になるタイプだったりならないタイプだったり、挙げると人の性格は様々です。

そこで「自分は一体どんな性格か?」を今一度確認してみてください。

深く深く自分の性格について考えてみると案外普段以上に気づく事があります。

トレードに自分の性格を織り込む

例えば細かい値動きを1日に何十回もトレードするのは考えられないと思っているのに「すぐに儲けが出るからスキャルピング」と言う理由だけでスキャルピングに決めるのはおかしいです。

また何日もポジションを抱える、週末ポジションを持ち越すなど考えられないと思っている人が、「一気に儲けたいからスイング」と言う理由だけでスイングに決めるのも同じく適しているとは言えません。

そこで「自分は一体どんな性格か?」をしっかり知り、トレードスタイルに織り込む必要があります。

トレードを続けていく上で自分の性格に適していないやり方では負担になりますので勝ち続けていくのは困難になってきます。

仮に何かの書籍などで学んだ手法をそのまま使うとなると自分の性格に適していないと勝つことができない可能性の方が高いと言えます。

学んだ手法を自分の性格を織り込んでアレンジする、言い換えるなら進化させる必要があります。

自分の性格を元に組み立てる

自分の願望だけによるトレードスタイルを作るのは間違っているので、上記に書いたように「自分は一体どんな性格か?」によってトレードスタイルを決める必要があります。


ポジションを抱えたまま眠ることなど考えられないのであれば

スキャルピングトレード
デイトレード

という選択肢になります。

細かいトレードを1日に何十回もすることが考えられないのであれば

デイトレード
スイングトレード

という選択肢になります。

そこからトレードスタイルに合わせた書籍を求めたり研究をしてそれぞれ自分に適したトレードを身につけていくことが必要です。

自分のトレードに違和感があるなら適していない可能性がある

すでに自分のトレードスタイルを築き上げていたとして、少しでも違和感を感じているなら、そのやり方は自分の性格に適していない可能性があります。

築き上げたモノを破壊してまた作り直すことを考えても良いと言えます。決して、いままで築き上げてきた時間は無駄にはならないです。また新たな一面を発見することができるキッカケになるかもしれません。

自分を分析してみよう

自分の性格を1番知っているのは自分です。

改めて深く自分の性格について考えてみるとさらに知ることができるきっかけになるかもしれません。

また客観的に知るために自分の周りの人に自分はどんな性格かを聞いてみるのも良いかもしれません。

自分の性格を知ることによって新たなトレードスタイルを発見することができるのではないかと思います。

17.引き寄せの法則は誤解されている!トレードに応用可能

まず引き寄せの法則とは引き寄せの法則を知らない方のために基本的概要を説明します。

引き寄せの法則とは自分に起こることは自分が思ったことが経験となるといった考えです。

さらに簡単に説明すると心がポジティブなときは良いことが起こり、心がネガティヴなときは悪いことが起こると言ったもので、なりたい自分を強く意識することでそうなっていく、欲しいものを強く思えば手に入ると言った法則です。

引き寄せの法則をなんだか怪しいと思う方へ

なんだか引き寄せの法則を怪しいと思っている方、思った方もいるかと思います。

言うなれば「思うだけで手に入る」と言っているようなものですから怪しく思うのも無理はありません。

はじめは非常に怪しいと思い、存在は知っていましたが深く知ろうとしていませんでしたが、ただ頭ごなしに怪しいで終わらせるより、とりあえず引き寄せの法則についての書籍を読んでみてから判断してみてもよいかと思い、読んでみたところ十分トレードに応用可能だと思いました。


簡略に説明すると引き寄せの法則は

強く願う
願いが叶う

と思われがちです。

そうではなく

強く願う
意識が変わる
なりたい自分や手に入れる努力をする
願いが叶う

と言った大事なプロセスが抜けて捉えられがちだと思います。願うだけで叶うなら何も苦労しませんし、そんなうまい話はありません。

「目標を箇条書きなどにして常に見えるところに貼っておく」と言ったのは効果がある、など聞いたことはないでしょうか。

これもモチベーションが下がった時などに目標を目にすることによる気持ちを鼓舞させると言う理由などから効果があると考えられますし、目標を書くことだけに意味がある訳ではないのです。

さらになりたい自分や手に入れたいものなどを願うことによる部分もアウトプットすると言う点から引き寄せられると考えられます。

いろんな人に

「こんな自分になりたい!」
「こんなものを手にしたい!」

と言う=アウトプットすることにより、協力してくれる人物やきっかけを与えてくれる人物が現れると言ったものと考えられますので、願うだけでそんな人物は現れません。

「プラシーボ効果」も近いものがあり、言葉などによる暗示で気持ちをコントロールすることにより不安を取り除くと言ったもので、やはり意識の部分が大事になってきます。

引き寄せの法則は意識を改善する

つまり引き寄せの法則は「意識」の部分に比重を置いて学ぶことにより、怪しいではなく有力な手段となると考えています。

意識が変わればトレードに対する考え方が変わったり、チャートの見方が大きく変化して新たな角度から分析ができるようになったりするきっかけになる可能性が発生します。

同じ視点から物事を見ていては見えてくるものも見えてこなくなり、進化が止まってしまいます。

進化するには意識、考え、変化が必要になってくるので引き寄せの法則をトレードに対する意識を変化させるきっかけになるのです。

18.顕在意識と潜在意識をトレードに活かせ

顕在意識と潜在意識とは、まず顕在意識とは自分が自覚している意識のことです。そして潜在意識とは自分では普段気づいていない心の奥に潜んでいる意識です。

この二つの意識をコントロールすることによりトレードに活かすことができます。

普段の生活での顕在意識と潜在意識

普段の生活でも実は顕在意識と潜在意識を駆使して生活しています。

どこか目的地に向かうために車を使ったりバスを使ったり電車を使ったりして目的地に向かう方法を考え、しっかり自覚して向かうとしたらこれは顕在意識です。

突発的な質問に準備もなく瞬時に嘘などを的確な回答を出せるとしたらこれはその人の潜在意識がそうさせています。

と言ったように普段の生活でも常に顕在意識と潜在意識を私達は使って生活しています。

一概に意識とは言え、全く別の空間に存在しているもので顕在意識は経験してきたことからそのようにするべきであると自覚し実行すると言った意識で潜在意識は経験を貯蓄し無意識にそうできると言った意識と言えます。

トレードでの顕在意識と潜在意識

この二つの意識をトレードに活かすにはどうすべきなのか?

まずはトレードの中での顕在意識と潜在意識によるトレードを区分し、しっかり自覚する必要があります。

顕在意識でのトレードは今までトレードを積み重ねてこう言ったトレードはしてはいけない、分析を行い計画的なトレードを実行するといったトレードと考えます。

潜在意識でのトレードは突発的な急変などによる対応を今までのトレードを貯蓄して反射的に対応できるトレードだと考えます。

また直感的に上がる(下がる)と感じトレードするとも言えます。(ただしトレードを始めたばかりの初心者トレーダー時代における直感とは別物です)

チャートを見たときに何もトレードプランが立てられない、さらに直感的にも全く見当がつかない。と言った場面に出くわしたことはないでしょうか?

