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令和時代の(新)タブー【2019年6月号第1特集】

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記事一覧

自称ライトショタコンライターが読む!初心者にも軽く読める傑作“おねショタ”マンガ3選

――「ショタコン」と聞くとどうしても異常性癖のようにも聞こえるかもしれないが、エロなしでライトに読める良作も多々ある。ここでは前記事中にも登場した傑作マンガを、“ショタ萌えシーン”と共に紹介していきたい。

少年の“あばら骨”まで表現する繊細さ
【1】『私の少年』

(著:高野ひと深/講談社)

作品解説
東京のスポーツメーカーに務める主人公の30歳OL多和田聡子は、自宅近くの公園で12歳の少年・

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それはタブーか? それともプラトニックな癒やしか? 少年愛に目覚める女性が急増中!“おねショタ”とフェミの交差点

――今、マンガ業界では「おねショタ」モノの作品が隆盛している。30代の年頃の女性がうら若き少年と出会い……なんて夢物語をうっとり読みふける女性たちの心理にはどんな欲望が潜んでいるのか。ショタコンの歴史を紐解きつつ、迫っていきたい。

この出版不況の中、コミックスの累計(紙+電子)が130万部を突破した『私の少年』。30歳のOLが12歳の少年に抱く母性とも恋ともいえぬタブーな感情を描いた本作が、女性

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NTTドコモにLINE、みずほ銀行も……日本にも到来するスコアリング社会



『データ階層社会―週刊東洋経済eビジネス新書No.289』(東洋経済新報社)

――AI監視とともにすでに中国で採用されているのが“スコアリング”。プライバシーや個人の尊厳にかかわる問題だが、こうした技術はすでに導入されようとしている。

 アリババ傘下のアリペイ(支付宝)が提供する信用スコアリング「芝麻信用」が中国ですでに普及している。年齢や学歴、職業、クレジットヒストリー、信用履歴、SNS

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警察庁も採用するアリババ級の監視技術――世界を“監視する”NECの技術!「顔認証」監視国家へ進む日本

――いつの間にか世界の最先端テクノロジー大国になっていた中国。それを認めたくない人々からの批判として、常に引き合いに出されるのが顔認証技術やAIを使った国民の監視だ。一党独裁国家による不当な人権侵害であるかのように喧伝されているが、すでに多くの国で同様のハイテク監視が行われつつあることをご存じだろうか?

AI・人工知能EXPO2019の様子。多くの企業が顔認証システムを開発していた。

 満席の

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次世代半導体かプログラムか――エネルギー問題を解決するには?

――進むAI社会に立ちはだかる電力の壁。もちろん研究者たちはそんなことはとっくに気づいてて、さまざまな技術が開発されているが。

●覇権を握る買い企業はどこ
次世代半導体

電力消費を抑える次世代半導体の開発が世界各国で進む。新素材として「シリコンカーバイド」、「窒化ガリウム」が注目されている一方、低消費電力で機械学習を効率化する「ニューロチップ」などにも注目が集まる。

●SEの本当の戦い、始ま

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インテルが逃げ出した次世代半導体が鍵――使用電力火力発電所数億個分!電力格差を生むエネルギー問題

――5Gの導入でますます期待が高まるIoT社会の到来。多くの企業が日夜技術を発展させまた、それをメディアが喧伝しており、一般人でもなんとなく新しい社会の到来に期待を寄せるようになってきた。ところが、社会の技術的な発展のそばには常に、それを阻む“重大な問題”が横たわっているのだ。

『エネルギー問題入門―カリフォルニア大学バークレー校特別講義』(楽工社)

 今やAI(人工知能)というキーワードは、

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女性・女系天皇の議論――愛子天皇陛下の可能性は?



『女性天皇の時代』(ベスト新書)

 日本の歴史上には8人10代の女性天皇がいたことは周知の通り。かつて小泉内閣のもとで開かれた有識者会議では、女性天皇や女系天皇を認めるかどうかの議論が行われ、これに前向きな報告が出された。だが、その後悠仁さまが誕生したことで、その議論は立ち消えになっている。

 現状としては、将来的には悠仁さまが天皇の位を継がれることになっている。また、皇位継承順位の1位は

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令和に引き継がれた懸案事項――国民総小姑化する小室家問題「女性皇族とご結婚する」こととは?

