映画文法とアダルトビデオ

noteを本格的に使うのは初めてなので、まずはなぜいつもの「はてなブログ」ではなく、noteを使うのか、というところから話を始めますけども。

すごくイヤらしい話として、私は一応あの「(チェコ好き)の日記」というブログに、Googleさんがやってる広告を貼ってるんですね。といってもブログで生計を立てようと鼻息ふんふんしているわけではもちろんなく、皆様の目の邪魔にならない範囲で広告を貼って、それで小遣いくらい稼いでもバチは当たらないんじゃないの、というくらいの意気込みではあるのですが。あれでもけっこう労力をかけて文章を書いているので、まあもらえるもんもらえたら嬉しいわけですよね。

で、私はあの程度の広告を貼るだけでもけっこう苦労してしまうほどIT的な知識がないというかおバカさんなので、その界隈のことよく知らないんですけど、 Googleさんの広告を貼っている人は、ブログにエロいことを書いたらダメみたいな話を聞いたことがあるんですね。加えて私自身も、あのブログは「本丸」として、真面目に、ちゃんとしたことを書いていきたいという欲があり、あんまりアダルトな話題を混ぜたくない、なんて思っていたりもします。アダルトな話題が真面目じゃないと思っているわけではないんですが、そういう話題って吸引力とインパクトがすごいので、一度やらかす(何かの間違いでバズる)と、良くも悪くもイメージを引きずるよな〜とか。

けれども、芸術とエロは非常に近しい存在であることはいうまでもありません。「ここまで書けたら、もっと深く切り込めるのに!」と、もどかしい思いをしたことが何度あったでしょう。一定の制限があることで表現の幅が広がる(そこにあるものでなんとかやり繰りしようとするから)こともあれば、狭まることもある。このもどかしい思いを、なんとかどうにかできないものか。

そこで、noteの登場というわけです。そっか、キワドイ話題は別の形式で書けばいいんじゃんと。

私のイメージでは、ブログがあくまで本丸で、こちらのnoteは、「(チェコ好き)の日記 番外編」というかんじで、スピンオフ的な扱いで使っていけたら面白そうだなと思っているんですね。ブログはわりと定期的に(あれで定期的なのかよ)更新していますが、こちらはもちろん不定期更新です。月に1回くらい何か投稿できればいいなと思ってます。それで、ブログとnoteをつないでいるのがtwitterです。

自分でも実験的に面白がってやれればいいなと思ってるので、途中でいろいろ方針が変わったり飽きたりすることが大いにあるでしょうが、今回は第1回目ということで、【映画文法とアダルトビデオ】というお題で、二村ヒトシさん監督作品『男魂快楽地獄責め 戦慄のマルチプル・オーガズム研究所(第5巻)』のちょっとした考察を書いてみました。アルフレッド・ヒッチコックやラース・フォン・トリアーの映画と、こちらのアダルトビデオを比較したりしています。それでは以下、ご笑覧ください。

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