これは顕在意識、潜在意識共にそのチャートの形や値動きが意識に根付いていないと考えられるので、そう言った場面ではトレードをしないのが最もよい選択肢です。

上記とは真逆にチャートを見たときにトレードプランを立てられる、さらに直感的にチャートを読み取ることができた時は顕在意識、潜在意識が共に働いていることになり、そのときにトレードを行えばより質の高いトレードができると考えます。

顕在意識と潜在意識を自覚する

まずは自分がどのような状態かを知る必要があります。

じっくり時間をかけてある程度の分析ができるのなら顕在意識としてトレードが根付いています。

チャートを見て直感的にトレードプランや今後のイメージができるなら潜在意識としてトレードが根付いていると言えます。

自分は一体どの程度、意識にトレードがしみているか確認してみてください。

そしてこの二つの意識を鍛えるにはトレードと分析を積み重ねていき、まずは顕在意識にトレードをしみ込ませて、それを繰り返し潜在意識にしみ込ませていくしかありませんが、ただなんとなくトレードするのではなく「自分のトレードをしているのか」を意識することにより、一回一回のトレードや分析がより根付きやすいと考えます。

テクニカル指標やニュースのみに流されてトレードしているのなら、これは自分のトレードではないのです。

「自分のトレードをしているか?」まずはこれを意識し、顕在意識と潜在意識にトレードをしみ込ませいくことにより質の高いトレードができるかもしれません。

19.色の捉え方は人によって違う!トレードも同じ

「同じ色でも捉え方が違う」この意味はわかるでしょうか。

赤色を想像してみてください。同じ赤色とはいえ実は人によって若干違いがあります。

少し明るい赤色を想像したり、少し暗めな赤色を想像したりするのです。若干違いはありますが、その人にとっては赤色です。

例えば赤色にも種類があり、少しオレンジがかった朱色、少し紫がかったワインレッドなどがありますが人によっては単なる赤色にみえますし、細かい名称で識別する人もいます。

人によってこの色は何色なのか、僅かに捉え方が違ってくるのです。つまりトレードも人によってチャートの見方や捉え方が違ってくるのです。

チャートも人によって捉え方が違う

色の捉え方は人によって違うと書きましたが、チャートも人によって捉え方が変わってきます。

スキャルピングトレーダーにとっては売りだったとしてもスイングトレーダーにとっては買いだったりします。

つまり人によってみている時間軸、保有する期間などはバラバラです。さらには感性、価値観、意識が全く違っているのです。

例えば上昇している場面だとします。

A「流れに乗って買いを仕掛けよう!」
B「一旦上げ一服したから短期的に売りを仕掛けよう!」

全く同じ時にチャートをみていたとしても目線が真逆になることがあり、やはり人によって時間軸や狙っている幅が変わってきますし、感性、意識が全然違います。

上記のAにとっては買いですがBにとっては売りと感じるから売っている可能性がありますので、見え方が違うのかもしれません。

自分色でトレードする

普段使用しているテクニカル指標が売りを示していて自分も売りと思う場面に遭遇したとします。そんなときは結果的に間違ったとしても素直に売っていくべき場面です。

または自分は買いだと思うのにテクニカル指標が売りを示していたとします。そんなときは迷いが生じるはずですし、もしテクニカル指標に従い売って逆行した場合には「自分の方が正しかった!」となりギャンブルトレードに繋がる可能性があります。

つまりテクニカル指標やニュースのみに従ったトレードはよくないと言えます。自分が感じたトレードをしないと間違ったときに納得がいかないわけですから、感情的になったりギャンブルトレードにつながります。

いかにテクニカル指標やニュースと自分はそう見える、感じるからそうする、といったバランスが大切になってくるのではないかと思います。

従うだけのトレードはやめよう

従うのみのトレードではなく、自分が見える感じるトレード、つまり自分色のトレードを見つけることにより、質の高い納得のいくトレードに繋がると言えるのです。

常に最終的な意思決定は自分の意思による決断を下すように習慣付けるようにしよう。そうしないと最後の決断を何かのテクニカル指標やニュースを自分の都合の良いように捉えて、それを選択の最終的な決断を下すようになるため、それは既に自分色のトレードではなくなるのです。

20.品質にこだわりすぎない

トレードにおいての品質とは「品質=レート」

例えばデイトレードの場合にその日の天底を狙ったトレードをするということとも言えます。または前日などに急上昇し入り損ねたためできるだけ押したところを待つとも言えます。

品質にこだわりすぎるのは良くない

上記にあるようにトレードに於ける品質はいかに良いレートでポジションを取るとも言い換えれます。

ただし品質にこだわりすぎるのは良いことばかりではありません。

デイトレードの場合にその日の天底を狙ったトレードをしたくなるかもしれませんが、毎日毎日天底を取れるか?となるとあまりにも非現実的です。

そして急上昇したが入り損ねた場合にはそのレートに近い部分でエントリーしたくなり、待つことは非常に大切ですが待っている間にそのまま上昇してしまい、その上昇を丸々逃す羽目になります。

天底狙いは無駄なトレードに繋がりますし、待ちすぎるのも機会損失による感情的トレードに繋がります。

安全を求めすぎている

その日の天底狙いや良いレートでエントリーしたいと言うのは、つまり安全を求めているのです。

もちろん安全であるに越したことはありませんが、あまりにレートにこだわりすぎて無駄なトレード感情的トレードに繋がれば、なんの意味もありません。

自分が入りたいレートに待ちすぎる、狙いすぎると言うのは自分の分析やエゴを押し付けているにすぎないので相場はそれに応じてくれることはありません。

時にはただシンプルに

明らかに上昇または下落している場面だとします。

入り損ねたときに思うのが「下げる(上げる)のを待って少しでも良いところで入りたい」待つことは非常に大切です。

ただしこの待つを間違った使い方をすると意味がありませんので時にはレートにこだわらず、シンプルについて行くことが良い場面を見極める必要があります。

レートではなくタイミングが大事

前日などと比較して良いレートでエントリーするをことばかりを考えているのなら、流れを無視したトレードをすることにもなります。

レートではなく相場の方向感、エントリーのタイミングを意識する方がより質の高いトレードに繋がると考えます。

流れに逆らって自分の考えを押し付けていないか、自分は流れを無視してレートにばかりこだわっていないか確認をしてみると良いかもしれません。

間違ったら損切りをすればいい

あまりにも単純ですが、これが真理です。間違ったら損切りをすればいいのです。勝率100%はありえません。

私達トレーダーはトータルで勝つことを目指すべきなのです。

レートにこだわりすぎているという事は複雑に考えすぎている可能性がありますので、シンプルについて行き、間違ったら損切りをすればいいのです。

これができないのであれば何かがおかしいのかもしれません。

「品質=レート」にこだわりすぎないで複雑に考えず、レートではなく相場の流れ、エントリータイミングを意識し、常にシンプルにチャートを見ることにより無駄なトレード感情的トレードを無くすことができるかもしれません。

21.エントリーする理由よりもしない理由を考える

トレードをするときの心境はどのような心境でエントリーをしているでしょうか?

もしチャートを見るたびにエントリーしたくなる、またはしてしまう場合はすぐにでも大幅な意識改善が必要です。

無理矢理エントリーする理由を考えてしまう

そもそもチャートを見た瞬間になぜエントリーしてしまうのか?

第一に機会損失の不安による焦りが挙げられます。

自分がチャート見ていないポジションを持っていない時に相場が動いてしまってチャンスを逃してしまうと思っているため、チャートを見た瞬間エントリーしたくなるまたはしてしまう単純な心理です。

そして取り返したいと言う、欲によって感情的になり、その感情に任せたトレードによる感情的トレードです。

大まかには恐怖不安焦り、感情的になっていることからチャートを見た瞬間のエントリーに繋がっていると思われます。

そう言った心境になると無理矢理エントリーする理由を考えているはずです。

例えばチャートを見たとき上昇するかもしれないと思っていて、焦っているまたは少し負けが込んでいるトレーダー、どちらも熱くなってしまっているトレーダーがいるとします。

「テクニカル指標も上昇すると示しているように見えるから今すぐ買いだ!」
そしてしばらく時間が経ち冷静になってチャートを見てみると実はレンジ上限で買ってしまっていて、チャートは下落し根拠もなくポジションを持ち替えたり、テクニカル指標に振り回され、結果は散々で異常な精神状態へ追い込まれることは想像できます。

結果的に勝っていたとしてもこの恐怖不安焦りによる感情的トレードを繰り返していてはいつか致命的なトレードに繋がるのです。

まずはエントリーしない理由を考える

エントリーする理由ではなくエントリーしない理由をまずは考えてみます。

「買いだと思うがレンジ上限に見えるからエントリーしないでしばらく様子を見よう」
「利確または損切りポイントが定まらないからエントリーしないでおこう」
「あまり相場に動きがないからエントリーしないでおこう」

