胃痛だと思ったら胆石性急性膵炎だった その③入院生活

その①では急性膵炎になるまでの日々
その②で急性膵炎を発症した日の出来事を書き記しました
その③では入院生活について書きたいと思います

その前に急性膵炎について簡単に説明しておきたいと思います
急性膵炎は「内臓のやけど」と表現される病気です
主にアルコールと胆石が原因でなる病気ですが私は胆石性の急性膵炎
暴飲暴食によって胆嚢に出来た胆石が胆管を通って膵臓の入り口をせき止めてしまい、行き場の失った膵液が膵臓そのものを攻撃して炎症を引き起こしてしまうとの事です

MRIとCTの結果を見たら胆嚢に砂利の胆石が白く映っていました
また、膵臓の先端も石灰化していました
先生からは胆嚢の摘出手術を勧められたので二つ返事でお願いしました

入院してから3日間は絶飲食
最初の1日、2日はお腹が張って苦しかったです
熱も39度まで出てひたすら氷枕で体を冷やしつつ1日中点滴、抗生剤、解熱剤等で高熱や膵臓の炎症を抑えるための治療を受けました
また、造影剤を使ってのCT検査等もありました
3日目辺りからお腹の膨張が無くなり、採血の数値も段々正常な範囲に戻っていきました
シャワーも浴びれるぐらいには回復の兆しが見え始めました

入院して5日目にやっと絶食が解除され重湯が出てきました
まだ膵臓の炎症はあるものの、体感は少し火照ってるかなと思うぐらいでお腹の痛みも無くなり暇だなと思う余裕も出てきました
その後は順調に三分粥、五分粥、全粥とステップアップしていきましたが食べ過ぎるとお腹の調子が悪くなるので遠慮なくご飯は残しましょう
出されたもの全て食べる性格だったので少し抵抗はありましたが体優先です

入院から1週間後に栄養指導を受けました
アルコール・脂質・中華麺・炭酸飲料は厳禁との事
お酒は一滴も飲まないのでアルコールはまず安心なのですが
揚げ物・ラーメン・炭酸ジュースが大好物なので辛いです
脂質は言うまでもなく負担がかかるのでNG
中華麺のかんすいは消化が出来ない物質らしく負担がかかってしまいます
炭酸も胃を刺激してしまうので膵臓に悪いらしいです

栄養指導も終わり、あとは手術するだけと思ってた矢先、先生が来て、
「膵臓をもっと落ち着かせるために一旦退院してまた来月再入院して摘出しましょう」と言われました
「月跨ぐと医療費が(ry」と一瞬思いましたし、数日後に手術を受ける覚悟もしてたので拍子抜けしたのも事実ですが命には代えられないので万全を期すものと思い承諾しました

という事で執筆してる今現在は一時退院して再入院に備えている状態です
体調は急性膵炎になる前の状態と同じですこぶる元気です
栄養指導で言われた通り脂質の食事を抑えて腹6分目の量を心がけて揚げ物や炭酸飲料やラーメンもしっかり控えています
スーパーでも商品の裏を見て脂質の数値をくまなく見るようになりました
牛乳は脂肪分が多いので無脂肪牛乳を選び、うどんやお寿司中心の食生活になっていますが意外と脂質の無い料理も多く、甘味も和菓子やグミ等脂質の無い物で楽しめています

再入院は来週です
再入院時には胃カメラ、ERCP、ESTというよくわからない横文字検査が待っていますがググったらちょっと怖いですね…
その詳細と手術前後の出来事はその④に続きます
無事なら2週間ほど後に退院してからの更新になります

その④を書くとき元気でいますように


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