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禁じられたSEX論【2019年4月号第1特集】

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記事一覧

エポックだった「薔薇族」に、新たなスタイルを模索した「MLMW」――「バディ」休刊で消滅の危機!!“エロ”から見るゲイ雑誌興亡史

――今年1月に「バディ」が休刊したことで、日本における商業ゲイ雑誌は残すところ1誌となった。1971年の「薔薇族」創刊以降、約50年続いてきた日本の商業ゲイ雑誌だが、そのかたわらには常にエロがあったと言っても過言ではない。エロという観点から、今や存亡の危機にあるゲイ雑誌の歴史をたどっていこう。

「薔薇族」創刊号と、警察からの呼び出しを受ける原因となった写真。右側の男性の陰毛が写りこんでいることが

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【R-指定×美谷朱里】“言葉攻め”と“バトルラップ”は邂逅する……のか!? 常勝MCがAV女優からコンプラ攻めでKO!

――最強バトルMC・R-指定が、最近特にお気に入りだという中出し専門のAVレーベル本中を、HIPHOP目線で徹底的に解剖。同社の作品に10作以上出演をしている大人気企画女優・美谷朱里をナビゲーターにして、いかに「本中」がリアルなのか、言葉攻めとフリースタイルの共通点など、共鳴するはずもないと思われていた2ジャンルがまさかの邂逅を果たした!

(写真/永峰拓也)

 人気ヒップホップユニット・Cre

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「ロボット売春」が問題視!――AIドールに待った!? セックステックの倫理学

――テクノロジーの進化の過程では必ず、法や倫理の問題が浮上してくるが――。

セックスという行為をタブー視せず、法的、倫理的な視点でとらえ直すことが必要。

 AIラブドールが開発される中、少なくないトラブルが起きている。例えば、カナダでは「ロボット売春」という業種が登場。サービスを提供する「KinkySdollS」が米国ヒューストンに新店舗を出店しようとしたところ、当局によって追い出されてしまっ

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日本はセックステックでも圧倒的な後進国に!?――自分好みのAIラブドール爆誕! データで管理するセックステック

――IoT(モノのインターネット化)が一般化する中で、セックスもインターネットに接続しつつある昨今。バイブや女性の生理周期を記録するアプリなどのフェムテックも重要性を増している。経済衰退やテクノロジー発展の停滞が叫ばれる中で、セックスとテクノロジーの関係からも、日本の“ヤバい”現状があぶり出されてきた……。

海外のテック系サイトでは、こうしたセックステックの情報が頻繁に取り扱われている。

 テ

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2019年の新定番“微”エロ――自然なままの【仲村美海】彼氏目線の微エロ撮

【拡大画像はグラビアギャラリーでご覧いただけます。】

(写真/若原瑞昌・D-CORD)

――本特集のグラビアを飾ってくれたのは、ひょんなことからグラビアアイドルとしてデビューを飾ることになった仲村美海さん。いつもの彼女とは違う側面を打ち出すべく、「部屋でまったり休日を満喫し、撮影は美海さんの彼氏目線で」なるグラビアを撮影。普段から映画やドラマを鑑賞することが好きな彼女に、“理想のシチュエーショ

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お持ち帰りは7人! “大家族状態”……“エロ神”t-Aceに問う女性蔑視へのアンサー

――今もっとも輝くラッパーであり、赤裸々かつド直球すぎるリリックや物言いで人気を欲しいままにしているt-Ace。いじめられっ子だった幼少時代を経てヒップホップと出会い、現在は“エロ神”として崇められる存在までに。そんな彼に、国内のヒップホップとエロについて問いつつ、賛否両論巻き起こしている“女性蔑視”へのアンサーも聞く!

(写真/岩澤高雄・The VOICE)

 セックス特集の「ヒップホップと

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女性蔑視がまかり通った世界の変調――R・ケリー“セックスカルト”は悪か? USヒップホップのイビツな性

――R&BシンガーのR・ケリーが若い女性たちを洗脳し、共同生活を送っていた――。そんな“セックスカルト”問題で米国社会がざわついている。一方、ラップのリリックには相変わらず「ビッチ」「プッシー」が多用され、MVでは女の子が尻を揺らす。今、ヒップホップと性の関係はどうなってるの!?

過去に未成年淫行事件を起こした6ix9ineは、強盗、殺人未遂、麻薬取引など多数の罪にも問われている。今後、最低でも

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アメリカ大統領から世界的アスリートまで――正常と異常の間で揺れるセックス依存症の定義と最前線

――派遣型マッサージ店の女性に暴行した俳優、不倫に溺れた大統領、数多くの女性と不貞行為にふけった世界的アスリートなど、セックスを取り巻く事件やスキャンダルは枚挙に暇がない。こうした事件の加害者とセックス依存性の関連についてリポートしてみたい。

ウェブマガジン「周プレNEWS」より。

 彼女に対しては、相手を試すかのようなアブノーマルなプレイを繰り返すばかりか、他の女性たちとも接点を持つ。それで

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セックストイ先進国の日本を脅かす海外勢力!――独国のクリトリス吸引器が大流行! 海外製セックストイの実態とは?

――現在、市場には数多くのセックストイが出回っているが、最近はにわかに海外の製品にも注目が集まっているのをご存じだろうか? しかも、女性向けの製品に関しては、日本よりもかなり高性能なのだとか。そんな海外のセックストイ最前線に迫っていきたい。

世界最大の家電見本市「CES 2019」で、イノベーション賞の受賞を取り消された上、展示資格まで剥奪された女性用セックストイの「Osé」。

 AVや性風俗

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