そう言った時の心境は客観的であったり冷静な場合が多いはずです。落ち着いた状態の時に見える感じるモノが本来の自分の感覚なのです。

エントリーする理由ではなく、しない理由を考えてみて、それが見当たらなかった時が納得のいくトレードに繋がると言えます。

無駄なエントリーを抑えるには心の状態を整える

不思議と恐怖不安焦りなどの心境に陥ると、不思議と自分が思い込んだように見える、感じるようになってしまいます。

そのことを踏まえるとチャートも恐怖不安焦りで、自分が思い込んでしまった通りにしか見えなくなり視野が狭くなると言えます。

まずは心の状態を整えることをはじめてみると本領が発揮できるのではないかと思います。

無理矢理エントリーしてしまう理由を究明しよう

無駄なトレードが多い場合になぜ無駄なトレードが多いか考え、負の意識によるものなのか洗い出し、意識改善につなげることによってトレードが変わってくるかもしれません。

トレードのタイミングや手法の前にこの「自分の心理状態」をコントロールする技術の方がトレードで勝ち続けていく上では必要な能力なのです。

なぜかうまくいかないときは無理矢理エントリーする理由を考えていないか、また自分の心理状態は焦りや不安がないか客観的になって確認しよう。

22.テクニカル指標マニアになってはいけない

テクニカル指標だけの知識が豊富で自分が使わない指標や機能だけを知っていてもあまり意味はありません。

自分が使うテクニカル指標だけをとことん研究すべきなのです。

テクニカル指標マニアになってはいけない

様々なテクニカル指標を摘み摘みで知識があったり、浅く広く知っていてもよいことではありません。

いわゆる器用貧乏とも言えます。これといってずば抜けた得意分野がなく、全てが中途半端な状態です。

不必要に知識があるため意識すべきではないテクニカル指標に惑わされたり、ひとつひとつのテクニカル指標が信用できなくなり振り回される結果になる可能性が高くなるためテクニカル指標マニアになってはいけないのです。

もしチャートがテクニカル指標でローソク足が見えなくなってしまっているなら不安をテクニカル指標に押しつけているだけです。

指標マニアになる背景には不安がある

テクニカル指標を大量にチャートに表示させている心理と同様にテクニカル指標の知識を浅く広く知りたくなる背景には不安があるため、ひとつひとつのテクニカル指標が機能しなくなった時の保険がほしいとも言えます。

テクニカル指標の勉強をする段階では様々なテクニカルの知識を得るために学び知る必要がありますが、トレードを積み重ねて少し負けが込んでいたりしている場面においては意味が変わってきます。

それは責任をテクニカル指標に押し付けているにすぎません。

「このテクニカル指標は使えない!」
「別のテクニカル指標に変えよう!」

こうなってしまうと自分のトレードに一貫性がなくなってしまいテクニカル指標に振り回されたり、感情的トレードにつながってしまいます。

使用しているテクニカル指標を安易に変更してはいけないのです。

指標は使うモノだけを極める

テクニカル指標を浅く広く知るのではなく、使用するテクニカル指標だけ極めるべきです。

自分のトレードに適しているテクニカル指標を見つけるには地道に検証をするしかありませんが、自分に適していると感じたテクニカル指標だけを徹底的に学び、極めるべきなのです。

そこから使用しているテクニカル指標が機能しなくなった時にどう言った対応をすべきかなどを考え対策するべきで、それを普段使用しない他のテクニカル指標で補うのは間違っていると考えます。

よって使用するテクニカル指標だけを徹底的に極めてそこから対策を練っていくべきと言えます。

テクニカル指標マニアになるのではなく、使用するテクニカル指標だけのマニアになるべきです。

23.環境に適応する

相場の世界でよく環境認識と言うワードを見たことがあると思います。

環境認識、言い換えるならすなわち「自分がその環境に適応する」とも考えられます。そして常に生活のなかでも環境認識つまり環境に適応しようとしています。

日常での環境に適応する場面

日常生活での環境認識となるといまいちピンと来ないかもしれませんが、人によっては毎日していることもあります。

日々の天気予報を確認しませんか?

季節があるためそれに合わせた準備をしますし、出掛ける時に雨が降るなら傘を持って出掛けるというように環境認識をし事前に準備をし適応しています。

他には旅などで今居る環境とは全く違う気象であったり気温などの違いがある場所に行く時に適応するために事前に調べて準備をしませんか?

旅または遊びに行くとなると行きたいところが休みであったりしないか、行きたいところをピックアップしてある程度のプランを練ったりすると思います。(ノープランの旅も楽しいものですが)

このように実は日常でも環境認識をしています。つまりその環境に適応しようとしています。

トレードでの環境に適応する場面

トレードでの環境認識は今アップトレンドなのかダウントレンドなのか?
大きい足はどうなっているか、どこが意識されているレートなのかが大事

と言った部分がよく言われています。もちろんこれはとても大事です。

それ以外にも今からどう言った経済指標がいつあるかも天気予報のように調べておくことも環境に適応する一つと思います。

全く環境の違う地へ準備をせずに行くのが危険なように大きな経済指標がいつあるか知らずにトレードすることも極めて危険です。

そして今どう言ったモノに市場は注目しているのかも認識することも大事です。

相場があまり動きがない時に闇雲にトレードするのではなく、◯◯日の指標結果を待っているとすればその指標後にトレードすべきであって、そう言った部分も環境認識のひとつではないかと思います。

トレードプランを練ることもその一つと考えます。

上記のように、とある指標結果を待っている相場だとしたらそれまでトレードしないといったプランや、分析をしたようになるまで待つこともトレードプランの一部でこれも環境認識と思います。

そして自分は一体どの時間軸でトレードしているか?この部分も環境認識つまり環境に適応する要素の一つと思います。

例えば4時間足を軸にトレードしているのに1分足や5分足の小さな動き(ノイズ)に惑わされて利確損切りまたはトレードする時間軸を変更してしまってはキリがありません。その逆もまた同じです。

この行為は利確損切りポイントを不安や恐怖で変更しているのと変わりません。致命的失敗に繋がるトレードになるのです。

変化に適応し環境に合わせたトレードを心がける

事前に自分がどの時間軸でトレードしているのか、するのかしっかり自覚して、細かい動きや大きく動いた時にどう対応するか考えておいたり、その細かい動きは自分の中で織り込み済みと事前に自覚し「環境=時間軸」に応じた対応に適応する必要があります。

相場は常に変化を繰り返しています。自分の考えだけが正しいと考えず、相場に自分のエゴを押し付けないように柔軟に対応しましょう。

環境認識をしっかりしてその環境に適応することを意識すれば自分のトレードが見えてくる、自分のトレードができるのではないでしょうか。

24.自分のトレードスタイルを築き上げる

トレードは自分が司令塔である必要があります。

ニュースや錯綜する情報で感情やトレードルールがぶれてしまった事があるのではないでしょうか?つまりそれは自分のトレードスタイルが出来上がってない証拠と言えます。

自分のトレードスタイルを築き上げる

あなたは一体何を基準にトレードしていますか?

自分のFXスタイルが築き上がっている場合は「ニュースで~と書いてあったから買わなければ!」と言ったような一時の感情が沸き起こりません。

トレードをしなければならないと言う強迫観念からは解放されるのです。こういった感情が沸き起こるのであれば司令塔は他人ということになってしまっています。


人によっては「テクニカル分析のみ」「ファンダメンタル分析のみ」または両方を混ぜた分析だったりと、一人ひとりトレードスタイルが違います。


・「自分が損切りをするべきと感じた時はすぐ損切りするスタイル」
・「いきなり損切りするのではなくできる限り損が小さくなる場面まで待ってから損切りするスタイル」

といったように損切りだけでもトレーダーによっては全く考え方が違っているのです。

つまりトレードにはルールがあるようでルールはありません。ルールは自分自身なのです。

利益を積み重ねるには自分のトレードスタイルを築き上げる必要がある

トレードスタイルが出来上がっていないのであれば同時に何を基準にトレードをすればよいのかがわからない状態とも言えます。

トレードスタイルを築き上げるには「チャートをみてトレードをする」と半分投げやりですが、最終的にはこれしかありません。

その経験から自分に合ったトレードが見えてくるはずです。

テクニカル指標はあくまでも目安や補助のような存在です。テクニカル指標はFXスタイルそのものではないです。

もし「勝てない」「勝ち続けることができない」のは「自分の欲」や「精神状態」が大きく関係しているとも言えます。

自分のトレードスタイルの中には精神状態も含まれると考えます。

言い方を変えるなら利益を積み重ねるには自分のトレードスタイルを築き上げる必要があります。

トレードスタイルを築け!司令塔は自分

トレードのルールを作るのはあくまで自分です。なにかに従うだけのトレードは自分のスタイルが出来上がっていないと言えます。

そのルールを作ってもらえるわけはなく、自分で作るしかありません。それでなければ勝ち続けていくことはできません。

自分の性格、考え方、精神状態のすべてが一致したトレードスタイルを築き上げる必要があるのです。

25.トレード必勝法など存在しない

タイトルからいきなり幻滅させてしまい申し訳ありません。ただ残念ながらトレードに魔法のような必勝法は存在しません。これに関しては絶対と言い切ります。

魔法のようなトレード必勝法など無い

トレードをはじめるきっかけとして楽してお金儲けをしたいと言った方は多いと思います。

もし初心者トレーダーがその方法や情報を探るべく書籍を求めたときにどちらの書籍が目につくか?