――4月下旬から5月上旬にかけて、改元報道がメディアを彩った。無論、その多くは祝福ムードであった。新しい時代が始まった今、皇族の結婚と将来という問題にも、日本人は正面から向き合う時期ではないだろうか? 週刊誌などで報じられる“小室圭さんと眞子さまの行く末”を中心にみていきたい。

『皇族―天皇家の近現代史』(中公新書)

 実に202年ぶりとなった、天皇の生前退位。「平成」の終わりと「令和」の幕

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実はリスペクト!? インスタグラムのパクリ暴露アカウント

――ブランドのパクリをズバズバと指摘していくインスタグラムの人気アカウントが存在する。しかし、ファッション業界は恐れおののくばかりではなく、奇妙な関係も生まれていた。

「Diet Prada」のアカウントより。

 前記事でも触れた通り、グッチの袖が膨らんだファージャケットと、ダッパー・ダンがデザインしたジャケットがそっくりだと指摘したインスタグラムのアカウント「Diet Prada」。2014

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グッチが偽ブランド品をサンプリング! “ブート・クチュール”の複雑化する最尖端

――ブランドのロゴを勝手に使い、自己流にアレンジした“ブート・クチュール”と呼ばれるアイテムが、最近ファッション界でイケてるという。しかし、“偽ブランド品”とは何が違うのか? ファッションと法律の両観点から、その最新状況と是非を整理してみたい。

2人がかぶるキャプはシュプリーム……と思いきや、ボックスロゴがなんか違う!?(写真/小濱晴美)[衣装協力(キャップ)]作品タイトル:Dear Supre

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「ファック」はOKなのに、なぜその言葉はダメなのか?――令和時代の日本語ラップ表現

――炎上からの発禁や回収を恐れてか、メジャー/インディ問わず、歌詞における自主規制問題が氾濫する昨今。本稿では、過激な内容が飛び交う日本語ラップのリリックに焦点を定め、平成の炎上から令和の流行までをレコード会社のA&Rを招き徹底討論――。すると、旧態依然とした業界の悪しき慣習も浮き彫りとなった。

ANARCHYの登場以降、レペゼン地方ヒップホップの都市名ではなく、「向島団地」などの特定の場所にも

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国内のディズニーストアでは購入できない? ミッキーにはなれないダッフィーの“複雑な権利”

――「東京ディズニーシー」の人気とグッズの売り上げを牽引している、かわいいクマのぬいぐるみのダッフィー。でも、どうしてディズニーストアでは売られていなかったり、「ディズニーツムツム」には登場しなかったりと、媒体や販売先に関しての制限があるの?

※サイゾー編集部の私物ぬいぐるみコレクション

 読者諸氏はダッフィーをご存じだろうか? これは「ミニーマウスがミッキーマウスにプレゼントした手づくりのテ

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【奈月セナ】タブーすぎるGカップ――今、もっとも注目を集めるグラドル初登場

【拡大画像はグラビアギャラリーでご覧いただけます。】

(写真/ティム・ギャロ)

――創刊20周年のグラビアを飾っていただいたのは、デビューから破竹の快進撃を続ける奈月セナさん。172センチの高身長にスラリと伸びた手足からは、想像絶するギャップの激しいGカップ。令和一発目のタブー特集にふさわしい過激なグラビアに挑戦しました。

 グラビアデビューから約1年、週刊誌やマンガ誌などの表紙を飾り、写真

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芸能界は意外にホワイト? エンタメ業界と働き方改革の齟齬――労基に翻弄される芸能事務所座談会

――4月中旬、大手芸能事務所3社が労働基準監督署から是正勧告を受けた。芸能界にも働き方改革の波が押し寄せているが、そもそも個人事業主たるタレントを扱う特殊な業種の労働環境を変えるには、なかなか時間と金がかかりそうで……。本稿では業界関係者たちの青息吐息をお届けする。

自身の番組で芸能事務所の働き方改革問題に触れた東山紀之(真ん中)。とはいえ、ジャニーズもやまぬ人材流出や安月給などのブラックな噂が

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