有刺鉄線で囲まれた”檻”の中でも、エリート意識は人一倍!厳重なスパイ対策が敷かれた防衛産業関係者の本音

――国策事業とはいえ、大きな利益のない防衛部門にかかわる社員たちの給与は、ほかの社員と比べて高いわけではないという。その上、彼らの置かれた環境もうらやむものではないようで……。

防衛省のまわりにはスパイがいっぱい。

「防衛産業」は秘密の宝庫だ。万が一、その機密情報が漏れでもすれば、国民の命が危険にさらされる可能性をはらんでいる。そのため、防衛産業にかかわる企業では”スパイ対策”が行われているという。ある防衛産業企業の社員・Aさんが、その実態を語る。

「潜水艦や戦闘機、通信機などの”国家機密”を担当する部門では、社員を採用する際に”適格性審査”と呼ばれる身元調査が行われます。表向きには会社が審査をすることになっているのですが、実はこれ、防衛省が担当しているそうなんです。警察関係者っぽい人が近所を訪問して聞き込みをしていったとか……そういう話は、何度か聞きましたね。ちなみに、配偶者が中国人だったり、友人に左翼活動家がいたりすると、不採用にされるみたいです」

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