女性・女系天皇の議論――愛子天皇陛下の可能性は?

『女性天皇の時代』(ベスト新書)

 日本の歴史上には8人10代の女性天皇がいたことは周知の通り。かつて小泉内閣のもとで開かれた有識者会議では、女性天皇や女系天皇を認めるかどうかの議論が行われ、これに前向きな報告が出された。だが、その後悠仁さまが誕生したことで、その議論は立ち消えになっている。

 現状としては、将来的には悠仁さまが天皇の位を継がれることになっている。また、皇位継承順位の1位は秋篠宮皇嗣殿下だが、先日、秋篠宮さまは、「兄が天皇を80歳までやるとしたら、そのとき私は75歳。それからは天皇はできないです」と発言したと報じられた。

 これについて、前記事にも登場する皇室ジャーナリストは、「確かに秋篠宮さまが高齢で即位し、その後すぐにまた代替わりするのでは、国民の負担も大きい。そういうことを踏まえて、新天皇陛下の後は悠仁さまが継がれたほうがいいと考えてそのように言ったのでしょう」と話す。それに対し、次のように話すのが小田部氏だ。

ここから先は

205字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?