エルサレムのイチゴ

【日記/86】今週のアルジャジーラ〔ミャンマー〕

毎週金曜日、お疲れなみなさんにさらにお疲れなニュースをお届けする「今週のアルジャジーラ」。今週も無事金曜日に更新である。

毎回いっているような気がするが、「今週のアルジャジーラ」は当初はそんなに長続きしないだろうと踏んでいたため、noteの「日記」マガジンに突っ込んで日記の一部として更新していた。が、意外と続いてしまったので、この度、改めて「今週のアルジャジーラ」マガジンを! 作った!!

今週のアルジャジーラ

マガジンを作った途端めんどくさくなって打ち切り、ということにならないように、今後も何とか金曜日の更新を続けていきたい所存である。

それはいいとして、今週私が気になった記事はこちら。ミャンマーのロヒンギャ問題である。

Malaysia: Muslim countries should end Rohingya crisis

イスラム協力機構(OIC)加盟57カ国・地域の外相がこの問題について、マレーシアのクアラルンプールで緊急会合を開いたようだ。

ロヒンギャ問題は私もうっすらとしか知らなかったので調べたのだが、まずロヒンギャとは、ミャンマーのラカイン州に住むイスラム系の少数民族である。このロヒンギャは、1970年代末、そして90年代に隣国バングラデシュに難民として大量に流れ込み、国際問題となった。その後、ミャンマー政府とバングラデシュで国境警備を強化したが、陸路を封鎖されたロヒンギャは海上ルートをたどり、インドネシアやマレーシアへ流れるようになったらしい。マレーシアのナジブ首相はロヒンギャ問題を放置しているミャンマー政府を会合で非難したらしいが、これは極めて異例の事態であるという。

懸念されているのは、迫害を受けたロヒンギャが、過激思想に傾倒しISISなどに流れ、テロの温床になるのではないかということである。

ちなみに、ミャンマー政府がロヒンギャ問題を後回しにしているのは、ミャンマーが主に仏教徒の国であり、イスラム教徒に対する反感が強いからだということだ。ロヒンギャを保護すれば、政権が危うくなる。アウン・サン・スー・チー国家顧問もうかつに手を出せないのだそうだ。

以下は前回の続き。前回はイスラエル、ユダヤ人の中世についての話をしたが、今回は1492年のレコンキスタ以降の話をしてみたいと思う。

【日記/85】今週のアルジャジーラ〔イラン〕

といいつつ、ここでもまた、ユダヤ人は世界に散らばったままなので、ちょっと書きにくい。とりあえず、現在イスラエルがある場所はこの時期、オスマン帝国の領土内だった。

世界に散らばったユダヤ人はというと、主に金貸業などをやっていたというのは有名な話だろう。金貸は卑しい職業だとされながらも、しかし儲かる。こうして、ユダヤ人は迫害をされつつも財を蓄えていった……というのが、「定説」みたいな感じにはなっていると思う。大成功した一族としては、ロスチャイルド家とか。他、これは時期的にはレコンキスタの前なので前回書くべきだったが、ヨーロッパでペストが大流行し、その病原菌をばら撒いたのがユダヤ人だとして、虐殺されたりもした。

ちょっと短くなってしまったのだけど、次回はいよいよ第一次世界大戦、近世以降の歴史について考えてみたい。ここがいちばん複雑で、しかし学びがいがある。

شكرا لك!