A書籍「たった半年で50万円を500万円にした方法!」
B書籍「コツコツ1年かけて300万円を500万円にした方法」

初心者トレーダーが手に取るのは前者のA書籍ではないだろうか?

楽して儲けられそうなのはやはりA書籍で初心者トレーダーとしては絶好の書籍です。

書籍の内容に書いてある手法を上手くアレンジして自分流に進化させ、勝てるようにすると言った方もいるかもしれませんが、「トレードを始めたばかりの初心者トレーダーがそんなことをできるか?」といったときに疑問を抱かざるを得ないです。

「簡単に儲かる」といった前提で書籍を手にしている訳なので、健全な思考、心理などのない初心者トレーダーに間違いが起こればパニックになって感情的トレード、自暴自棄によるギャンブルトレードに発展することは安易に想像できます。

トレードに近道などない

どれだけ優れた手法であったとしてもトレードはじめたての上記のような初心者トレーダーが扱ったとしたら、健全な思考が無ければ手法の優位性は発揮されません。

実際にトレードと勉強を積み重ねて地道に学んでいくしかありません。

近道などはなくトレードの世界は厳しいものであり、簡単に儲かる世界ではないと自覚し学ぶか、それができないのであればトレードをやめたほうが今後のためになるとも言えます。

トレードは仕事である

トレードは少しずつ技術を磨き、身につけていく言わば職人なのです。

勝ち続けられるトレーダーになるためには「簡単に儲けたい」「トレードの努力はしたくない」と思うのならば別の道に進みべきです。そのぐらい簡単な世界ではないのです。

トレードは仕事なのです。

26.駆け引きが要のゲームからトレードに必要な思考を学ぶ

駆け引きが肝となる代表格的なゲームといえば将棋、囲碁、麻雀、チェス、ポーカーなどたくさんあります。

この駆け引きが要となるゲームからトレードに必要不可欠な思考心理哲学を大量に学ぶことができます。

これらのゲームに共通する要素が自分がやりたいようにやっても勝つことができない点です。つまり相手との駆け引き、先を読む能力が勝敗を左右します。

この駆け引きと先を読む能力はトレードに必要不可欠なのです。

駆け引きが要のゲームからトレードに必要なマインドを学べ

将棋、囲碁、麻雀、チェス、ポーカーなどのゲームをプレイしたことがある方は多いはずです。これらのゲームに共通するのが「自分がやりたいようにやっても勝てない」点にあります。

自分がこうしたいという考えだけでは確実に負けます。そして「相手がどう出るか」といった相手目線の考えも必要になります。

これらの要素こそがトレードに絶対必要不可欠なのです。

例えば将棋を例に見ていきましょう。何度も言っていますが自分が動かしたいように駒を動かしたところで相手に確実に負けます。

そこで「自分がこう動いたら相手はどう出るか」先を読みながら駒を動かして行く必要があります。

これはトレードでも同じで、自分は上昇すると思うから買いポジションを取ったところで相場はその通りに動いてくれる訳ではありません。自分が上昇すると思うから買うのではなく「相場の気持ち」を考えてポジションを取る必要があるのです。

自分目線ではなく相場目線でトレードをしなければいけません。

直感は時に熟考を超える

駆け引きが重要なゲームをしていると必ず直面するのが考えても考えても答えがでない場面。

こんな時はどうすればよいのだろうか。そんなときは経験に基づいた「直感」を信じると熟考を超える答えが出ることがあります。

クイズ、推理などの問題をどれだけ考えても答えが出ないことって多いですよね。しかし時間を置いて、もう一度問題を見てみると突然答えが閃いた経験があるのではないでしょうか。

これも論理的な思考よりも直感的な思考が答えへと導いてくれたのです。

トレードでも同じような場面が実はあります。どれだけ考えても展開が読めない場面。しかし時間を置いてチャートを見てみると突然見える感じる瞬間があるはずです。そのときが直感が熟考を超えた瞬間といえます。

もちろん経験を積んでいる場合に限るので注意が必要です。

駆け引きが重要なゲームをプレイするのは十分効果がある

トレードに関係がないからといってなにも学ぶことができないと思いがちですが、実際にこれらのゲームをプレイしたり、関連する書籍を読んでみるとトレードとはまた違った目線で新たに学べることがたくさんあります。

またビデオゲームなどもやはり自分がやりたいようにやっても勝てるものではないので相手の思考を先回りする要素が求められます。

自分だけの考えを押し付けるのではなく、常に相手目線、客観的な目線で観察してみましょう。

27.リスクを数値化してみると見えてくるもの

トレードを行うときにどれほどのリスクを冒しているか自覚をしていますか?

リスクを数値化してみると見えてくるものがあります。リスク管理を行う上でリスクを数値化し、どれほどのリスクを冒しているか自覚する必要があります。

リスクを数値化する

リスクを数値化するとは具体的には「ロスカットした時にトレード資金に対する損失が何%」なのかを具体的な数字に起こすことです。

例えばFXの資金300万円だとした場合、10%をロスカットの基準にすると1回のトレードで30万円の損失が出るということになります。


一体トレードで何%のリスクが適切なのでしょうか。

1回のトレードで2%以下のリスクを推薦

1回のトレードでトレード資金に対するリスクは2%以下を推薦します。

これを聞いてどう思いましたか?もしかして「たったの2%?」と思ったのではないでしょうか。

これは決して少ないリスクではないのです。それではリスク2%とリスク10%でトレードをした場合のシュミレーションをしてみましょう。

最悪を想定してリスク2%とリスク10%でトレードをシュミレーション

トレードを行っていると必ず訪れる最悪の事態。その最悪の事態が起こった場合にリスク2%とリスク10%でトレードした場合にどのようなことが起こるのか見てみましょう。

今回のシュミレーションは

・トレード資金300万円
・利益と損失1:1 (リスク2%の場合は6万円で利確、-6万円で損切り)
・リスク10%はポジションサイズはリスク2%の5倍
・トレード回数30回
・勝ち12回負け8回その後最悪の事態が起こり10回連続で負ける

というシュミレーションをしてみます。

このグラフを見ていただくとわかる通り、リスク10%の場合1回の利益が大きいので爆発的に利益は伸びていきます。しかし10回連続で損失を出してしまった場合はほとんど退場してしまうほどの致命的な損失が出てしまい、トレード資金は120万円まで落ち込んでしまいます。

リスク2%の場合は1回の利益はあまり大きくないのでそれほど利益の伸び率はよくありません。しかし10回連続で損失を出してもそこまで致命的な損失にはならず、トレード資金は264万円まで落ち込みますが十分復活可能な損失で済みます。

同じ勝率なのですがリスクが大きいと当たり前ですがその分、損失も致命的なほどの数字になってしまうのです。

もちろんこれはあくまでシュミレーションです。実際にはさらに最悪の事態が起こってもおかしくはありません。

さらに言えば、リスク10%でトレードしていて負けが込んでしまうと感情が介入しますのでこれ以上に損失が膨らむ可能性も十分あるのです。

利益よりもリスクを自覚して徹底したリスク管理をしよう

リスク管理で重要なのが

・リスクはトレード資金に対して何%なのか
・ポジションサイズは適切か
・最悪が起こっても致命傷にはならないか

これらが大変重要です。とにかく利益を求めてしまい、ポジションサイズは常に最大に取っていてはいつかは致命傷につながるでしょう。

そして「根拠はないがここまでは来ないだろう」とずさんな損切りポイント、リスク管理では同じく致命傷につながるのは安易に想像がつきます。

利益ではなく、リスクを重視しましょう。

28.資金を10倍にすれば利益も10倍か?

