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ファッション(禁)コレクション【2017年11月号第1特集】

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記事一覧

アプリを駆使して顧客データを蓄積――顧客リストを作り出すナイキの“最先端”戦略

ハイファッション・ブランドが機能性を取り入れるため、スポーツアパレルとコラボを加速させている。一方で、ナイキなどはさらにその先を行く開発を進めているようだ……。

すべてのアプリは、データ収集のためにある”と言っても過言ではない。こうしたデータを販売に活かしながら、さらにAIなど次世代のテクノロジーに活かしていく戦略をとれるのも、また大手ということか。

 コムデギャルソンなど、ハイファッション・

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スポーツアパレルブームから読み解く世界の気分――ナイキのリストラは好調の証明!? スポーツブランドがパリコレ占領中

このところ、パリコレに出るようなハイファッションのブランドと、ナイキやアディダスなどのスポーツブランドのコラボが続いている。好調なのかと思いきや、ナイキの世界的なリストラが報じられるなど、不安な要素も多いようだ。ハイファッション化するスポーツブランドの狙いとは!?

スカーレット・ヨハンソンも、産後ダイエットにヨガを取り入れた。セレブの間では、スポーツに合わせて、それぞれアパレルを変えているのだと

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男のステータスか、バカげた無駄遣いか? 高級機械式腕時計はなぜ高い

――ここまで衣料を中心としたファッション業界の潮流やビジネス上の“本音”を見てきたが、当企画では、少し目線を変えて“腕時計”に注目してみたい。本誌読者の周囲にも、あるいは読者自身も、高級機械式腕時計を身に着けている人は決して少なくないはずだ。だが、そもそもなぜこんなに高いのか? その価値に迫ってみたい。

『100万円超えの高級時計を買う男ってバカなの?』(東京カレンダー)

30~50代のサラ

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割引クーポン乱発で美容院は儲からない? 美容業界の利権を貪るホットペッパービューティーの罠

――テレビCMでもしばしば目にする、リクルート系列会社による美容院の検索・予約サイト「ホットペッパービューティー」。サロン側にとっては商売繁盛につながるありがたいサービスのように思えるが、不満の声も上がっているという。そして、リクルートは“旨味”を最大限まで引き出すべく、美容業界の構造を変えようと動き始めているとか……。

検索結果が上位のサロンほど、高い掲載料を支払っているという。

 リクルー

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メルカリ好きアラサー女子が語る!有象無象のヤミ市!?メルカリ(珍)出品者列伝

前記事「経済学者・飯田泰之が経済史をひもとき、徹底分析!メルカリが勝った本当の“理由”フリマビジネス「中抜き」の構造」までのお堅い分析とは打って変わってこちらでは、実際のメルカリヘビーユーザの女性3人にお集まりいただき、メルカリでの売買の経験談を語ってもらった。ヤフオクに比べヘンな出品者が多いというが、その実態とは?

なぜか浜崎あゆみの「A」マークのクッキーの型をせっせと出品者しているユーザが。

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経済学者・飯田泰之が経済史をひもとき、徹底分析!メルカリが勝った本当の“理由”フリマビジネス「中抜き」の構造

急成長を遂げているフリマサービス「メルカリ」。その牽引力となったのは服飾品が容易に安価で売買できることであり、結果この7月には東京証券取引所への上場を申請していることがアナウンスされた。いったい、メルカリはファッション業界の何を変えようとしているのか? 経済学の視点から、専門家に話を聞いた。

メルカリ社内で微笑む、同社CEOの山田進太郎氏。1977年生まれの40歳、メルカリ設立は2013年であ

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閉鎖的な業界に新しい可能性を見出す――ファッション史から見るゾゾという存在

 ファッションの歴史において、ゾゾはどのような存在に位置づけられるのだろうか? ファッション史などを専攻する井上雅人氏に話を聞いた。

「かつてのパルコでのDCブランドのように、小さなブランドが活躍できる可能性も」と井上氏。

「衣服のファッション史においては、『オートクチュール(注文服)からプレタポルテ(既製服へ)』という“作って売る”形式の変化とはまた別に、『古着からコンフェクション(安物の既

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売り上げ3割の手数料でも“ZOZO様様”? 業界関係者がガチのホンネで語るZOZOの好きな所、嫌いな所

今年8月、運営会社のスタートトゥデイの時価総額が1兆円を突破したZOZOTOWN。ファッション業界ではまさに独り勝ちといえるだろう。また、出店するブランドの中には、月の売り上げが10億円に達するところもあるそうだ。では、業界関係者はこのサービスを評価しているのだろうか? 匿名を条件に徹底リサーチ!

