見出し画像

【日記/52】スマホの広告に出てくるちょっとアレなまんが

スマホの広告に出てくるちょっとアレなまんが、ありますよね。これがもう、ブログというブログに、サイトというサイトに、ほんわか系からくすっと笑っちゃう系から真面目系まで問答無用で出てくるもんだから(私のブログにも当然表示される)、ちょっと参ったなあというのが実感である。

ところであの手の漫画、実際に広告がきっかけで課金したことがある人ってどれくらいいるのだろう。いたとしても、ちょっと人前では「課金してみたんです」っていいにくいですよね。ものすごく日常的にものすごくたくさん目にしているはずなのに、なんだかちょっと触れにくい。そう考えると、精霊というか、妖怪感がある。「名前をいってはいけないあの人」である。

ちなみに私はというと、課金したことはないのだけど、「無料部分試し読み」なら何度かしたことがある。すると、確かに上手いところで終わっていて、なんだか続きが気になってきちゃうのである。そのまま「課金」を選択する人がいても、あまり不自然だとは思わない。

だけどなぜ「無料部分試し読み」で思い止まっているのかというと、課金して読んだあとの喪失感みたいなものがわりと容易に想像できるからである。全部が全部そうだかはわからないけど、あの手のまんがは課金して読むとたぶんめちゃめちゃ後悔する。時間とお金をこれに費やして良かった、と思ってもらえる体験を消費者に与えないと、たとえ一発引っ掛けることに成功しても、後が続かない。だから、もしかするとあと数年したら、あの手の広告はなくなるかもしれないなーなんて楽観的なことを考える。

いや、やっぱり意外に人間の醜い欲望は覆されることなく、名前をいってはいけないあの人は名前をいってはいけないあの人として、インターネットに君臨し続けるのかもしれない。まあ、それならそれだ。

精霊の名前、妖怪の名前、名前をいってはいけないあの人の名前、私はたまにあえて大声で叫んでみたくなるときがあるのだけど、多くの人はそういう欲求はないのだろうか。

この前、大学生の頃に付けていた日記を読み返していたら、「私はトリックスターになりたい!」などと書いてあって、こいつバカだなーと思った。だけど、今でもちょっとだけ、いやちょっとだけじゃなく、わりと本気でそう思う。

(※平日毎日更新を目指していますが今日は書くことがあまり思い付きませんでした)

شكرا لك!