書店なし制作費なし余力もなし……(泣)滅び行くエロ本業界、その最新事情とは?

――ネットの普及に書店の減少、五輪開催に消費税増税……。過酷な状況が続くエロ本業界に未来はあるのか……?

 エロ本業界をめぐる状況は、ますます厳しくなっている。名のあるエロ本出版社の多くが大幅な規模縮小を強いられ、場合によってはエロ本から完全撤退しているのだ。

「Chuッ!」などを出していたワニマガジン社は「COMIC快楽天」などのコミック誌に比重を移し、実写系のエロ本は1冊も出していない。コアマガジンも、現在実写系のエロ本は「ニャン2倶楽部」系の投稿誌のみ。若生出版は大幅に規模を縮小し、2誌のみを発行。サン出版は、兄弟会社のマガジン・マガジンに雑誌をすべて移籍させて活動を停止してしまった。

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