(絵/河合 寛)

 ツケ払いのシステムは物議を醸したが、そのビジネスは順風満帆そのものとも言える

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アパレル小売改革は「物流改革」なのか? 驚きの送料自由化を物流の専門家が分析

 10月1日に利用者が送料を決められる「送料自由」という驚きの試みを始めたゾゾ。その背景などを物流コンサルタントの角井亮一氏に聞いた。

角井氏の著作『物流大激突 アマゾンに挑む宅配ネット通販』(SB新書)。

「まず送料自由化の試みについては、9月29日にヤマトホールディングスの山内雅喜社長が『送料無料というのはやめてほしい』と発言したことが背景にあると思います。ゾゾはヤマトさんだけに配達を委託

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「インスタ映え」に依存する女性ファッション誌は生き残っていけるのか?Instagramの説明書と化す雑誌、その中身とは?

 女性ファッション誌はお察しの通り空前の「インスタ映え」ブーム。しかし、これがなんだかちょっとおサムい。女性カルチャーに明るいライター・稲田豊史氏が「サムさ」の原因を突き止める!

インスタコバンザメ【1】
「インスタ映え」するアイテム紹介
なんでもかんでも「インスタ映え」と言ったもん勝ち。ここではインスタ映えするオシャレな壁に合うスカートを紹介。スカートよりもオシャ壁を探すほうが大変そう。(「J

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SNSを活用してもっと市場を盛り上げよ!急速にIT化が進むファッション業界の未来

こちらの記事では、「インフルエンサーの影響でファッション業界の市場拡大は見られない」と話していた坂口氏だが、SNS、特にインスタグラムについては「これからもっと注目されるのでは?」という。その理由とは一体?

オープンソースとして利用可能な「Mautic」。近年、マーケッターたちの間で注目を集めている。

「みなさんは、今注目の『Mautic』をご存じでしょうか? 私がインスタに注目するのは、この

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「ただ服着て写真アップしてるだけじゃないんです!」――宣伝のために子どももレンタル!?インスタグラマーたちの熾烈な戦い

インスタグラマーを中心とした、SNS内で大きな影響力を持つ“インフルエンサー”が話題となって久しく、彼女たちがおしゃれな着こなしを披露するインスタPRをはじめ、ファッション業界の広告媒体としての注目も集めている。そんな中、インフルエンサーたちが自らの“価値”を高めるためのビジネスも横行しているようで……?

世界中で720万人ものフォロワーを持つ渡辺直美のアカウントでも、たびたびファッション関連の

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モデル+グラビア=モグラ女子が魅せた!若者の深刻な巨乳離れ!?天然モグラ女子が“B-GIRL”に大変身!

【拡大画像はグラビアギャラリーでご覧いただけます。】

(写真/石黒淳二)

ファッション特集の特別グラビアを飾るのは、〈モグラ女子〉として八面六臂の活躍を見せる遠山茜子ちゃん。ファッションの流行は返り咲く! という着想から、クラブを舞台に茜子ちゃんにクソドープな「90年代 B-GIRL」になってもらいつつ、モグラ女子の“今”についても直撃!

 今日の撮影、けちょんけちょんに楽しかった! 私、“

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NIGOは小銭稼ぎ、藤原ヒロシは不動産収入で安泰? 消えた裏原系有名人の今!

前記事「エイプ、アンダーカバー、ネイバーフッド……NIGOと藤原ヒロシは没落? “裏原系”人脈のその後と現在」で触れた通り、今も暗躍を続ける裏原系人脈の面々。その今を追う!

■エイプ売却後はパラサイト業へ

NIGO

エイプが売れに売れていた当時は歯にダイヤを埋め、青山に地下1階地上3階の“裏原御殿”を建て、六本木ヒルズ最上階に倉庫を構え、エイプ柄の迷彩に塗装されたロールスロイスを所有。「買い

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