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ココロノ ジュンビ

とうとう今週末から2024年明治安田Jリーグが始まります。応援する地元クラブの奈良クラブはJ3で2年目のシーズン。2024年は「さらなる高みへ!」というスローガンのもと、奈良県内39市町村名をユニフォームのデザインとして刻み込み、奈良県地域全体が一体となり、J2昇格を目指そうとしています。果たしてどのようなシーズンになるのか期待と期待と期待しかありません。

開幕前のルーティン

私は子どもや家族と観戦しているのですが、毎年シーズンが始まる前には簡単なルーティンを踏んでいます。今回はそのあたりのお話です。

  1. 今シーズンで自分が目指すものは何か?

  2. 今シーズンで子どもが学んで欲しいことは何か?

  3. 個人としてクラブや仲間に対して何ができるか?

まぁ、あまり堅くならない範囲でざっくりとこんなことを考えながらシーズンを迎える準備をすることにしています。なぜならば、長いシーズン必ず良いときもあれば、悪いときもあるわけで、そのときにあらぬ方向に向いてしまわないように、一時的な感情に流されないように自制するためのアンカー的な役割を意識付けるためにやっています。

1.今シーズンで自分が目指すものは何か?

クラブが目指すものと一致していれば良いのですが、別にそんなに頑張る必要はありません。自分が試合を見ながらどう楽しむのか程度のノリで考えればいいと思ってやっています。ゴール裏の中心で熱心に応援するのもアリだし、天気の良い日は家族でピクニックがてら芝生席での観戦もアリ、スタンド側からサッカーを俯瞰して楽しむのもアリ、大好きな選手を推すのもアリ。スタジアムでの時間の過ごし方は様々だし、こうしなければならないという決まりなど存在しません。ただ、シーズンは長いので、続かなくなるかもしれないし、様々な状況で気持ちが揺らぐかもしれない。そんな時、無理なく続けるための最低限のラインを作っておくと、今の自分の立ち位置が把握できて次の行動に移りやすくなる。気が付いたら当初に設定していた最低限のラインを大幅に超えて積極的に活動している状況に気がつく事があるかもしれません。逆の状況も然り。それはそれでOKで、なぜそのような状況に至ったのかを考える切っ掛けとなれば、観戦を通じた自分自身の心境の変化や行動の変化を知れるようになると思ってやっています。

で、今シーズンの私の目指すものって何なのか?これはあまり昨シーズンから変わらないのだけど「家族で共通のことに一緒に夢中になる」こと。大切なことは2つあって、①「家族で共通」ということ、②「一緒に夢中になる」ということ。家族で共通の話題があるってのは、子育て真っ盛りの我が家ではとても重要で、家庭内のコミュニケーションを爆発的に高めてくれます。そして、家庭内のコミュニケーションは子どもたちの将来の人間関係や信頼関係に大きく影響を与えることになると考えているので、我が家では大切にしています。ここをサッカー観戦を通じて高めていくことを目指しています。次に、一緒に夢中になること。まだ子どもたちは小さいので兎に角、何でもいい、夢中になれること、頭の中がそのことで1000%埋まってしまうようなことを見つける体験が必要だと考えています。親としては、その夢中を一緒に楽しみ、夢中の中から一緒に発見し驚き、時に枠を広げるヒントを一緒に探しに行くようにしたいと考えています。今年は下の子も積極的に参加してくると思うので、より家族で!という要素が強くなりそうな気がします。今年の我が家は「家族で一緒にワチャワチャ楽しめているか?」がアンカーになります。

2.今シーズンで子どもが学んでほしいものは何か?

