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【日記/51】今は月に20冊が限界らしい

今年3月に旅行から帰ってきて以来、読書量を増やした。

昨年までの私は、なんだかんだいいつつ月に10冊、多くて15冊程度の本しか読んでいなかったのだけど、現在は忙しい月で15冊、通常の月なら20冊まで読めるようになった。

が、20冊の壁がなかなか私には越えられず、難しいようだ。もちろん、冊数を競ったってしょうがないし、冊数を稼ぐために薄っぺらい本ばかり読むようになってしまうと本末転倒である。だけどその点においては私、冊数を目標にしていても本の難易度やボリュームにこだわらず、本当に読みたい本だけを読むという自制心を働かせることができるようである。「このまま」を維持しながら、月に30冊くらいまで読めるようになったらいいなあなどと思う。

というわけで、月の読書量を10冊→20冊へと約2倍にしたわけだけど、このことによって、見える世界がけっこう変わってしまった(※私はしょっちゅう世界が変わります)。何がどう変わったのかというと、うまくいえないのだけど、景色の変わるスピードが加速したような感覚がある。「電車」という乗り物は同じなのだけど、鈍行から急行に乗り換えたようなかんじだ。目的地に着くのが早い。目的地に着くのが早いから、次の目的地もすぐ決まるし、すぐ行ける。実際はたいしてお金も使っていないし、部屋に1人でいるだけなのだが、なんだか「これでどこにでも行けるぜ」というかんじのふわふわした万能感を得てしまった。これはやばい、非常にやばい合法ドラッグである。

通常、年齢を重ねていくにつれて、知っていることは増えていき、知らないことは減っていくものだ。

だけど自分は、幸か不幸か知らないけれど、年々「知らないこと」が増えていく、とかんじる。あれも知らないし、これも知らない。イスラエルのことは知れば知るほど知らないことがあるとわかるし、アマゾンのことも知れば知るほど知らないことがあると気付く。

世界はどこまで広いんだ。このままだと、一生追いつかないではないか……私は今日もせっせせっせと役に立つのか立たないのかよくわからない知識を、これでもかと頭のなかにためていくのであった。


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