マガジンのカバー画像

タブーなき「芸能人」論【2016年2月号第1特集】

17
¥500
運営しているクリエイター

記事一覧

日本のアダルト産業は虐げられている!? AVデビューは芸能界の転落先? セレブも目指せる米国との差

――15年も元SKE48メンバーの鬼頭桃菜がAVデビューを果たすなど、日本では芸能人→AV女優という流れは定番のひとつとなった。この芸能界とアダルト業界のつながりについて、今回はポルノ大国・アメリカとの比較で分析。現地で活躍する日本人女優や、有識者の証言からひもといてみよう。

グラビアアイドルとして活躍した後、覚せい剤で逮捕、やがてストリップ嬢からAV女優へ転身した小向美奈子。

 かつて吉野公

もっとみる

俳優からアイドルまで!彼らが日韓関係を変える!? “急接近”を象徴する、日韓芸能界タレント六傑!

――これが、いま日韓芸能界で要注目の6人だ!

【日本人】

■清純派が韓国ではセクシー女優(ハート)
藤井美菜

1988年生まれの日本人。ユマニテ所属。CM出演などを経て、06年に『シムソンズ』で映画デビュー。慶応義塾大学文学卒の才媛でもある。

日本では過去に、映画『武士の家計簿』や『女子ーズ』、ドラマ『ママとパパが生きる理由。』『ブラッディ・マンディ』(TBS)などに出演。一方、韓国ではこ

もっとみる

“在日タレント”のみならず、韓国で活躍する日本人タレントも! 和田アキ子から玉山鉄二まで日韓芸能界“クロスオーバー”比較論

――近くて遠い国、日本と韓国。しかし日本の“韓流ブーム”、そして韓国の開放政策を経て、両国の芸能界が急速に接近しつつあるという。いわゆる在日タレントのカミングアウトが以前ほど話題にならなくなる一方で、韓国で活躍する日本人タレントも出現。壁が取り払われつつある日韓芸能界の現状を追う!

『韓流スターと兵役 あの人は軍隊でどう生きるのか』(光文社新書)

 2005年以降、日本の芸能界では、いわゆる在

もっとみる

未成年喫煙からどうどうの吸いっぷりまで!女優・タレントのオフの顔が満載!喫煙ゴシップ名鑑

――犯罪かそうでないかを問わず、女優の喫煙は写真週刊誌の狙いの的。普段は見られない顔をのぞいてみよう。

■昔のことなのでオッケー!ってあり?
優香

[FRIDAY 2000年4月21日号]
優香がガングロギャルだった 高校時代にカラオケボックスで撮影された喫煙写真。高校時代の同級生によれば、高校1年生の夏休みから遊び半分でタバコを吸うようになり、写真にはマルボロライトを指にはさみながら盛り上が

もっとみる

あの女優がひた隠しにする事実……会食で喫煙がバレてCM降板!?時代錯誤な女優の喫煙タブー

――嫌煙ブームにより、ますます肩身が狭くなってきている喫煙者。特に芸能界では、女優の喫煙はタブーとされており、そうした影響なのか、写真週刊誌が女優の喫煙姿を報じることもある。未成年ならともかく、法律的にはなんの問題もない喫煙行為がこれほどまでに嫌がられるのは、いったいなぜなのだろう?

以前より喫煙が噂され、週刊誌報道もあった北川。事務所はウェブサイトで完全に否定。

 1961年には成人男性の8

もっとみる

トップ女優から地下アイドルまで…オタクアピール女性タレント27人を一挙掲載!

――こんなにいました、ニッポンのサブカルアイドルたち。

【サブカル&オタク系】

■偏愛ブログで大ブレイク
中川翔子(30)
1985年5月5日、東京都生まれ。ワタナベエンターテインメント所属。
マルチタレント・中川勝彦を父に持つサブカルサラブレッド。特撮やホラーマンガへの偏愛を綴った「しょこたん☆ぶろぐ」でブレイク。彼女なくば、その後のオタクアイドル文化は花開かなかっただろう。今後の課題は、大

もっとみる

いまや“オタク”なだけではウリにならぬ! 哲学・仏像・歴史にグロ映画!?オタク女性タレントメッタ斬り

――しょこたんがマンガ好きをアピールしていれば注目されていた牧歌的な時代はもはや遠い過去。ただのオタクだけでは見向きもされない現代芸能界で、マニアック趣味をアピールする女性タレントたちを一挙にご紹介!

