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おめで鯛(?)のアクアパッツァ風パスタといろいろキノコのサルタート

今は元旦から空いてるお店があるから便利ですね。働いている方には大変でしょう。最近働き方改革で開けないお店も増えていますが。地域によって多少の違いはあるのでしょうけどだいたい三が日はお雑煮、お節、お屠蘇で過ごすのが習わしのようですが、うちは同じ物が2回続くと大変なことになりそうなので、朝だけだったりします(笑)。
ということでの新年早々のパスタ初め。市場が開いてないから多少鮮度は落ちますが、やはりここはおめでたい鯛を使って、っておめでたいのは私の頭かも(泣)。
ちょうど立派な鯛さまのお頭と元気の良い浅蜊が売っていたので、これを使うことに。
もう浅蜊と魚といえば、のアクアパッツァ。これにパスタを入れてしまって一皿で済ませようという省力メニューでございます。環境問題は重要ですから、ってそれは省エネですね。省力は手抜きという噂も。ま、お正月ですからのんびりと。
作り方はもうアクアパッツァといえばこの方、の日高良美シェフの作り方で。

パスタ

浅蜊と鯛で旨味が強いので、フィットチーネとタリアテッレの中間くらいの幅にすることに。デュラムセモリナと卵のうち定番の雉も鳴かずば撃たれまい、じゃなくて生地で。いっぺんくらい雉のお肉焼いたのでお雑煮作ってみたいです。徳川家康とか食べていたとか、ってなんの話やねん、ですね(笑)。

ソースと馴染ませるために煮込むようにするので少し水分少なめで(冬場としては)
ソースとの相性、幅で変えられるのは便利ですね。

アクアパッツァ

ドライトマト

ドライトマト、結構良いお値段するんで、ミニトマトで自作することに。オーブンに入れて放置プレイでいけるんで、手間はかからないです。日高シェフもやってますし。

つまんでも水分が出なくなるくらいまで。

浅蜊

いつもの大蒜と鷹の爪で風味づけしたオリーブオイルと白ワインで浅蜊に火をとおして。

みじん切りにしなかったのはこの方がブレンダーにかかりやすいので。

バットからはみ出るくらい立派なお頭が極安だったので。鯛は足が遅いし、採れたてより3日くらい寝かせた方が旨味が出る、っていうお話もあったりします。身をたべるなら日高シェフのように、皮目から焼いて、水を加えてから浅蜊、という順番になるんですが、パスタなのとさすがにお頭のままでは食べにくいので、浅蜊のお出汁に入れて煮てます。身はほぐして。少し爽やかな感じにしたかったので、酢橘の皮すりすりしたのを混ぜてます。

ブレンダーかけるとオイルが乳化されて、とろっとしたいい感じに。

いろいろきのこのサルタート

サルタート、っていうのなんかレストランみたいでありません?で一度使ってみたかっただけなんですが(笑)。英語でソテー、って普通じゃん、になってしまいますし。しめじ、エリンギ、舞茸を細く割いて半日くらい干して。包丁で切るより割いたほうが風味がよくなる、というのが野崎洋光師匠の教え。いつものように微塵切りの大蒜と鷹の爪の風味をオリーブオイルに移してから、中火で煽るようにして水分飛ばしながら火を通して。プリッと火が通ってきたら塩胡椒で味付け。

しんなりしないように軽く煽って水分飛ばすようにして

仕上げ

おめで鯛(?)のアクアパッツァ風パスタ

パスタは海水くらいの海塩入れた湯で茹でて、少し早めに湯切りして、温めておいたソースに投入。煽るようにしながら、弱火で味を含ませて。ほぐしておいた身と浅蜊の身を加えて、酸味を感じないくらいに酢橘を絞って。

いろいろキノコのサルタート

めでたい(?)パスタの方のお味は間違いありませんです、が、ちょっと鯛のお出汁が強過ぎて浅蜊の風味が消えてしまって。と、見た目がなんとも映えない感じ。身は混ぜないでトッピングした方がよかったかも(泣)。
キノコの方はぷりっとした食感が残りながら味がぎゅ〜っとして良い感じに。干した時に2/3くらいの大きさになって、火を通して1/2くらいになったので、2倍くらい味が濃縮された感じ。こういうシンプルなものほどちょっとしたやり方の違いで大きく味わいが違ってしまうので、結構難しいです。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
明日からも素敵でありますように。

元旦の日の出。今年がみなさまにとって良い年でありますように。


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