トレードのリスクはトレード資金に対して2%以下が理想的と「リスクを数値化してみると見えてくるもの」にてシュミレーションしました。

仮にトレード資金300万円だとすると精々10万通貨が限界です。これが大きいか小さいかと感じるかは個人差がありますが、もし仮にこのトレード資金を10倍の3000万円にすれば単純に利益も10倍になるか?シンプルに最大100万通貨でのトレードになるわけです。

FXで資金が多いのはそれだけ余裕が生まれるので多いに越したことはありません。しかし個人個人によって一度に取れるポジションサイズの限界が存在します。

つまりトレード資金を10倍=利益も10倍ではありません。

ポジションが大きくなるとその分、恐怖が激増する

資金が多ければ有利ですが、それだけで利益も倍増するのかはまた別の話。

ポジションサイズが大きくなることでその分の恐怖が増えてしまいます。

ポジションが大きくなればなるほど恐怖が増加するとはどのような感覚か?

高所をイメージするとわかりやすいと思います。例えば高さ1mの台に登っても恐らくほとんど恐怖を感じないでしょう。

しかしそれを徐々に高くしていき10m、20m、30mと高所になればなるほど高さ1mの時とは全く違った感覚に陥るはずです。これが仮に命綱をつけて落ちても大丈夫だとしても足はすくみ、心拍数は上昇、手には汗、顔は青ざめていくはずです。

まさにトレードもこの高所へと登っていく感覚に近いものがあります。

「高さ=ポジションのサイズ」と置き換えてみてください。例えば1万通貨でトレードしてもなにも感じない方が多いでしょう。しかしそれを100倍の100万通貨でトレードしたと想像してみてください。

恐らくトレード資金が十分あって損切りを設定していて致命傷にはならないとしても、チャートからは目が離せず、なにも手につかない状態になり、1万通貨と同じような感覚ではないはずです。

この状態に陥っている場合はポジションサイズが自分の限界点を超えています。

資金が増えてもポジションサイズに限界が訪れる

トレード資金10倍=利益も10倍ではない理由はポジションサイズに限界が発生するからです。限界点を超えたポジションサイズでトレードしてしまうとどうなってしまうでしょうか。

それはちょっとしたノイズや想定範囲内の変動だったとしても恐怖や不安で自分のトレードができなくなるからです。

つまり無駄な損切りや取り返そうと熱くなってしまい、感情に任せたトレードにつながってしまいます。

資金は多ければ多いほどよいがそれに伴ってポジションは大きくする必要はない

自分の限界だと感じたとしていてもポジションサイズを大きくしてしまう場合は恐らく利益を求めすぎています。

トレードは利益よりもリスクを重視するべきです。恐怖や不安を感じながらのトレードは実力を最大限に発揮できないどころか破滅につながる可能性もあります。

トレードに最悪はつきものです。最悪が起こったときに限界を超えたトレードでは自暴自棄になることは想像がつくはずです。

そのためトレード資金が十分にあるが自分の限界点を超えないポジションサイズでトレードすることにより結果的に勝ち続けることができるのでトータルで結果が出せるのです。

自分に適したポジションサイズをみつけることが必要です。

とにかく自分に適したポジションサイズでトレードしよう

トレード資金に対して2%以下のリスクが適切とありますが、決して2%に固定する必要はありません。1%に設定しても良いのです。

限界点は人それぞれです。1万通貨でも厳しいと感じる場合は1000通貨を扱える口座にするというのも一つの手段です。

ルールはあくまで自分です。自分に適したポジションサイズを見つけて、それをルールにすればよいのです。

自分に適したトレード条件は

・リスクは適切か
・ポジションサイズは自分の限界を超えていないか
・最悪の事態が起こっても致命傷にはならないか

これらを意識してルールを作りましょう。

29.トレードの目標を決めない方が良い理由

トレードの目標、例えば

・1ヶ月に○○万円
・週間で○○pips
・1日○○pips

といった具合に「ある期間に具体的な数字を稼ぐ」といった目標設定です。

普段なら目標設定をすることは極めて重要ですが、トレードで目標を設定することはあまり良いとは言えないでしょう。

なぜなら「絶対にトレードをしなければならない」という強迫観念に襲われるからです。

目標を設定すると強迫観念に襲われる

強迫観念、つまり稼がなければいけない、目標を達成しなければいけないという気持ちの焦りから自分らしいトレードができなくなってしまいます。

気持ちの焦りや不安がある状態では「自分の思い描いた様にしか見えなくなる」といった危険な状態に陥ってしまうのです。

客観性を失い、自分を見失ってしまうことにつながってしまうのです。そして感情的になり自暴自棄なトレードになってしまう可能性があるのです。

トレードしなくてもいい時にもトレードしてしまう

相場をみていると時に「今日はトレードすべきではない」と言った日が存在するはずです。

しかしノルマ、目標を設定してしまうと「今日はトレードするべきではないが目標を達成しないといけない」という焦りが発生してしまい、トレードすべきではないと感じているにも関わらずトレードをしてしまうきっかけを生み出してしまうのです。

そこから損失を出せば出すほど目標から遠のくため、さらに損失は膨らむことは安易に想像ができます。

そしてトレードすべき時にトレードしなくなる

意外と気づかない点がこの「トレードすべき時にトレードしなくなる」ということです。

上記とは逆に「とにかくわかりやすい相場」という日に遭遇するはずです。そんな時にノルマを設定してしまうと稼ぐべき時にノルマを達成してしまうとそれ以上トレードしなくなるため絶好の稼ぎ時を逃してしまうのです。

例えば1日10pipsという目標設定していたとしましょう。そんな時にあっさり10pipsの目標を達成してしまうとまだまだ稼ぐことができる相場にも関わらず、別の難しい相場の日に10pipsを稼がなければいけないのです。

わかりやすく言うと「ノルマを達成したから満足してしまう」のです。

そしてトレードすべき時ではない相場の時にまた無駄なトレードしなければいけない状況の繰り返しになってしまいます。

できる限り自分らしいトレードを心がけよう

この期間にこれだけ稼ごうという目標設定は自分を見失うきっかけになってしまうので、自分を見失わないために常に余裕のある心の状態であることがトレードでは実は重要な要素なのです。

トレードのルールや相性は個人個人違うので、もしトレードのノルマ、目標を設定したほうがパフォーマンスを最大限に発揮できる場合はこの限りではありませんが、自分に合ったルール作りをしよう。

30.徹底的にトレードの記録を取る

トレードの記録を取ることによってどのような恩恵があるのだろうか。

それはトレードで失敗と成功を振り返ることができる、反省ができるなど自分の欠点や強みを発見するきっかけになるのです。

そして同じ失敗を繰り返さない、自分の勝ちパターンはこれだと言うことにも気づくことにつながります。

徹底的にトレードの記録を取り、自分の欠点を見つけ出せ

ただ闇雲にトレードしていても自分が「なぜ勝てない」のかは見え難いと言えます。

ダイエットや減量を例にみていきましょう。

自分の体重や体型が少し気になったとしましょう。そこで「なぜ太ったのか」の原因を探るはずです。

そして「日頃からカロリーの高いものを食べている」という結論に至ったとした場合、少し食べ物を食べ過ぎないようにしようとします。

しかしそう簡単に体重が減りません。なぜ体重が減らないのか、しっかり食べ物を食べ過ぎないように意識しているにも関わらず。

そこで自分が何を1日に食べているか、摂取カロリーはどの程度なのかを全て記録します。そうすると見えてくるのが「意外と1日の食べる量が多い」「思ったより高カロリー」ということに気づくことができるのです。

