天下のトヨタがAV女優を起用!?クルマ離れ加速で謎の広告戦略

――ここのところ、トヨタがヘンだ。ドラえもんや戦国武将をパロディにしたCMをはじめ、ニコニコ動画発の”弾いてみた”アーティストをCMに起用するなど、およそナショナルクライアントがこれまで手がけなかったような、衝撃のPR戦略を展開している。日本のトップメーカーがそこまでする、そのワケとは?

ピンククラウンに、トヨタウンCM、紗倉まなの連載コラム、そしてAKB48チーム8創設……やっぱりどう見てもどうかしてる最近のトヨタさん。

「私は15歳から20歳までの間、高専という工業系の学校に通っていました。 (中略)汗まみれで野暮ったい青春時代を過ごしている中で、興味をもったもの。それは『お化粧』でも『洋服』でも無く、『バイク』と『クルマ』でした」と、コラム上でクルマについて熱い想いを綴るのは、人気AV女優・紗倉まな。紗倉といえば人気AV女優であると同時に、深夜ドラマの女優業のほか、ウェブを中心に4本の連載を持つコラムニストでもある。それだけに、「紗倉まなのクルマと私のイイ関係」といったタイトルでコラムを書くこと自体は驚くべきことではない。だが、その掲載媒体が、あの天下のトヨタ自動車(以下、トヨタ)が運営する自動車好きのためのポータルサイト「GAZOO.com」だっただけに、広告業界では驚きの声が上がっていた。

「無論AV女優を差別するつもりはないですが、これまでファミリー層に向けた広告を展開してきた同社が、18禁のAV女優を起用したことに関しては、業界の常識を越えた企画だと思います。個人的には、応援したいですけどね」(広告代理店関係者)

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