文系院生・文系院志望生・文系院卒業生、あるいはそれに近い人の進路大作戦

何回かいっているのですが、文系の大学院に進学することは自殺行為であり、けっこう頭がイカれてないとメンタルが持たないので、よっぽどのことがない限り考えるのは止めておきましょう。私は院生のとき、毎日が地獄で気が狂いそうでした。

それでも、この世界はどこか人を惹きつける要素があるのでしょうか。これまで私は、匿名質問サイトであったり、自分のところに送られてくるメールだったりトークイベントだったりで、読者の方からたくさん、進路に関する悩みを打ち明けられてきました。文系院生(それも文学・芸術系)って数がそもそも少ないし、そのうちみんなが見ることのできる場所、インターネットで文章を書いている人となると、さらに数が限られてくるのでしょうね。私も学生のときはいろいろ不安だったので、大学4年生や院生のときに私みたいな人がいたら、いろいろ相談に乗ってもらいたかったです。

だから、質問をくださったみなさんの心境というか内面は、けっこうよく理解しているつもりです。askやメールで質問をいただく度、口には(文章には)出さずとも、いつも「お前は俺か」って思っています。

我々のやっている文学・美術・映画・哲学っていうのはとにかく飯が食えない。世の中ひどいよこんなに冷遇しなくてもいいじゃないかってくらい飯が食えない。あ、でも、この分野に足を踏み入れる人は私を含め基本的に頭のなかがお花畑なので、冷遇されているというより単純に商才がないのかもしれない。とはいえ、好きだからこそ、その学部や研究科に進んだんですよね? だから何とかして、「好き」を仕事にした……ていうかぶっちゃけ働かずに研究だけしていたいよね。わかるわかる。

だけど私、もともとの性格が雑なので、いくら親身に答えようと思っても、大事なことがぽーんと抜けちゃうことがあるんです。そしてこの手の質問は、親身に相談に乗りたい気持ちはありつつも、本気で質問者様の不安を解消すべく根本の根本まで考えてお返事を書いていると、いつも軽く5000字くらいになっちゃいそうなのです。

それで、丁寧に答えたい気持ちはありつつも、相談をいただく度に毎回5000字書くのはさすがにちょっとキツくなってきた。それにこの手の進路系の質問って、実はケースバイケースなことがあんまりなくて、学生時代の私も含めけっこうみんな同じところで躓いているんですよね。

というわけで、以下に進路系の相談をおおよそ一刀両断できるもの(長文)を書きました。これまで通りaskやメールでの相談も引き続き受け付けますが、結論からいうと「コレ読んで」って答えることになっちゃうかもしれません。学生さんのため無料のほうが良かったのかもしれませんが、いらんことをいろいろいっているので、閲覧に制限をかけたくて有料にしました。

というわけで、今後私に文系大学院系の進路相談をしたくなった方は、まずはこっちを見てみてね! ということで颯爽と前書きを終わりにしたいのですが、この文章のいちばんの読者はだれか? というと、過去の私です。大学3~4年生だった、大学院生だった、社会人1年目くらいだったときの自分。お前があのときこうしていてくれれば今私はこんな思いをせずに済んだのにこんちくしょうめ、という思いを込めて書きました。バファリンの半分は優しさからできているそうですが、この文章は私の後悔からできています。

なお目次を見ていただくと、質問への回答を並べているだけに見えますが、私にしては珍しく、精神論ではない具体的な行動をアドバイスしています。タイムマシンで7年前の自分に送りつけて3万円くらいで買わせたい内容です。

では、以下は興味のある方だけどうぞ。なお、一応年次別に「~年生用」みたいな区分を設けましたが、根本の躓きはみんな同じなのであんまり関係ありません。

目次
■はじめに だいたいみんなここで躓く(※ここだけ読めばいいといっても過言ではないです)
■大学3~4年生用

1・大学院に進学するか、就職するか迷っています。

2・自分の好きなこと(文学・映画・美術・哲学)を仕事につなげるにはどうしたらいいですか?

3・大学院に進学したことを、後悔していませんか?

■大学院生用

就職した後でも、好きなことを続けていくことは可能ですか?

■社会人用

就職したけど、アカデミックな世界へ戻りたいです。

■まとめ

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旅と文学について書くブロガー・ライター・書評家。 ブログ:http://aniram-czech.hatenablog.com/ AMでも連載しています:https://am-our.com/author/103/article

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