食べ物や摂取カロリーの記録をすることによって「思っていた内容との違いに気づく」「ダメな点に気づいて反省できる」といった具合に次に活かすことができるのです。

決してトレードも例外ではありません。トレードも記録を取ることによって同じように振り返ってみると思っていた内容との違いや同じような失敗はしないように意識することにつながり、次のトレードに活かすことができるのです。

記憶は曖昧、記憶は都合の良いように修正される

特に記録を取らずに自分の記憶だけを頼りに反省するのは少し勿体無いと言えます。

記憶は思っているよりも曖昧です。そして記憶は自分の都合の良いように修正されやすいのです。

つまりトレードで失敗しても「なぜ負けたのか原因がいまいち覚えていない」「たまたまあの時は運が悪かった」など自分の都合のいいように修正されるだけで次に活かすことができません。

失敗することは仕方ありませんが一切反省や原因究明をせずに何度も同じ失敗を繰り返すことは成長していない証拠と言えます。

もし何度も同じ失敗を繰り返すようなら細かくトレードの記録を取ることで軌道修正につながるでしょう。

徹底的に記録を取り、勝ちパターンを見つけ出せ

自分だけの記憶だけを頼りに失敗や反省をするだけでは少し勿体ないです。記憶は曖昧で自分の都合の良いように修正されやすいのです。

そのため徹底的に記憶を取ることによって嘘偽りのない確実な記録として残るので本当の反省や軌道修正、欠点の発見につながっていきます。

そうすることで自分の勝ちパターンや得意なパターンが見えてくるのです。

31.暗闇を走っている感覚に陥っていないですか?それは計画がない証拠である

ポジションを持った瞬間に「このポジションは一体どうなってしまうのだろうか」という感覚、まるで暗闇の中で危険な道を走っているような感覚に陥ったことはないでしょうか。

この感覚に陥ってしまっている場合は全くトレードの計画ができていない、ポジションサイズなどが異常に大きく限界を超えている場合があります。

そうなってしまうと望んだ結果が出ないのは当たり前なのです。

トレードの計画が無いと恐怖で何も見えなくなる

全く明かりのない中を歩いたり走ったりすること、もしくは目をつぶって何かをすることはほとんど不可能でしょう。

全く計画のないトレードはこの暗闇を闇雲に走っているような感覚に近いと言えます。トレードはポジションを持って待つだけに思えますが、計画のないトレードは暗闇を恐怖を感じながら危険な道を走っているのと変わらないのです。

「ポジションを持って待つ」は合っていますがこれはトレードの計画が存在してこそ本当の意味を持ちます。

一体どこで利確をすればよいかがわからない
損切りもどこで行えばよいかわからない
理由もなくポジションサイズは最大

このような無計画なトレードを何度も繰り返しているようでは勝ち続けることはできません。計画は必要不可欠なのです。

トレードの計画とは「いつ買う(売る)か、どこで利確するか、なぜ損切りするか、ポジションサイズは適切か」

トレードの計画ではこれらが1つでも欠けていてはいけません。

いつ買う(売る)か
どこで利確するか
なぜ損切りするか
ポジションサイズは適切か

どれか1つでも欠けていることでギャンブルトレードに発展する可能性が発生してしまいます。

トレードは常にチャンスがあるようで実はそれほどチャンスはありません。つまりトレードする(ポジションを持つ)理由を常に探していては無駄なトレードが増えるだけです。

利確と損切りに関しては「どこで」「なぜ」するのか明確な理由が必要です。なぜなら納得のいかない利確と損切りでは「もしかしたら少し利益が伸びそう」「もしかしたら損切りした瞬間反転するかもしれない」などの後づけによって執行できず、致命傷になる可能性があります。

ポジションサイズは損失が出ることを念頭に置いた時に「致命傷になる可能性がある」場合は確実にサイズオーバーと言ってもよいでしょう。さらにはちょっとした値動きで恐怖を感じてしまい、利確損切りを繰り返してしまいます。

全部の条件が揃った時にトレードする、つまりトレードの計画がある場合のみにトレードすべきなのです。

計画的にトレードをしよう

計画がないにも関わらずトレードしてしまう場合は手法などではなく自分をコントロールする能力を身に付ける必要があります。

いつ買う(売る)か
どこで利確するか
なぜ損切りするか
ポジションサイズは適切か

これらが揃った時にトレードするように心がけることで無駄なトレード、恐怖を感じるトレードが減ると言えます。

そして計画とは言っても様々なものがあります。形にとらわれず、午前中はトレードしない、持ち越しはしない、曜日を決めてトレードしない曜日を決めるなどの自分に合った計画を立ててトレードしよう。

32.運で手にした100万円より実力で手にした1万円のほうが価値が有る

トレードで「100万円儲かった」のと「1万円儲かった」では圧倒的に「100万円儲かった」ほうが儲けています。

しかしこれが運なのか実力なのかでその瞬間は儲かっているのですが長期的、トータルで考えると比べ物にならないぐらい実力で獲得した1万円の方が価値があります。

運で手にした100万円に価値はありません。

1回だけ大勝ちしても意味がない!運で勝っても続かない

100万円の利益と1万円の利益を単純に比べるとどう考えても100万円の利益の方が価値があります。しかしこれが「運による100万円の利益」なら話は全く変わってきます。

なぜ運による利益に価値はないのでしょうか。

それはおそらく2度とそれ以上の利益を生むことはできない可能性が高いからです。さらに言えばその運で手にした100万円はあっという間に失ってしまうでしょう。

運による勝ちには様々な意味が織り込まれており、同じようにまた増やそうと無謀なトレードをしたり、勝った理由などわかるはずもないのでその運で勝った時の感覚で「前回勝ったときと同じパターン」のように見えてきたりと理由をこじつけて何の根拠もないトレードを繰り返して、あっという間に失っていくのです。

運で勝ってしまうと考えが縛られる

運で勝ってしまうと「その運で勝った時の感覚を忘れられなくなる」ため少しでもその時の感覚を感じてしまうと「また同じぐらい儲かるかもしれない」という理由だけでギャンブルトレードを行ってしまいます。

これはトレードに限った話ではありません。ギャンブル全般に言えることです。例えば競馬などのように大穴に賭けてイチかバチかを賭けられるギャンブルなどにも当てはまります。

理由も特になく大穴に賭けて大勝ちしたとしましょう。そうするとその「大勝ちした感覚が忘れられずまた同じように大穴で大儲けよう」としてしまうことがほとんどなのではないでしょうか。

もちろんそう簡単には同じように勝てるわけはありません。何の根拠もなく「その運で勝った時の感覚」だけを頼りにしているだけなので、運はそんな簡単に味方してくれません。

運で大儲けしてそれっきりやめられるなら問題ありませんが、何度も繰り返してしまうようではいずれ、その運で儲けた資金はあっという間に消えていきます。

まさにトレードも運で大勝ちしても運だけではいずれ消えていきます。

運の利益よりも実力を手に入れろ

実力を身につけるには時間がかかります。運で手にする目の前の利益には何の価値もありません。実力が身についた時の爆発力は測りしれません。

運で大勝ちしたところで失うのは時間の問題です。根拠のあるトレードを行い、実力を身につけることでトータル的には圧倒的にコツコツ実力で積み上げていく利益の方が比べ物にならないぐらいの価値があるのです。

欲に負けないように実力を身につけて確実な利益を生むのです。

33.トレードの勝ち方や手法は人それぞれである!自分のやり方を見つけろ

様々なトレード手法や勝ち方はたくさん存在します。相場は上昇するか、下落するかの二択しかないのにも関わらず。

様々な手法や勝ち方が存在するのは一体なぜなのか。

その答えは人の数だけトレード手法や勝ち方が存在するからです。

トレードの勝ち方は人それぞれである。なぜ数え切れない程のトレード手法が存在するのかを考える

相場は上昇するか下落するかの二択しかありません。しかしトレード手法や勝ち方は1つではありません。

その理由は人の数だけトレード手法や勝ち方が存在するからです。同じ人間だとしても性格や好み、強み、弱みなど人によって全く異なります。

不思議とトレード手法もこのそれぞれ人の性格が反映されるのです。

例えば長期的にポジションを持っていることがどうしても苦手にも関わらず「本でスイングトレードが勧められていた」という理由だけでスイングトレードをしたとしても恐らく勝てないでしょう。

