【第28回】今週のアルジャジーラ〔チュニジア〕

隔週でやっているくせに更新が1日遅れたもはや今週もクソもないだろな「今週のアルジャジーラ」を久々にお届けします。土曜日は広義の金曜日なので、私の中では一応間にあってます!

というわけで、久々に取り上げたい記事はこちら。

Tunisia orders army to protect oil and gas fields

実はメインで扱うのが初めてなチュニジア。前にも書いたかもしれないが、チュニジアは2017年の私の旅先の最有力候補である……はずだった。しかし、外務省のサイト(日・英・米)などで治安を確かめると、テロ警戒中で危険レベルが「不要不急の渡航禁止」になっているので、一か八かで行ってみるか諦めるかで未だに悩んでいる。私はモロッコ愛が高まりすぎて本当はモロッコにもう1回行きたいのだが、2年連続でモロッコは芸がない気がするのでモロッコと雰囲気の近いチュニジアに行きたかったのである。

チュニジアは地中海を挟んでイタリアと隣合わせであり、船でシチリア島まで行けるのも私にとっては魅力的だ。シチリア島まで行ったら、そのまま北上してアルベロベッロ、ナポリ、そしてローマまで行きたい。気分は古代カルタゴの名将・ハンニバルである。そういう、メロウでろまんちっくな旅のプランがあったのにぶちこわしにしやがって、私はイスラム国が憎くて憎くてたまらない。

で、そんな私の妄想旅プランは置いておいて、チュニジアである。チュニジア政府が軍隊に対し、石油やガスなどの産業設備を保護することを命じたそうだが、「それは軍の仕事なのか!?」という反発が起きており、いろいろとモメているらしい(ざっくりしすぎている要約)。

チュニジアの記事を扱ったのは初めてだけど、以前ジャスミン革命についてはどこかで少し書いた記憶がある(が、どこに書いたかは忘れたので引用できず)。2010年から2011年にかけて起きた革命で、発端はチュニジア人の青年の焼身自殺。露天商の青年が野菜や果物を売ろうとしていたのを、許可を得ていないということで役人が物資を没収、それに対し青年が命を賭けて抗議したのである。青年の自殺の様子はFacebookやYoutubeやTwitterで拡散され(改めて、すごい時代だ)、暴動やデモは拡大し、ついには政権を崩壊させてしまった。そして革命の影響は周辺の中東諸国にまで及び(アラブの春)、その混乱に乗じてどさくさ紛れにシリアを占拠しているのがイスラム国である。

チュニジアにとって、カルタゴやチュニスを中心とする観光業は一大産業であるらしい。よって、情勢の悪化により観光客が減りまくり、経済は大打撃を受けているという。そのため、2015年以降にチュニジアに行った人のブログを読むと、「こんなときにチュニジアに来てくれて、ありがとう……」と現地の人にめちゃくちゃ感謝されたとかいうことが書いてある。そういうのを読むと、こういうときだからこそ行って現地の人がどんな暮らしをして何を考えているのか知りたいと思ってしまうし、でも外務省に素直に従ってやっぱやめとこうかなという気もするし、はーどうしようかな、悩んでいるうちに時間はすぎていく(ちなみに、2015年3月のバルド国立博物館銃乱射事件では、日本人観光客が3名亡くなっている)。

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今週のアルジャジーラ

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