中央集権へのアンチテーゼ?仮想通貨誕生の背景――リーマン・ショックとIT企業

価値が上がり続けるビットコインのチャート。

――リアルマネーとは違い「発行主体が存在しない」という特徴を持つビットコイン。その流通は「非中央集権的な金融システムを目指すもので、既存の金融機関や金融システムのアンチテーゼでもあった」と原氏は語る。

「2008年のリーマン・ショックの際、暴走した金融業界に対して米政府は70兆円もの公的資金を投入して救済を図りました。そして、当然のごとく、信用の低い人たちに対する融資を縮小させました。ここに打って出たのがIT業界だったわけです。例えば、金融機関でお金を借りるためには過去数年の決算書や様々な書類の提出が求められますが、IT企業の場合は、日々の取引データをもとに自動的に個々の与信枠を設定しています。Amazonがマーケットプレイス出店企業に対して行っているAmazonレンディングや、楽天が楽天市場の出店者に対して行っている楽天ビジネスローンはその好例と言えます」

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