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20%減ったものと娯楽のBI化

コロナ自粛で20%近く減ったもの

・自殺者数
・二酸化炭素排出量
・各国GDP

前者2つは特に大きいかなと思います。人の多様性によってこの世界が発展してきたと考えると、自ら命を絶つ人が減ることでその人が持つ可能性も生かされる。

「可能性」は、経済や生産的なこと(可用性)ではなくて、例えばその経験を文章に残して同じ境遇の人がたまたま目にして救われるとか、また誰かの精神的な助けになって破局を回避する、というようなもの。

CO2排出量は15年前と同レベルになっていたそうですが、15年で経済発展しても単に資源浪費と汚染が進んだだけ、と考えると人類の進歩だいぶ停滞していたんだなーと

GDPはその裏返しに過ぎないのでスルー。

話変わってEPICストアで今週はCivilization ⅵが無料配布だそうです。

昔は数千円払っていたような大作ゲームが無料で配られるようになるなんて、15年前はとても想像出来ませんでしたし、ゲームは「買う」ものという常識が崩れ去る時代へ移行?

対価としてプレイヤーアカウントのアクティビティデータ(どんなゲームをどれだけプレイしているか等)は収集されていってるんでしょうけど、GoogleがGmailを無料提供して既にインフラ化しているのと同じ原理で、娯楽分野も徐々に「お金」が必要なくなっていくんだろうと思います。

EPICストアが大盤振舞いするのはバックに中国資本がいるから、というのもありそうですが、ある意味では儲かっているところからの形を変えた分配かな、とも見えます

別記事で紹介したサブスク型のXbox game pass for PCも同じ流れ。

※アクティビティデータやプレイヤーの時間、プラットフォームシェア拡大への寄与を対価として個々企業に供出しているというのはありますが、個人でその価値を明確に金銭化出来るものではないのでここでは置いておきます

働いてお金を得る、というのは際立ったスキルや希少性がないと今後どんどん厳しくなっていきそうですが、使うお金が比例してどんどん減るのであればバランスは取れていくんでしょうし、「どうやって稼ぐか、生き抜くか」って考え自体が古くなっていくと良いなーって思います。

緊急事態宣言が解除されて椅子取りゲーム、ゼロサムゲームの社会には単純に戻らないで欲しいし、そこに参加したくないという思いが溢れすぎているので、次の仕事すぐには探さずに失業保険を1年貰う方に心が傾きつつあります。

ああ働きたくない。

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