『サイパン発、中野経由、未来行き 中川翔子 ギザ10』(講談社)

 アニメ、マンガ、アイドル……。オタク趣味が市民権を得るようになって久しい。そんな時代背景もあり、近年は芸能人も自身のもつマニア

もっとみる

そんなにイケメンじゃないのにどうしてモテるんだ! 柏木由紀からきゃりぱみゅまでオンナが手越祐也を“愛する理由”

――小嶋陽菜、柏木由紀、北原里英、鬼頭桃菜、益若つばさ……数々のオンナたちを食ってきた、ジャニーズいちのモテ男、NEWSの手越祐也。彼はなぜモテるのか? いや、オンナたちはなぜ彼に身を委ねてしまうのか? その理由を、多角的な視点で分析する!

(絵/川崎タカオ)

 ジャニーズアイドルでありながら、数々の女性スキャンダルが報じられているNEWS手越祐也。

 2013年6月には、泥酔キス写真が「フ

もっとみる

【精神科医・岩波明】閉塞する現代だからこそ紗栄子は輝く! 彼女は自己愛性パーソナリティ障害である

精神科医・岩波明
1959年、神奈川県生まれ。東京大学医学部卒。精神科医。都立松沢病院、東大病院精神科などを経て、現在、昭和大学医学部精神医学講座教授、昭和大学附属烏山病院・院長。近著に『大人のADHD もっとも身近な発達障害』(ちくま新書)など。

『Saeko』(アメーバブックス新社)

 ネットでバッシングされつつも、紗栄子さんは一部から強く支持されています。普通の女性タレントであれば、ダル

もっとみる

【芸能評論家・三杉武】ファッション誌への起用と、沢尻との確執が生んだ紗栄子の強度

芸能評論家・三杉武
全国紙で記者を経て、芸能評論家として活動。アイドルやアニメ、TRPG、プロレスなどのサブカルチャーにも造詣が深い。AKB48公式ガイドブックの論客ほか、『JAPAN芸能カルチャー研究所』を主宰。

『SAEKO EVERYDAY』(宝島社)

 紗栄子を語るうえで外せないキーワード、それはタレントとしての強さと自立性でしょう。

 かつては、容姿や才能は言うに及ばず、出自なども

もっとみる

【ライター/研究者・トミヤマユキコ】紗栄子に見る庶民にいちいち反論するおじさん的な野心家の業

ライター/研究者・トミヤマユキコ
1979年、秋田県生まれ。ライター、研究者、パンケーキのエバンジェリスト。「図書新聞」「週刊朝日」「文學界」などで連載中。早稲田大学などで少女マンガ研究をメインとしたサブカルチャー関連講義を担当。著書に『パンケーキ・ノート』(リトルモア)がある。

『Saeko One&only 「私は私」。ルールに縛られない、おしゃれな生き方』(集英社)

 結婚前は「いつも浮

もっとみる

【アイドル評論家・エリンギ】音痴を隠さない正直さにのちの"紗栄子"の片鱗を見た!

アイドル評論家・エリンギ
1980年、東京都生まれ。雑誌やウェブメディアを中心に、ライター、評論活動を行う。いまの推しメンはモーニング娘。'16の小田さくら。

『this is me!#02紗栄子×デニム着回し100』(小学館)

 アイドルの歴史を視姦……もとい、俯瞰してきたアイドル評論家的には、紗栄子といえばやはり制コレでしょう。時代は00年代前半のグラドル全盛期。90年代後半にイエローキャ

もっとみる

精神科医から、女子文化に詳しい評論家まで識者が語る! 【紗栄子】という欲望に忠実なる“怪獣”の正体

――ある女がニッポンを渉猟している。金持ち男を求めて。彼女の名は紗栄子。ダルビッシュ有の元嫁にして、ZOZOTOWN社長の現恋人。人は彼女を恐れ、魔女裁判にかけようとする。しかし彼女は決して倒れない。それはなぜなのか? 欲望に忠実な女、紗栄子の“正体”に迫る!

■“サエコ”期(2001~2007)

ワン・オブ・ゼムな新進女優 ゴシップだけは一人前
1986年に宮崎県にて出生。01年にドラマの端

もっとみる

東野幸治、カンニング竹山、品川祐…etc. 冠・MCを持っても安定できない!アラフォー芸人の憂鬱

――現在テレビでよく見る芸人は、40歳前後がボリュームゾーンになっている。だが、テレビを取り巻く状況の変化や、不動の大御所たちの存在もあり、この世代の芸人のキャリアモデルは揺らいでいる。本稿では、一見売れっ子に見えるアラフォー芸人たちが抱える不安や将来設計を、あらゆるメディアから粘着質に拾い上げ、思惑を分析してみたい。

(絵/沖真秀)

「三十四年間生きてきて、忘れられない日が三日ある」

 そ

もっとみる