理由は簡単です。性格に適さないからです。自分に向いていない手法や方法を繰り返し使用したとしても結果は出ません。

勝ち方・戦い方は人それぞれ自分に適したトレード手法を見つけよう

本や何かで「この手法がおすすめである」といったものを見つけたとしましょう。

それが自分に適している可能性はもちろんあります。しかしあくまで可能性の話です。たまたま適している程度に考えるぐらいがちょうどいいと思われます。

仮に「この手法がおすすめである」と書かれていたとしても「使ってみて使う人に適しているならおすすめ」ということを念頭に置く必要があります。

FXには魔法のような必勝法などは無く、地道に自分に適した手法を見つける過程が必要不可欠です。

もちろんそんな簡単に自分に適した手法や勝ち方は見つかることはありませんので修行と考えてコツコツ時間をかけて実力を積み上げていく必要があります。

自ら最適のトレード手法、勝ち方を見つけることが究極

トレードに聖杯、必勝法など存在しません。そして運でたまたま大勝ちしたとしてもほとんど価値はありません。不思議と運で手にした資金はあっという間に失ってしまいます。

トレードは勝ち続けることがトレーダーの目指すべき目標と言えます。

自分に適した勝ち方や手法を見つけることが究極のトレードなのです。1度方法を身につけることで偶然ではなく、勝ち続けることができる、まるで調理方法を覚えたかのように使い続けることができるのです。

34.1度の機会を逃したぐらいでなぜ焦る?チャンスはまた訪れることを思い出せ

無駄なトレード、感情的なトレードを行ってしまう大きな理由としてあげられるのが「機会を逃してしまう」という焦りによる行動、思考停止があげられます。

なぜ焦ってしまうのでしょうか。もう二度とそのチャンスが訪れないのであれば焦る理由はわかります。

しかし相場はチャンスが必ずまた訪れるのです。焦って自分を見失った状態でトレードを行ってしまっては正しい判断でトレードができません。

チャンスは必ずまた訪れることを思い出して落ち着いてトレードすべきなのです。

なぜ焦る?感情的になる理由を究明しろ

トレードによる焦りを感じる場面は多くあると思いますが特に初心者トレーダーに多く、誰もが通ったであろう「機会を逃してしまう」という焦りや不安。

この感情に陥ってしまうと何も考えずとにかくポジションを取ってしまい、冷静になった頃に「なぜこんなところでポジションを取ってしまったんだろう」となってしまったことは1度はあるはずです。

そしてまた感情的になり、これを何度も繰り返すのです。この感情に陥ってしまったトレードは勝てるはずもなく感情を抑えられないトレードの数だけ負けが増えていきます。

なぜこれが繰り返されるのでしょうか?それはまるでチャンスが二度と訪れないと言わんばかりの感覚に陥ってしまうからです。

また必ずチャンスは訪れる

不思議なもので焦ってしまうと二度とチャンスが訪れないような感覚、ここは逃すわけにはいかないといった具合に感情的になり、自分をコントロールできなくなります。そんなトレードで勝てるわけはありません。

しかし冷静になってなって1ヶ月、2ヶ月と月日が流れみるとまたチャンスは訪れているはずです。つまりチャンスは必ずまた訪れるのです。

感情的になると先のことなど考えられなくなってしまっているので無謀なトレードをしてしまいます。

ナシーム・ニコラス・タレブ氏、著の「ブラックスワン」にはこのように書かれています。

私が地下鉄に飛び乗ろうと走り出すのを止めてこう言ったのだ。
「電車なんかで走るなよ」
自分の運命なんぞ鼻で笑ってやれ。
電車を捕まえようと走ったりするのをやめて、私は優雅で美しい所作の本当の価値を知った。
自分の時間や自分の予定、そして自分の人生を自分で思いのままにするということだ。電車を逃して残念なのは捕まえようと急いだときだけだ!
引用元:(ブラックスワンISBN978-4-478-00125-7,ナシーム・ニコラス・タレブ,ダイヤモンド社,2009)(文章一部要約)

つまりこれを相場に置き換えるとチャンスはまた必ず訪れる、そして相場に振り回されるのではなく、自分で決めることが重要ということです。焦っているトレードはとどのつまり相場に決定権を握られている状態とも言い換えられます。

自分が決定権を握るには冷静であり、客観的であることが最低条件です。感情的なトレードは危険であり、感情を抑えることがこの意味がわかるとどれだけ重要かが見えてくるはずです。

落ち着いてトレードすれば実力を発揮できる

落ち着いてトレードすることで実力を最大限に発揮できる、というよりは実力を発揮するための最低条件です。冷静、客観性を持つことは基本、土台、絶対条件と言えます。

これらを失っている状態は相場に振り回されているだけであり、トレードをしているのではなく、させられている状態です。

もし機会損失をしてしまわないかで無駄なトレードをしてしまっている場合は「チャンスは必ずまた訪れる」ことを思い出してください。

35.自分に都合の良い理由を探し始めたらそれは危険信号である

トレードをしていて利確をするか、損切りをするか迷うことはありますよね。

そのときに自分に都合の良い理由を探し始めたことはありませんか?

つまり利確を迷ったときは「もしかしたらもっと利益が伸びるかもしれない理由」損切りを迷ったときは「損益がプラスに転じるかもしれない理由」を探すことです。

これを探し始めたら危険視号です。その後の精神面に悪影響が及ぶことは言うまでもありません。

自分に都合の良い理由を探し始めたら闇の中に飛び込んだも同然

何かしらのポジションを持っていたとしましょう。そのときにそのポジションの行方がどうななってしまうかが不安で仕方なくなったときに自分に都合の良い理由を探し始めたら危険な状態に実はいます。

なぜならそのポジションがどうなってしまうかがわからなくて不安な状態だからです。もちろん相場がどうなってしまうかは誰にもわかりません。

しかしポジションを取る瞬間からどこで利確するか、どこで損切りをするかが通常なら決まっているはずなのでこの感情に陥ること自体異常事態なのです。

自分の中のプランがない状態、どこに向かえば良いかわからなくなっているため、大変危険なのです。つまり闇の中に飛び込んでどこに向かえば良いかわからない状態とも言えます。

そしてその後利確をしそびれたり、損切りができなくなるぐらい含み損が膨れ上がり致命傷につながるのです。

後付けの理由で正解だったとしてもそれは不正解

仮に利確損切りを迷って、自分に都合の良い理由を探して、その通りになったとします。

一時は「やはり正解だった」と安堵するのですが、これを続けるといつか致命傷を負うことになります。

なぜならそれは運で手に入れた正解だからです。まるでベストな正解を見つけた感覚になってしまい、これが実は間違った行動という事実には気づくことができません。

運は何度も味方してくれることはないので、いずれ致命的な展開に遭遇するでしょう。

致命傷を負ってから間違っていたと気づいても時すでに遅しです。


そしてその後付けの理由が合っていたとしても悔やんだり、引きずることも同様に危険です。

「やはり合っていた」などと後悔することは無意味です。反省と後悔は似て非なるものです。失敗を犯してしまった場合の反省は効果的ですが、失敗を後悔することはトレードでは意味がありません。

