【厚労省に埋もれた資料の読み方・3】体外受精が童貞・処女増加の対策になるか?

――体外受精とは、卵巣内から取り出した卵子を体外で受精させ、その受精卵を培養した後に子宮に戻す治療法。夫婦のセックスレスや、童貞・処女増加の対策になるか?

『厚生労働白書〈平成28年版〉人口高齢化を乗り越える社会モデルを考える』

 少子化問題、医療費問題と見てきたが、ここで少し変わった報告を見てみよう。それは厚労省管轄の日本産科婦人科学会の資料にある。現在、体外受精児が、どれぐらいの割合で誕生しているのかだ。

 それでは、日本産婦人科学会の「平成27年度倫理委員会 登録・調査小委員会報告」を見てみよう(表7)。それによると、14年に国内で行われた体外受精により、過去最多の4万7322人の体外受精児が誕生している。このうち、採卵し受精させた受精卵を新鮮なまま子宮に移植する新鮮胚(卵)で5025人、受精卵を凍結させ移植する凍結胚(卵)で3万6595人、自然受精ではなく、顕微鏡を使って精子を卵子に直接注入する顕微授精では5702人が誕生した。

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