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顧客と共に成長したい。だからこそ生の声を拾いサービスに反映させ続ける

サイキンソーがまだ何の実績もない無名の時代。大手健康食品メーカー、製薬メーカー、ドラックストアチェーンなど日本の名だたる大企業との協業をゼロから推し進めた開拓者に伺いました!
# Cykinso’s トップインタビュー  02

サイキンソーの主力サービスである、腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」。同様のサービスが大手企業が提供している検査サービスでも体験できます。その秘密を握るのが、OEM営業を代表の沢井さんと一緒に立ち上げ、名だたる大手企業を開拓し協業を進めてきた福島さん。今回はその福島さんにお話を伺いました。

こんにちは。サイキンソー広報の山藤(ざんとう)です。
サイキンソーを支える ” リーダーたちの思い ” を、多くの人に知ってもらいたいーー。
そんな思いから、「Cykinso’sトップインタビュー」をスタートしました。

第二弾の今回は、大手企業などの法人向けに腸内フローラ検査の導入や大学・研究機関向けにデータを活用した研究受託・研究支援の提案を行う、BtoBビジネスユニットのリーダー福島さんにお話を伺いました。

サイキンソーへの入社動機や代表の沢井と共に大手企業の営業開拓を進めた立ち上げ話など、詳細を全部語っていただきました!ここでしか聞けない入社当時の苦労話も聞いてきましたので、ぜひ最後までご覧ください。


プロフィール

大学卒業後、製薬メーカーへ入社。小売向けに一般医薬品の営業を担当した後、商品企画の部署へ異動し海外事業に従事。海外市場向けの栄養ドリンクなどを開発。その後、社内の新規事業開発プロジェクトの中で、微生物・土壌生物の世界に魅せられ、サイキンソーを知る。サイキンソーとの協業を模索する中、2019年に法人向けの営業担当としてジョイン。
趣味は学生時代から続けているバスケットボールで、サイキンソーの運動部にも所属。休日は、取引先や社内のメンバーとバスケットボールを楽しむ。

入社理由

ー福島さんは、前職でサイキンソーに営業をしていたと伺いました。なぜ営業していた企業に入社することになったのでしょうか?
前職は製薬メーカーに勤めており、入社15年目を迎えたころ社内の新規事業開発プロジェクトに関わる機会がありました。当時勤めていた会社では、社内に微生物・土壌生物のライブラリーがあったのですが、データや資産を使いこなせていなかったんです。これだけのデータが活用されないのは、正直勿体ないなと感じていました。眠っているデータを活用して、微生物で健康に良いサプリなどの商材が作れないか模索しているうちに、腸内フローラ検査を提供するサイキンソーを知りました。

はじめは、新規事業プロジェクトにサイキンソーの力を借りて上手く企画を出せないか、代表の沢井さんや共同創業者の竹田さんと模索していたのですが、打合せを重ねる中でサイキンソーが大手企業との協業を進めている計画を知りました。私も当時は大手の製薬メーカーに勤めていましたので、既存事業を守るだけでなく新しい事業に取り組んでいく必要性を強く感じていました。サイキンソーは規模は小さいけれども、大手企業と新しい挑戦をすることで世の中にもっと大きな影響を与えられるのではないかと思い、気づいたら入社していました。笑

入社後にぶつかった壁

ー運命的な出会いですね。福島さんが入社された2019年当時は、まだ法人向けのマイキンソー導入実績もまだまだ少なかったと伺いました。そんな中で、大手企業と連携を進めるのはかなり苦労されたのではないでしょうか。
おっしゃる通り、非常に苦労しました。入社当時BtoB向けのOEM営業をスタートしようと先陣を切っていたのは、代表の沢井さんでした。沢井さん自ら営業先に出向き、プロジェクトを進めようとしているところに私が入社をし、開拓を始めていきました。当時は右も左も分からない状態で、沢井さんと一緒に本当にがむしゃらに走っていましたね。

ー具体的にどんな点に苦労されましたか?
OEMとは、保険会社や製薬メーカー・健康食品メーカーなどに向けて、マイキンソーを個別にカスタマイズして販売実績を作っていく事業です。私自身、製薬メーカーの出身ですので企業側のニーズはよく理解できていたのですが、システムのことや開発のことにはそこまで詳しくなく、どこまで顧客の要望を受けていいのか、叶えられるのか最初は全く判断が付かずとても苦労しました…。できるだけ企業の要望を叶えてあげたいという思いから、細かい要望に応えすぎてしまい社内のエンジニアに負担をかけてしまったり、無理なスケジュールで改修をお願いしたりなど調整が大変でした。社内のエンジニアさんにも、改めて「あの時はごめんなさい」と伝えたいです。

ーどうやって壁を乗り越えられたのでしょうか。
自分が詳細に答えることができないシステム仕様については、エンジニアさんに先方との打ち合わせに同席してもらうようにしました。要件定義から一緒にすり合わせをすることで、システム上のできる・できないの回答が正確になったり、スケジュールも調整できたり、だんだんとスムーズに進められるようになりました。また先方とも率直に意見交換できるよう、土台となる関係構築もより強化して、社内外問わず気持ちよくプロジェクトを前に進めめていけるよう全体のマネジメントを意識するようになりました。
少しずつ行動を変えたことで、だんだんと上手く仕事が回るようになっていきましたね。