ここはほぼ親のエゴです。スタジアムという非日常空間に行くのだから、何か体験を通じて学んで欲しいと思って、ここ何年かスタジアムに通っています。ただ、上の子はもう良くも悪くも非日常ではなくなって来ているので、ボチボチ自分自身で学ぶこと(問い)を設定してもらおうかなと考えています。何でもいいのです。今、興味あることに問いを設定する。観察し、解釈し、時にはいろいろ調べて言語化する。ただソレだけ。子どもだからきっと途中で興味は変わる。その時は、新しい問いを立てる。お約束は最後はちゃんと言語化することのみ。

学校では問いって与えられるもんだと思っていること多いけど、本来は問いは自分で見つけるもの。だから答えも自分で決めればいい。でも、問いを設定するには観察が必要だし、知識が必要なときもある。その過程で視野が拡がっていくことを感じてほしいし、夢中になって楽しんで欲しい。それが学びだと思っている。これ、大人でも忘れちゃう時がある。

今年は家族でたくさん問いを作って、シーズン終わった時に家族であーだこーだ言いながら振り返れたらいいなと思っています。「コレがあったから昇格できたんやで絶対!」あぁ、夢が拡がる…。

3.個人としてクラブや仲間に対して何ができるか?

これは完全に私個人の課題です。ヤンチャな息子たちをやさしく迎え入れてくださったサポの皆様。感謝しかありません。まだ、家族中心の活動になってしまいますが、そんな中でも何かできることを探しながら応援していきたいと考えています。チャントアプリを作ったり、タイムスケジュールを作ったり、より楽しめるような情報を発信したり、グッズ諸々で散財したり、あと何やろねぇ…。あまり気張らず時間の許す範囲で後方支援を頑張っていきたいと思います。ちょっとド真ん中寄りだけど、ド真ん中にいないからこそできること、そんな(ココロの)スキマをお埋めします。

最終的に目指すところって?

毎年このように開幕前にルーティンを回しながら、最終的に我が家にとって奈良クラブがどんな存在になってほしいのかというと、子どもが大きくなって家を出ていって、たまに帰ってきた時に「おい、久しぶりに見に行ってみるか?」と言える存在にしたいと思っています。見に行く場所がスタジアムでもナラディーアでもいい。そこに行けば、どことなく素直な気持ちになって何でも話ができる。そんな場所であり、関係であり、楽しみであって欲しいと思っています。だから、今、心から感情を込めて親子で一緒に応援をするのです。

私のどうでもいい毎年のルーティンの話はここまでです。お疲れ様でした。ここからは新チームのお話。

新チームへの期待

さぁ、シーズンが始まります。新チームでの闘いが始まります。契約更新した選手、新規加入の選手が闘将フリアン監督の下、奈良のサッカーで勝ち進んでくれることを期待しています。

オフシーズンには選手の移籍などで悲喜交交(ひきこもごも)ありましたが、プロとしての決断をして集まってくれた選手に敬意と信頼を持っています。

さて、ここで2023年に新規加入したメンバを以下に並べて書きますね。

GK>岡田慎司
DF>鈴木大誠、生駒稀生
MF>堀内颯人、中島賢星、西田恵
FW>酒井達磨

2023シーズンでチームにどのような貢献を果たしたかを思い返してみると、特にシーズン後半には無くてはならない存在に成長した選手ばかりです。ホントに外さないのよ。奈良クラブのスカウティングは。限られた強化費の中で、しっかりチームにハマる選手を連れて来る。チームとして目指すべきところを明確にして、選手のポテンシャルを見極めてチームを構成するのが特徴だと思っています。

だから、今年新たに加入してくれた選手たちを知れば知るほど、今シーズンの目指す姿が見えてくるし、ワクワクするのです。

GK>キアッドティフォーン・ウドム、関沼海亜、マルク・ヴィト
DF>澤田雄大、吉村弦、下川陽太
MF>國武勇斗、神垣陸、岡田優希、田村亮介
FW>パトリック・グスタフソン、百田真登

どう?ワクワクするでしょ?フリアン監督の高次元の要求を理解し応えてくれそうな選手ばかりです。メンバーを見る限り、不動のスタメンはそれほど多くなさそうです。対戦相手や戦況によりドラスティックにメンバーを変えてくるかもしれませんね。応援している方は、ソレはソレで楽しみなんだけど、選手たちは常に出場できるコンディション調整とモチベーション維持が大変。でも、チーム一体となって乗り越えてくれると信じてるし、最大限の後押しをゴール裏からさせてもらいます。

そして、シーズン終盤に達磨を最高の状況で迎えて、みんなでニヤニヤしましょう。

2022 JFL優勝の歓喜

さぁ、シーズンが始まります。みなさん、準備はできてますか?

勝利の栄冠 大和の國へ🦌

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