都合の良い理由を探していること自体間違っていると自覚する

ニュースや普段使わないテクニカル指標などを急に参考にしようとし始めたら、危険なサインが出ていることを自覚してください。

それは自分がどこに向かえば良いかわからない、方向を見失っている状態だからです。そうなってしまうと利確損切りのタイミングを見失い、致命傷を負います。

致命傷を負ったらトレーダーは終わりだということを思い出してください。

この自分にとって都合の良い理由を探さないためにはポジションを取る瞬間からすでにトレードプランができていて、それに従う状態を作ってからトレードすることです。

そうなれば理由を探すまでもなく、プラン通りになったから利確損切りをするという状態になるのです。

トレードプランがしっかり出来上がってからトレードすれば理由を探すという行動は自然と無くなるはずです。

36.相場がなぜ動いたか?理由は後から何とでも付け加えられる

なぜFXの相場が動いたかを考えることがあると思います。

~のラインまで来たから上昇した
~がデッドクロスしたから下落した
要人よるポジティブ発言によって上昇した
経済指標が予想よりも悪かったから下落した

など様々な理由によりチャートが動いたように思うはずです。

しかしこれら全てはチャートをみての後付けにすぎません。後から理由を付け加えて、なぜ相場が動いたか理由は何とでも付け加えることができるのです。

つまり後付けの理由を追っていては勝つことはできません。なぜなら過去とはトレードできないからです。

なぜ相場が動いたか理由を追い続けても勝てない

なぜ動いたかという理由を追っていてはトレードで勝てません。なぜなら過去とはトレードできないからです。

なぜ相場が動いたか理由を見つけて納得したところで特に意味はありません。所詮過ぎ去った過去の動きにすぎないからです。

動いたあとにチャートを見て、なぜ動いたのか理由を探した時に「~がゴールデンクロスしたから動いたのか」と理由を見つけたとします。

しかしこのような理由はいくらでも後から付け加えることができるのでほぼ意味はありません。

トレードは動いた理由を探すことが目的ではないからです。

思っていない方向に相場が動いても正当化する理由を探し始めたら危険信号

何かしらのポジションを持っていたとしましょう。

そこで持っているポジションに対して大きく逆行してしまい含み損を抱えた時に「なぜ動いたか?一時的な逆行なのでは?損切りしないほうが良いのでは?」など自分に都合の良い理由を探し始めたら、それは危険信号です。

恐らくそうなってしまっては手動で損切りをすることは難しい状態です。運良く助かっても、いずれ致命傷を負うトレードを行うことになります。

相場がどう動こうがただ自分のルールに従うのみ

なぜ動いたかを探してもトレードに活かすことは難しいです。納得したいのであれば意味はありますがトレードに活かすという意味では意味を成しません。

過去の理由を追っても特に意味はありません。トレードは過去ではなく未来に投資するものなので、これからどうなるかを考えるべきなのです。

というよりも自分のトレードルールに従うしかありません。100%の勝率はありえませんので間違えたら損切り、正しければ利食いをするというように淡々と作業を繰り返すしかありません。

自分にとって都合の良い理由を探してないか今一度確認してみましょう。

理由を探したところで意味がないことを自覚しなければいけません。

37.「このチャート前に見たことがある」を見つけろ

相場が完全なる不確実性、ランダムな動きだとするとトレーダーにとってはビジネスとして成り立たなくなります。

つまり相場は完全なる不確実性、ランダムな動きではないということになります。

何度もトレードしていると「このチャート前に見たことがある気がする」という感覚になったことはありませんか?

相場がランダムではないということはこれは正しい感覚ということなのです。

相場は完全なるランダムではない!規則を見つけろ

トレードをしていると「このチャート見たことがある」といった感覚になったことはありませんか?

もし相場が完全なるランダムウォークであるならばこの感覚は勘違いということになってしまいます。

しかしトレーダーは相場の動きを掴み、ビジネスとして成り立たせています。完全なるランダムならばビジネスとして成り立ちません。

それはよりギャンブルに近いものになってしまいます。

もしサイコロの出目を100回分メモしたとするとそのときの傾向として「1が出たら次は2が出やすい」など多少の偏りは出来るかもしれません。しかしそれはあくまで「偶然」です。サイコロの出目は常に1/6の確率だからです。

もう100回分サイコロの出目をメモしても前回の100回分の出目とは全く異なることが図らずとも想像できます。

しかし相場は違います。何度もチャートを見ていると「このチャート見たことがある」または「見たことがある気がする」という感覚になるはずです。

これは間違いではないのです。それは相場はランダムではなく、ある程度の規則性があるため、このような感覚になるのです。

相場と常に向き合い「この感覚」を掴む

相場、チャートを見て「このチャート見たことがある」という感覚は一朝一夕で養える感覚ではありません。

常に相場と向き合い、数え切れないぐらいチャートを見て、感覚に刷り込んでいく必要があります。

この感覚を養う方法としては正解もなければ不正解もありません。チャートを画像として保存したり、とにかく目で見て脳裏に焼き付けるなど自分なりに正解を見つけていきましょう。

そしてサイクル理論はランダム性を否定している

もし相場が完全なるランダムならばサイクル理論は誕生していません。

まさにサイクル理論は「相場の規則を掴む理論」だからです。

規則性を肯定しなければサイクル理論は無意味になってしまいます。もちろん完全なるパターンのみで相場は動いているわけではないので「自分が得意なパターン」と「自分が不得意なパターン」を見つけ出しトレードに活かしていく必要があります。

チャートパターンを見つけ出して叩き込む

トレードは完全なるランダムではないので、チャートのパターンを見つけ出して、それを脳裏に叩き込みましょう。

何度も何度もチャートを見続けることでしか習得する方法はないでしょう。

とにかくチャートと向き合って、パターンを叩き込みましょう。

38.相場は簡単に反転しないことを忘れるな

トレードをしていると相場が少し動いたぐらいで反転したと感じたことはありませんか?

そういった思考になってしまうと無駄なトレードや無駄な損切り、利確をおこなってしまいます。

チャンスを逃してしまう、損切り、利確を行いそびれるといった具合に。

相場は簡単に反転しないこと念頭に置けばこのような無駄なトレードを減らすことができます。

相場は簡単に反転しないことを忘れるな

トレードを行っていると陥りやすい思考としてあげられるのが反転するかもしれないと思っているときに少しでも相場が動くと「もしかしたら反転したかもしれない」という思考。

この思考に陥ると「チャンスを逃してしまう」「利確、損切りを行いそびれる」といった計画外のトレードを行ってしまいがちです。

しかし相場はそう簡単に反転しません。相場には常に本流とノイズが存在します。本流とノイズについてここでは省略しますが、突然反転する相場は存在しません。

ある程度の戻しや押しが起こります。このことを常に意識することで「反転したかもしれない」という焦りが消えます。

なぜ相場は簡単に反転しないのか?

それは案外シンプルです。相場は常に誰かがトレードしている、買いたい人もいれば売りたい人もいる。たったそれだけなのです。

一方的な都合でトレードしているだけならば相場は常に一方通行です。

急上昇すれば損切りし遅れたトレーダーが損切りをすることで売ることでまた下落する、そしてそれとは反対に急上昇したことで買い遅れたトレーダーが下落したところを買うのでまた上昇するといった具合に買いと売りが繰り返されるのです。

抽象化するとこれが相場が突然反転しない理由です。

相場が簡単に反転しないことを念頭に置くことで落ち着いてトレードができる

仮に初動の上昇や下落にうまくフィットせずチャンスを逃したとします。

しかし相場は簡単に反転しないことを思い出せば「また下がったら(上がったら)買おう(売ろう)」と冷静にチャンスを待つことができます。

たったこれだけのシンプルな思考が無駄なトレードを削ぎ落とし、研ぎ澄まされたトレードへと進化するのです。

トレードは結局のところ待つことができるか、苦手なチャートと得意なチャートを見分ける技術がトレードの質を大きく左右します。

相場の向こう側を常に意識

トレードは自分ひとりで行っているようで、たくさんのトレーダーとの意思疎通を図ることが必要なのです。

その中でもバンドワゴン効果が有名です。まさに相場で負けるパターンとしてこのバンドワゴン効果を無視することがあげられます。

そうすることで「相場は簡単に反転しない」の意味がより一層深まります。

焦らずトレードしよう。

おわりに

トレードを行っていく上で「心」の部分が大切だと本書の中では何度も出てきたと思います。

本当に大切なのは「思考・心理・哲学」なのです。トレードを行いながら心を鍛えていかないとどれだけ優れた手法であっても力は発揮されません。

トレードをするたびにそのことを忘れてしまうこともあると思いますが、脳に叩き込んで無意識に実行できるまで鍛えてください。

きっとそこからが本当のトレードが始まります。

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