北朝鮮の“隠れ収入”を支える稼ぎ頭・ミサイル一覧とその実態を暴く!

――世界中で指摘されてきた通り、北朝鮮が“隠れ収入”源としている武器輸出の稼ぎ頭はミサイルだ。彼らが生産に力を入れるそのミサイルの実態とは、いかに?

【1】1発約10億円!? 稼ぎ頭のミサイル
ノドン

[種類(射程)]準中距離弾道ミサイル(1300km)
[他国の類似兵器]旧ソ連「スカッド」、中国「DF-21」、「DF-25」

93年5月に日本海へ向けて試験発射されて以降、06年と09年にも日本海に発射された。旧ソ連の「スカッド」を改良したものとみられ、外貨稼ぎのためにイランやパキスタンなどに輸出されている。北朝鮮では約50両の輸送起立発射機(TEL)と300発以上のミサイルが実戦配備されているともいわれ、核・化学・生物兵器の弾頭を搭載でき、日本に向けて発射された場合、10分程度で到達する。

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