新たな支援サービスの立ち上げについて

ー貴重なお仕事のTipsを共有いただきありがとうございます。組織長として活躍されている福島さんも最初は苦労されていたというお話を聞けると親近感が沸きます!
サービスの立ち上げ期を経て、現在では研究受託や研究支援、健康支援サービスのスタートなど、BtoBビジネスユニットがカバーする領域が増えていますが、立ち上げのストーリーを伺ってもよろしいでしょうか。

もちろんです!大手の企業様との協業が進みOEM事業が少しずつ軌道に乗り始めたタイミングで、代表の沢井さんから話がありました。「OEM事業の他に、菌叢解析技術と検査オペレーションをうまく活用して売上の柱を作れないか」との相談でした。それまで、社内でスポット的に対応することはあっても、専任の担当を付けて本格的に取り組むところまでは着手できていませんでしたし、既に同業の中では、先行して菌叢解析サービスを行っている会社もあり、サイキンソーは明らかに後発でした。ただ、競合調査を行う中でサイキンソーの菌叢解析技術と検査オペレーションを活かした研究支援サービスは、他社よりもコストを抑えて提供ができるという強みが見つかったんです。この強みを活かし、比較的低コストで研究受託・研究支援を行うサービスとして2020年に「Cykinso Research」をローンチしました。
サイキンソーの強みを活かして、多くの研究機関・大学や企業などの活動に貢献できたらと考えています。

健康支援サービスのスタートについては、OEM営業を行う中で沢山の企業の声を聞き、「絶対に取り組んだ方がいい!サイキンソーがやるべきサービスだ」と考えスタートしました。具体的にいうと、健康経営に取り組みたいと考えている法人向けに、マイキンソーの導入や健康経営セミナーの提案などを進めるサービスです。ポストコロナ時代の感染症への対策強化や労働人口の減少に伴い、従業員の定着や健康を重視する企業が増加したことで健康経営の重要性は非常に高まっていますが、その一方で「大事であることは分かるが何をしたらいいか分からない…」といった声が本当に多かったんです。そういった企業を中心に開拓を進め、既に数社の大手企業とプロジェクトを推進しており、マイキンソーやセミナーの導入後に従業員の行動がどれくらい変わったか、健康に影響が出たかをモニタリングしています。効果を測るには長期スパンでのモニタリングが必要なため、今すぐに結果を共有することは難しいですが、好事例を作って多くの企業様の生産性向上や従業員の皆さまの健康維持に貢献したいと考えています。

営業をしていていつも思うのが、やっぱり ” 自分たちだけが儲かるのではなく、担当している顧客と一緒に成長したい ” ということですね。そんなサービスを続けていきたいと思っています。

社内メンバーやこれから入社される方へのメッセージ

ーー詳細にありがとうございます。顧客の生の声を聞いている最前線の現場だからこそ、BtoBビジネスユニットが担当されている領域やサービスに深さと厚みが増していったのだなと非常に腑に落ちました!
最後に既存のユニットのみなさんや、これから新しく入社される方向けにメッセージをお願いします。
私たちのユニットで担当している領域の詳細を説明しましたが、現在これらの業務をたった5人で実施しているんですよね。1人1人の生産性が非常に高いからこそ実現できていることもありますが、これからはより仕組化を推進して、誰でも同じようにパフォーマンスを発揮できる環境を整えていきたいと考えています。

そのため既存のメンバーには、これから入社する方に向けて今の業務を仕組化したり、人が変わっても同じように成果が出せるよう属人化している業務を汎用化していってほしいと考えています。

一方で新しく入社いただく方には、失敗を恐れずに貪欲にチャレンジをしてほしいと思っています。今回のインタビューの中では、サービスのカバー領域がどのように広まったかを中心に説明しましたが、今後も顧客の声を最前線で聞き素早くサービスに反映させる力が求められていくと考えています。目の前の仕事だけでなく、新しい仕事も貪欲に取りにいき、物事を前に進めていく推進力を期待したいと思いますね。

今回の記事を通して、少しでもサイキンソーに興味を持ってもらえたら、ぜひ気軽に話を聞きに来てほしいと思います。

インタビュアー後記

今回は福島さんにお話を伺いました。
社内で見かける福島さんは、落ち着いた大人のビジネスマンという雰囲気の方ですが、入社当時に苦労されたエピソードなどを伺えて個人的にとても親近感が沸きました。また、BtoBビジネスユニットで担当する領域に、現在のような幅と深さが加わった背景も、コツコツと現場の生の声を集めてきた歴史からなのだなと、非常に理解が深まりました。サイキンソーの売上を支えてくれている福島さん、貴重なお話をありがとうございました。

これからもサイキンソーのトップたちにどんどんインタビューしていきますので、次回の記事もお楽しみに。最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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