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Doki Dokiしてますか?

ドキドキ文芸部というノベルゲームをYouTubeの鬱ゲーランキング的な動画で知り、興味が出たので軽くプレイしてみました(steamで無料です)

Steam:Doki Doki Literature Club! https://store.steampowered.com/app/698780/
日本語化の非公式パッチもあります

久々に、良い意味でも悪い意味でもしばらく脳裏に焼き付いて忘れられそうにないものに出会ったなーと。

※以下ド鬱により見たくない人はスルー推奨

感想

とてもDoki Dokiした

Just Monika.

わたしのあたまからでていけ。

内容の説明がネタバレになるので省きますし、検索しない方がいいですし、今ほんとに精神辛い人はやらない方がいいです。色々とやられます(←やられました)

プレイ後は、タイトル画面でさえ軽くトラウマになりかねませんが細かいところまで手が込んでいて、1人でこれを作り上げたというのが凄い。

ゲーム本編で様々なやり方でプレイヤー心理を揺さぶってはくるんですが、特に最後のED曲で、

「無限に選択肢の連なるこの世界で、
何をすれば 特別な日は見つけられるの?」

というフレーズがありそれでワンパンくらって半日寝込むくらいダメージ。

ゲーム本編を表現したフレーズではあるけど、自分が現実に対して深く思い続けていた事を丸裸にされた感じで、しばらく身動き出来ない状態になってました。

考え方や心の持ちようで、1日たりとも同じ日はなく諸々の天文学的な確率で存在していると思えば毎日は「特別な日」であり、希少でありがたいものだと、頭では理解しようとしていても、心の奥底ではまったくそう思っていない。

多分、とっくの昔に「何もかもに飽きて」しまっている。

自分の予想・予測・想定を大きく上回る「イベント」を心のどこかで期待しつつ、それを得るためのアクションを起こすエネルギーはなく変えようともしていない。

「絶対にあるはずがない」とも心の片隅で絶望もしているので、何かどこかで線が切れてしまえば多分同じ結末を望んでしまうだろうと。

そろそろ世間が自粛止めて以前の日常に戻ろうとしている中で、自分も多分これからも以前と同じように働けるかもしれないけど、自分というフィルター(殻)が変わらない以上、その先に果たして「特別な何か」はあるんだろうかって心の奥深くに渦巻く答えの出ない疑問。

実際にこの歌詞が表す作中のあるキャラクターは答えを出すためにありとあらゆる選択を試すわけですが、世界が固定・限定されていることに絶望し達観してやがてある結末に辿り着くわけで。

というような事を延々と考え続けてしまっていたので、実は精神状態かなり酷いレベルだったんだなーと分からされた。

そしてこうして書き出したり、そういう考え方をしているな、と俯瞰する事を「メタ認知」と言って精神医療の分野で使われているそうです。

しかしDoki Doki Literature Club、凄い作品でした。
ここまで深く心の裏側をめくってくるものは久々。

いや勿論、めくらない方が幸せな事の方が多いんですがたまーに裏側を見て、自分の立ち位置を確認しておくのも必要かな。

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